熊・イノシシ・害獣

また害獣の被害による死亡者が出ました。

群馬県の桐生市で、ワナにかかったイノシシがワナから逃れ人を襲い、被害者が死亡した事故です。

自宅敷地でイノシシに襲われ男性死亡、妻もけが

2016年11月12日

11日午後9時半頃、群馬県桐生市広沢町、酪農業丹羽正雄さん(67)が、自宅敷地内でイノシシに襲われた。

丹羽さんは両脚の太ももをかまれ、出血性ショックで死亡。妻(60)も腰などにけがをした。

桐生署の発表によると、倉庫に保管している米や牧草などが動物に荒らされる被害があったため、丹羽さんが同日午後4時頃にわなを仕掛けた。物音に気付いて2人で外に出ると、わなにイノシシがかかって暴れていた。丹羽さんが牧草などを集める農業用フォークを持って近づいたところ、わなが外れ、イノシシが2人を襲ったという。イノシシは体長約1・5メートルとみられ、現場から逃走した。

いくらワナにかかっていたとはいえ、ワナも完璧ではありません。当然ながらワナが外れ、イノシシが自由になる可能性はあります。イノシシも必死で暴れるだろうから、近づくには相応の危険が伴うことでしょう。

被害者は念のため農業用の柄の長いフォークを持って近づいたのでしょうが、それでは不十分です。このような場合には、万一に備えて万全の対策が必要であり、熊よけスプレーは必須です。今回の被害者が熊よけスプレーを使用していれば、命を落とすことはなかったかもしれないと考えると、残念でなりません。

動物による死亡事故では、秋田県の人食いクマが記憶に新しいところです。

クマから人体の一部発見 4人死亡の山林で射殺

2016年6月13日

秋田県自然保護課は13日、クマに襲撃されたとみられる4人の遺体が相次いで発見された同県鹿角市十和田大湯の山林で10日に射殺したクマの体内から、人体の一部が見つかったと明らかにした。

現場の山林付近では5月下旬以降、タケノコや山菜を採りに来ていた男性3人と女性1人の計4人が死亡した。県警によると、ひっかき傷など遺体の状況から、いずれもクマに襲われた可能性が高い。

4人目の遺体が見つかった10日、地元猟友会が体長1.3メートルの雌のツキノワグマを射殺。解体して調べていた。

人間を一度襲ったクマは人を恐れなくなることから「同じクマが襲った可能性が高い」と指摘する専門家もいるが、県や県警は引き続き、入山者に対し、クマへの警戒を呼び掛けている。

この事件は日本中に衝撃を与えました。クマが人を襲い、食べるという事実は恐怖以外の何ものでもありません。被害者の方はほとんどが山菜の収穫のために山に入っていった人たちです。日頃から生業としている方もいて、クマや動物の危険性を知っており、警戒していた方も被害に遭っています。

イノシシやクマによる被害をみて、ひとつ言えることは、人間は素手では野生の動物にとても太刀打ちできないということです。特に興奮して攻撃性を持った動物は、日頃テレビや動物園で知っているそれとは全く違います。

山間部の渓流で釣りをするために歩いていた釣り人が、突然クマから襲われ、偶然撮影された貴重な動画があります。

次の動画の1分45秒付近からご覧ください。(音量に注意)

一般的に臆病で人を避けるとか、襲われるとしてもそれはクマに不用意に近づいたからだとか、クマについては諸説ありますが、このように背後から突然襲いかかるクマの行動には驚きを隠せません。

また、注目して欲しいのは一旦走り去ったクマがもう一度突進してくる時の速さです。このような足場の悪い森の中でもかなりのスピードで走ってきます。このスピードのまま突進を受けたら、例え棒やナイフなどを持っていても歯が立ちません。数十キロの重量を持った個体が、これだけのスピードをもって体当たりしてきたら、それに耐えられる人はいないでしょう。はね飛ばされ、倒れ込み、クマの下敷きになって襲われるという様子は容易に想像できます。

動画の場合には、再度突進してきたクマが倒木によって勢いを削がれ、そのまま姿を消しています。倒木1本のせいで、クマの攻撃心理が一瞬変化したのかもしれません。もし倒木が無かったどうなっていたか、想像するだけで恐ろしいのですが、まずは撮影者が無事でなによりでした。

野生の動物は、クマであれ、イノシシであれ、野犬であれ、猿であれ、決して侮ることはできません。野生の動物は私たち人間が想像するより遙かに俊敏で、攻撃的な場合があり、爪や牙など生まれ持った武器を備えています。野生の動物と人間では圧倒的な力の差があり、決して野生動物を甘く考えないことが大切です。

野生動物に人間が対応し撃退できる唯一の道具は熊よけスプレーです。

熊よけスプレーさえあれば、催涙剤で煙幕を張り(熊よけスプレーは催涙液を霧状に噴射します)、動物を近づけないようにしたり撃退することが可能です。

山間部でこれ以上被害が拡大しないように、山林での行動時には周囲に警戒を怠らず、出来れば単独行動は避け、熊よけスプレーを必ず携行してください。

KSP

時間帯指定

通販における荷物お届け時間帯指定につきまして、次の通り変更となりました。

関西4県(大阪、兵庫、奈良、京都)

大阪府、兵庫県、奈良県、京都府宛の荷物につきましては翌日配達が可能ですが、翌日配達分のみ時間帯指定が不可となりました。

該当エリアで受取になるお客様は、配達時間帯に指定がなければ翌日配達をご利用ください。

配達時間帯を指定したい場合には、ご注文時に翌々日以降の日時をご指定ください。

業務用途でのご購入

佐川急便の配達体制に起因し、業務用途でご注文いただいた荷物につきましては時間帯指定ができなくなりましたので、予めご了承ください。

スタンガン

護身用品スタンガンの性能を常にベストに保つには、電池の管理はとても大切です。

スタンガンの電池の交換時期や保管方法について、日頃から沢山の質問を受けます。スタンガンは電池で作動しますし、電池がなければ護身用品として役に立ちません。スタンガンを護身用として備えるうえで、電池の管理方法は気になることろですね。

護身用品スタンガンの電池管理におけるルールは次の2つです。

  • 予備電池の保管期限は最大2年
  • スタンガンにセットしている電池は2ヶ月に一度新品と交換する

それでは、なぜこのようなルールがあるのか、詳しく説明します。

自然に減ってしまう電池の自己放電

まずは電池そのものの特性について、少し説明します。スタンガンに使用する電池にはアルカリ乾電池と、限られた機種にはさらに充電式のニッケル水素電池が使用できます。電池には自己放電があり、ただ何もせず置いておくだけで電気容量が減っていきます。これは経年劣化と捉えても構いません。アルカリ電池やニッケル水素電池も例外ではなく、経年で必ず電気容量が減少してゆきます。電気容量の減少は、言い換えると使用して減ってしまった電池と同じです。一般的に、製造から流通までが早いアルカリ電池(パナソニックなど)で、未開封時の保管期限は5年となっています。

護身用品スタンガンでは使用時に大きな電力を必要とするという側面から、余裕をみて購入後2年以内の新しい電池を使用するようにしてください。

スタンガンにセットしておくと消費する待機電力

スタンガンに電池をセットしておくと、スタンガンを使用していなくても内部回路によって電気を消費します。これを待機電力といいます。待機電力は、電子機器をすぐさま使える状態に維持するために必要な電力です。待機電力は先に説明した自己放電よりも多くの電力を消費します。

メーカーでは、この待機電力を考慮し、スタンガンが使用する十分な電池残量を維持するために2ヶ月に1度の電池交換を指定しています。

護身用スタンガンにセットした電池は2ヶ月に1度、新品と交換してください。

電池がなくなったときの考え方の違い

電気容量が減ってしまった電池では、電子機器は作動しません。ラジオであれば聞こえなくなりますし、懐中電灯ならば光らなくなりますね。電池が切れたラジオや懐中電灯は、電池を交換すれば使えるようになります。つまり、今使用している電池は、電池がなくなるまで使用していいし、電池がなくなれば交換すればいいだけです。

護身用スタンガンの場合はラジオや懐中電灯のようにはいきません。万が一危険が迫ったときに、電池切れぎりぎりのスタンガンを使ってしまうと、すぐに電池がなくなってしまいますし、撃退したい相手が電池交換の時間待ってくれるわけはありません。

護身用スタンガンの電池切れの危険性は、普通の電気製品の電池切れとは比較になりません。

スタンガンに新品同様の電池を維持する理由

護身用品の電池管理は、一般的な電気製品の電池管理とは明らかに違う目的に基づいています。護身用スタンガンの電池切れは、万が一のときに致命的な問題になります。

護身用スタンガンは使用時に大きな電力を必要とします。そのため使用する電池は、ほぼ満タン状態でなければなりません。減ってしまった電池では、十分なパワーと使用時間を確保できず、スタンガンが本来の性能の発揮できない場合は護身に失敗する可能性があります。

このほぼ満タン状態を維持するために、

「保管する電池は2年以内として古い電池を使用しない」

「スタンガンにセットした電池は未使用であっても2ヶ月以上使用しない」

という2つのルールを必ず守ってください。

なお、当店(KSP)の護身用スタンガンには、性能を確実に発揮するために電池のメーカー指定があります。指定以外の電池はスタンガンの性能を損なうばかりか故障の原因にもなりますのでご注意ください。指定電池について詳しくは各商品のページをご覧ください。

催涙スプレー,Q&Aコーナー

破棄して欲しい催涙スプレーの発送方法は?

催涙スプレーの処分に困っていました。KSPさんのサイトを見て催涙スプレーの無料処分をうけてくれるそうなので送りたいのですが、どうやって送ったらいいですか?

催涙スプレー本体のみをビニール袋に入れて送ればOK

付属品とか箱とかは除いて、本体のみ送ってください(^_^;)

運送会社はどこでもOKです。陸送指定で、荷物には「廃棄希望」と書いたメモを同梱ください。

解説

当店では、社会貢献の一環として不要になった催涙スプレーの無料廃棄代行のサービスを行っています。

KSPが催涙スプレー無料廃棄代行サービスを続ける理由

無料廃棄代行の利用方法や送り先など詳しくはこちらをご覧ください。

催涙スプレーの廃棄方法と無料廃棄代行サービス

当店に催涙スプレーの廃棄を依頼する場合には、次にあげる内容に注意して送ってください。また、あくまで無料廃棄サービスですので、送料は発送者にてご負担をお願いします。

これだけは守って!

  • 余分なものを送らない!
  • ビニール袋に入れて密封する
  • 陸送指定で送る
注意!

業者様の廃棄依頼については有料です。

事業者の催涙スプレー廃棄依頼は有料で代行しています

余分なものを送らない

廃棄を希望される催涙スプレーは、もしかしたらプラスチックのケースやブリスターパックに入っているかもしれません。場合によってはナイロン製のケースが付属していることも。当店に廃棄を依頼される場合には、このような催涙スプレー本体以外のものを一緒に送らないように注意してください。

無料廃棄代行サービスは日本全国の多くの皆様にご利用いただいており、催涙スプレー本体以外のものが付属していると、廃棄作業が繁雑になり当店の負担が増えます。催涙スプレーの外箱やケース、ホルスターなどの付属品類は、誰でも問題なく捨てることができる普通のゴミです。

廃棄希望の皆様全員が、廃棄代行が無料だから何もかも丸ごと送るといった行為をされてしまうと、当店はいつかはこのサービスを無料で維持できなくなります。

当店の無料廃棄サービスは、処分が難しい催涙スプレーの処分を代行することで社会に貢献することが目的ですので、あくまで催涙スプレー本体のみを発送するようにお願いします。

このただのゴミ部分を分離するのがとにかく負担なので協力お願いします↓

ビニール袋に入れて密封する

催涙スプレー本体を送るとき、搬送中の液漏れ被害などを防止するため、ビニール袋やジップロックなどに入れたうえで密封して送ってください。荷物を運ぶ配送業者と、荷物を受け取る当店スタッフの安全のためですのでご協力をお願いいたします。

まあこんな感じでOKです↓

廃棄希望催涙スプレー

陸送指定で送る

催涙スプレーをはじめとした圧力缶スプレーは航空機で運ぶことができません。

廃棄希望品を当店へ発送する配送業者は自由に選んでいただいて構いませんが、荷物を業者に出すときは航空機に乗せず陸送で運ぶよう指定しておいてください。

当店に廃棄希望の催涙スプレーを発送するときは、以上の内容を守って発送してくださいね(^-^)

催涙スプレー

催涙スプレーの買い替え交換のタイミングには、実際に使用した場合と、使用せず有効期限を迎えた場合があります。

ここでは具体的に、催涙スプレーはどういった場合に買い替え交換をしたほうがいいのかと、普段から注意すべき管理ポイントを、具体的に説明します。

交換タイミング1 = 使用したとき

万が一の時に催涙スプレーを使った場合には、どの程度噴射したのかは明確ではありません。その時には2秒程度使ったから、まだ本体に残りが入っているはず。なので次回にも使用できるだろうからこのまま持っていよう、という考えは危険です。

人は緊張したり興奮状態(恐怖やパニックも含めて)になると、時間的な感覚が曖昧になります。こういった時に使用した催涙スプレーは、思ったよりも多く、長い時間噴射したかもしれません。残りの量が何秒ほどの使用量なのかは未知数です。次回に使用するときにはほんの少しの噴射で空になってしまう恐れもあります。また、残り量があったとしても、次に必要になったときには残ってる量では足りないかもしれません。

催涙スプレーはできるだけ新品状態で、有事の際には最大限の容量を使用できるように維持することが、命を守る護身用品として大切なことです。1秒以内のテスト噴射を除き、少しでも実際に使用した催涙スプレーは、次回には使わず新しい催涙スプレーに買い替えるようにしてください。

この買い替えはコストが気になるかもしませんが、命を守るための備えなので、目的の大きさと重要性を考え、必要な費用として考えるべきです。

交換タイミング2 = 有効期限が切れたとき

催涙スプレーにはそれぞれ有効期限が存在します。有効期限はそれぞれの催涙スプレーに表示しています。

催涙スプレーはボンベ内部の噴射剤の不可避的な漏れから、期間を経ることによって徐々に噴射力が低下してゆきます。噴射力が弱まると、実際の使用時にカタログスペック通りの射程距離が得られない可能性があり、相手に届かない事態が起こりえます。催涙スプレーにとって、相手に届かないという事態は致命的であり、護身の失敗は命に関わる問題です。

このことから、催涙スプレーの有効期限が満了した場合には、それ以降は無理して使用せず、新品に買い替えてください。なお、噴射する催涙液そのものは、経年によって劣化したり効力が弱まったりすることはありません。

催涙スプレーの中身の詰め替えやボンベのみの交換はできません

当店が取り扱っている催涙スプレーは、内部のボンベ(スプレー缶のみ)の交換や、催涙液の補充、詰め替えはできません。使用して空になったり、有効期限の満了で新しい催涙スプレーが必要な場合には、催涙スプレーそのものを買い替えてください。

催涙スプレーの廃棄には注意が必要です。催涙スプレーの廃棄方法と無料廃棄代行サービスでは、涙スプレーの廃棄方法や当店(KSP)が行っている廃棄無料サービスについて詳しく解説しています。

催涙スプレーを含め、護身用品は命を守る大切な道具です。万が一の非常時に正常に機能するように、有効期限の確認など定期的なメンテナンスを怠らないように注意しましょう。