催涙スプレー

成分が薄く、国内で効果が疑問視されていた催涙スプレーのカールホーネック(ドイツ)とFOX(アメリカ)ですが、どうやら日本市場から撤退したようです。

こちらが得た情報によると撤退理由は以下のようです。

カールホーネック

 国内での護身用品悪用が絶えないので販売中止

FOX(フォックス)

 噴射剤のフロンガスが環境に悪いため

どちらも苦しい言い訳ではありますね。

悪用が絶えないと言っても、日本護身用品協会の販売規則を遵守している当店では大量に販売しているにも関わらず悪用はほぼゼロです。悪用する人が日本護身用品協会加盟店では購入できず、加盟していないオモチャ的な護身用品に流れている可能性は否定できませんが・・・

噴射剤では日本護身用品協会認定の催涙スプレーは、いち早くN2窒素化されており人体にも環境にも無害です。環境に悪影響を与えるガスを使用していたこと自体が時代遅れ的なものを強く感じます。

いずれにしても根本の撤退原因が「成分の弱さ」にあるのはほぼ確実でしょう。

催涙スプレーの成分強度比較

このように、AOAIC分析法による正確な測定の結果、カールホーネックとFOXは異常と言えるほど成分が弱く、護身用品として役に立たないことが業界で問題となっていました。

いろいろな理由を挙げているようですが、この2社の撤退は日本社会の護身用品にとっては大きなプラスとなるのは間違いありません。こういったオモチャ催涙スプレーは日本社会には必要なく、性能や品質重視の日本人には受け入れられないということですね。

ちなみにMACE(メース)もかなりの弱さなので護身用品として問題があります。所有されている方は性能を過信せず、十分に気をつけてください。

護身用品専門店KSP 店長 白石

スタンガン

スタンガンを空中で放電させるとバチバチバチと火花が発生します。

このスパークスピードにはそれぞれ若干の個体差がありますが異常ではありません。

当店では販売するスタンガンについて全数点検を行い、スパークスピードについても正常範囲内のものだけを「合格品」として責任を持って出荷しております。

スタンガンのスパークのスピードについては、同じ品番の物であっても若干の誤差があります。

個々の製品によってやや早めのスパークの物や、そうでないスパークのものもあります。

TMMスタンガンは特に限界まで性能を追求した回路になっていますので、限界性能付近では使用する電子部品の僅かな製造誤差(電子部品として公に認められている誤差)がスパークのスピードの差として現れます。これは現在の電子部品製造技術においては避けられないものです。

スタンガンは本来、人体を感電させるためのものです。スタンガンにとっての空中放電は、空気中を通電させている過酷で特別な状況だといえます。この状況下における若干のスパーク間隔の個体差は、電子部品それぞれに誤差がある以上は避けようのないものです。

スタンガンのスパークスピードは体に当てた時はとても高速になります。空中放電とは違い、1秒間に数十回もの電気ショックを発生します。スパークのスピードに個体差はありますが、相手に当てて電気ショックを与える時の性能にはほとんど差はありません。護身用品としての使用上全く問題ありませんのでご安心ください。

スタンガンのスパークスピードには必ず個体差が存在します。特に高性能スタンガンであればなおさら顕著に表れます。この点について十分ご理解頂くとともに、当店では絶対に不良品を販売しないよう入念な動作テストを行っておりますのでご安心ください。