スタンガン

ストーカー対策に適したスタンガンとは

「女性の知り合いがストーカー被害に遭っていて、スタンガンの購入を検討しています。」という相談を受けました。

そのお客様が悩まれていたのは、スタンガンのうち「コンパクトタイプ」と「ペン型」のどちらが最適なのかということでした。

確かに女性の方で、護身用にスタンガンを購入する場合には、コンパクトタイプスタンガンとペン型スタンガンで悩むことが多いのではないかと思います。

結論から言うと、ストーカー対策として考える場合、スタンガンはペン型ではなくコンパクトタイプが適しています。

今回は、ストーカー対策用としてコンパクトスタンガンが適している理由を解説します。

コンパクトタイプスタンガンとペン型スタンガンの違い

まずはコンパクトタイプスタンガンとペン型スタンガンがどういったものかを理解しましょう。

コンパクトタイプスタンガン

最強コンパクトスタンガン マグナム-Xゼータ 130万V S-314

マグナム-Xセータ S-314(130万V)

タバコの箱ほどの大きさで最新型の130万Vスタンガン。スパーク、威力ともに一級品。

ペン型スタンガン

最強ペン型スタンガン マグナム-Xゼータ・ペン 110万V S-365

マグナム-Xゼータ・ペン S-365(110万V)

スティックタイプで携行しやすい最新型110万Vスタンガン。

それぞれのスタンガンをストーカー対策用として比較

それでは、それぞれのスタンガンについて、違いを比較をしながらストーカー対策としてコンパクトスタンガンが適している理由を探っていきましょう。

違いについては、以降から重要度の高い順に説明します。

コンパクトスタンガンのほうが威嚇スパークと威力が強力

威嚇スパークはスタンガンにとって大きな要素です。

威嚇スパークは大きければ大きなほど、相手を効果的に威嚇できます。人間を始めとした動物は、本能的に感電に対して恐怖を覚えます。

130万Vコンパクトスタンガンのスパークは、このようにとても激しく、高い威嚇効果があります。

これに対し、110万Vペン型スタンガンのスパークはこんな感じです。

この比較で分かるとおり、コンパクトスタンガンはスパーク力に優れています。同じ最新型で比較しているにも関わらず、このように比べものにならない程の差があります。

これが、ストーカー対策として選ぶならペン型スタンガンよりもコンパクトスタンガンを選ぶべき最大の理由です。

コンパクトスタンガンのほうがしっかりと握って操作できる

スタンガンにとっては、その握りやすさは重要です。

しっかりと力を入れて握れて、そのままボタン操作ができることが、相手に対してスタンガンをしっかりと押しつけできることにも繋がるし、奪い取られたり払い落とされたりといったリスクを軽減します。

力を込めてしっかりと握ったまま使用できるスタンガンは、護身の成功率を高めるための大きな条件です。

メモ

スタンガンの握り方についてはスタンガンの正しい握り方(持ち方)で詳しく説明しています。また、同ページではペン型スタンガンの握りにくさについても解説しています。

それではまず、コンパクトスタンガンを握った様子を見てみましょう。

コンパクトスタンガンの正しい持ち方

このように、手の平全体でしっかりと握ることができます。そして、力を入れて握ったままでも人差し指でスパークボタンの操作が可能です。

次に、ペン型スタンガンの使用時にはどんな握り方になるのか見てみましょう。

ペン型スタンガンの正しい持ち方

このように、ペン型スタンガンではスパークボタンを親指で操作するため、スタンガンをしっかりと握ることができません。

握り方を比較すると、両者には大きな差があることがわかります。ストーカー対策用として考えたとき、しっかりと握れて確実に使用できるコンパクトスタンガンのほうが適していることは明らかです。

コンパクトスタンガンのほうが安全スイッチを直感的に操作できる

スタンガンの安全スイッチの操作性や分かり易さも、スタンガン選びの重要なポイントです。

スタンガンには必ず安全スイッチがあり、安全スイッチがOFFだとスパークボタンを押してもスパークしません。

普段の携帯時や保管時のスパーク誤操作を防止するためにある安全スイッチなので、普段は安全スイッチをOFFにしているのが普通です。そして、実際にスタンガンを使用する時には忘れずに安全スイッチをONに切替えなければなりません。

この安全スイッチをONに切り替える操作が、コンパクトスタンガンとペン型スタンガンで大きく異なります。

コンパクトスタンガンの安全スイッチは正面から見て左側面に付いています。

スタンガンS-314の操作説明図

コンパクトスタンガンの安全スイッチはスライド式スイッチです。上の図におけるスライド方向は上下方向で、上にスライドさせるとONになります。スタンガンを握ったときにはさらに分かり易く、スタンガンを相手に向けた上で安全スイッチを相手方向にスライドさせるとONになります。とても直感的な操作です。

コンパクトスタンガンの安全スイッチの操作は、パニック時でも直感的に操作でき、安全スイッチを見なくても指先だけで確実に操作できる優れたものです。

これに対しペン型スタンガンはどうでしょう。

ペン型スタンガンS-365の操作説明図

ペン型スタンガンの安全スイッチは、上図の正面から見て中央にあるスパークボタンの上に付いています。スライド方向は左右で、ボタンも小さめです。

問題なのは、左右だとどちらがONなのか直感的に確信が持てないことです。そのためペン型スタンガンの安全スイッチを操作するときは、必ずスイッチのプレートを見ながら「ON」側にスライドさせていることを確認しなければなりません。この確認行為は、実際の使用時には相手から目を離すことになりますし、手元が暗ければ確認できないという危険性もあります。

安全スイッチをONに切り替えて、スタンガンを使用できる状態にする操作は、スタンガンを使用する上での最も大切な準備操作です。この操作が直感的に、スイッチを見ずとも、間違えようもなく確実に行えることは、スタンガンにとってとても大切な要素です。

こうした観点から比較すると、コンパクトスタンガンのほうがペン型スタンガンよりも遙かに確実に安全スイッチをONにできると言えます。

ストーカー対策用としてはペン型スタンガンよりもコンパクトスタンガンがベスト

今回はストーカー対策用として考えたときに、コンパクトスタンガンとペン型スタンガンであればコンパクトスタンガンが適しているという理由を、様々な角度から比較解説しました。

もしも、ストーカー対策用としてコンパクトスタンガンとペン型スタンガンのどちらにしようか迷っている場合には、不可能でない限りコンパクトスタンガンを選ぶようにしてください。

なお、ストーカーから実被害があったり、脅迫を受けたなど明らかな危険が迫っている場合には、多少大型ではありますが最強の威力を誇るマグナム-XセダンS-315(150万V)をお勧めしていることも加えておきます。なぜなら、最大限の威力こそが最も確実に護身を成功させるからです。

ストーカー被害は、エスカレートすると被害者の生死に関わる大きな問題となります。くれぐれも油断せず、注意を怠らないようにしましょう。

護身・防犯コラム

開店祝いに喜ばれる防犯用品

開店のお祝いに、何を贈ろうかと悩む場合もあると思います。

今回は、当店でも頻繁にみられる「開店祝いとしての防犯用品」について案内します。

開店のお祝いの心と、これから将来、長きに渡り安定した店舗の繁栄を願う気持ちを防犯用品に託して贈りましょう。

一風変わった贈り物ではありますが、その意外性と防犯に込められた願いで、きっと喜ばれることと思います。

一般的な開店祝いの品物

開店祝いの品物は、店舗によって喜ばれるものは違いますが、一般的には次のようなものが喜ばれるみたいですね。

  • 現金
  • 商品券
  • カタログギフト
  • お酒
  • 家電
  • キッチン雑貨

などなど。

店舗の開店には何かと費用がかかりますから、今必要なものを得られる現金や商品券、カタログギフトなどは現実的で、開店される方にとっても嬉しいものだと思います。また、それ以外のものについても、開店時に実務に役立つものが多く、開店する側からすると嬉しいものでしょう。

開店祝いとしての防犯用品

開店後の営業を現実的に考えた場合、開店祝いに防犯用品はどうでしょうか。

店舗を開店する方は、目まぐるしい開店準備に追われたり、気分の高まりなどで安全面、防犯面に気が行き届いてないかもしれません。

もちろん閉店中の施錠やセキュリティ、営業中の防犯カメラなどは事前に対策できている場合がほとんどだと思います。

しかし、営業中や準備中の強盗対策についてはどうでしょう。防犯カメラや丈夫で最新型のカギ、破られないシャッターなどをもってしても、人が自由に出入りする営業中の店内では防犯の役には立ちません。

店舗の開店は喜ばしいものであり、贈り物も縁起が良いものや、一般的に喜ばれるものを贈るということも大切だとは思います。また、開店する方と贈り主との関係によっても、一般的な開店祝いにしないと失礼に当たるといった場合も当然あるでしょう。

開店者との関係によっては、例えば開店者の近親者や友人、先輩といった立場の方なら、店舗の安全と強盗防止について考え、防犯用品を贈ってみるのもいいのではないでしょうか。

実際に見受けられる開店祝いとしての防犯用品

実際に当店では、飲食店(特にお酒を扱い深夜まで営業する飲食店)の開店祝いに、催涙スプレースタンガンなどをプレゼントするという方が多数見受けられます。

開店祝いにお花やお酒などをもらうのも当事者としては嬉しいものでしょう。しかし、現実として起こりうる強盗や店内トラブル、脅しや恐喝、乱暴、騒ぎなどで店側が危険に晒される可能性を未然に防ぐことも、これからの店舗運営にとっては大切なことです。

安全と繁栄を願う気持ちを防犯用品に託して

お祝いを贈る立場の方が、将来長きに渡り店舗の繁栄を願うという意味においても、しっかりと足元を見て、防犯用品をプレゼントすることはとても価値のあることだと思います。

店舗の開店祝いで、普通のお祝いとは一味違う、現実的で心のこもったお祝いを考えている方は、店舗と運営者の安全を守り、店舗の犯罪被害を防ぐ防犯用品をお勧めします。

きっと贈られた側も、贈り主が心から店舗の繁栄と安全を願っていることを感じ、喜ばれると思います。

スタンガン

お客様の声

護身用スタンガンのユーザーの実際の感想やレビューを一気に紹介!

これが本物のユーザーの声です。

購入前の参考情報としてどうぞ(^-^)

ハンディタイプ最強スタンガン 130万V S-313

本日届きました!(マグナム-Xセダン s-313

とにかく早い対応に驚いてます。

早速試しに空中放電したのですが、想像を越える音にビビりました……

これなら威嚇だけで十分ですね。

こんばんは

先日、スタンガンの持ち運びについて質問した者です。その節は、丁寧にお返事をくださりありがとうございました。本日届きましたので、試行錯誤してみましたが、上手くいきませんでしたのでこれを機に手持ちバッグに変えました。

さっそく母の前で放電テストをしたところ、空気を切り裂くような凄まじい音と光に、私は固まり、母はのけぞってひっくり返ってしまいました。

あと、アース放電時の凄まじい音に驚きました。もっと控えめなのかと完全に油断していましたので、、

母と2人で、こんなものを太腿に当てた店長はどれだけの覚悟があったのかと戦慄しました。

あまりの威力に返品したという方の気持ちが少しわかった気がします。

使い方を間違えれば危険な道具にもなり得るということを肝に銘じて、使いこなせるように訓練していきます。

問い合わせではなくて申し訳ないですが、他に適切なフォームが見つかりませんでしたのでこちらのメールに送らせていただきます。

玩具ではない、確実な護身用具を売ってくださってありがとうございました。

ペン型スタンガン90万V S-364

先日、マグナムーXゼータ・ペン90万Vを注文しました。今日無事に届きましたありがとうございます。出来れば一度も使わずに過ごせれば良いと思っております。

130万Vスタンガン

スタンガン(S-313)を購入した○○です。

遅くなりましたが商品を受けとりました。

届いてから動作確認した際親共々威力にびっくりしました。

これなら万が一何かあっても撃退できると思いました。

これから何かあったら質問等お世話になるとは思いますがよろしくお願いします。

ありがとうございました。

隣人とのトラブル対策のために護身用のスタンガンと催涙スプレーの購入を検討中です。ネットショップをいろいろと徘徊すると、御社が最も詳細な説明があるようなので、ご相談させて頂くことにしました。検索すると上位に来るサイトで、連絡先住所もないものがあるのには少々驚きました。ネットショップはたくさん利用しているのですが、この業界は少々不安な印象を受けましたが、御社には信頼性の高さを感じました。とりわけ、店長さんの身を挺した動画には感銘を覚えました。

先程小型のスタンガンを注文した者です。女性の一人暮らしなのですが、最近隣に怪しい行動をする男性が越してきてしまって、ただやみくもに怖がっていましたが、こちらのサイトを見て、防犯や防犯グッズの詳しい説明が書いてあるし、休日もやっていてくれるのですぐ手に入るし、一筋の光を見た感じです。

スタンガン届きました。スパークが凄くパワフルで感激しました。良い物を買わせて頂きました。ありがとうございました。

ハンディタイプ最強スタンガン 130万V S-313

本日、無事に受領いたしました。(スタンガンS-313

電池を入れ、そのスパーク音の激しさに「驚愕」の一言です。

実は他社のスタンガンを所有しており、それは平気で身体に当てています。

貴社のスタンガンもすぐに試してやろうと思っていましたが、止めておきます。

この度はお世話になりました。

また宜しくお願いします。ありがとうございました!

先日、特殊警棒のセットをお願いしました。

とても質の良く、また期限の長いスプレーも送っていただけて大変嬉しいです(´∀`)

今回、妻に持たせるにあたり、警棒とスタンガンが少し大きい・長いようでした((´∀`))

警棒に関しては軽さとその取り回しに満足しておりますので、同じシリーズの21インチの物を再度購入したいと思っています。(H-201B

スタンガンについても、携帯性を重視したいらしく、 より持ち運び易いタイプを選びました。(S-310

小型100万Vスタンガン S-310

ksp店長さんの言われていたように、ストレスなく携帯すること・ 女性視点でのチョイスの重要性のついて勉強させられました。 そこで、 ロックピン式の特殊警棒で収縮時で長さ20cm以下・かつ、三段式の物があったならベストかなぁ、と今回感じました。今後、そのような商品があれば、より多くの女性にも広まり易いかもしれません。

さておき、今回もまた良い物が手元に来るのを楽しみにしています!

よろしくお願いします。

はじめまして。女性一人で夜間に行動することが多かったため、護身のためにスタンガン、警棒、フラッシュライト、催涙スプレーを持っています。幸いにも一度も使うことのないまますべて古くなりましたので、そろそろ新しいものをと探していました。こちらのお店を見つけられてよかったです。

KSP

お客様の声

KSPサイトで公開しているお客様の感想に、274人目と275人目を追加しました。

内容はお客様の声ページをご覧ください。

こうして送っていただけるお客様の感想や声は大変有り難く、スタッフ一同の励みにもなっています。

今後ともお客様にご満足いただける商品とサービス向上に努め努力して参ります。

声をお寄せいただいたお客様、本当にありがとうございました!

今後とも宜しくお願い致します(^-^)

スタンガン

スタンガンホルスター底部の補強

当店のスタンガンには、全ての機種に標準でホルスターケースが付いています。

このスタンガン用ホルスターケースは、スタンガンを腰に装着するときなどに使用し、ベルトに通して使用できます。

スタンガンホルスターケースは丈夫で厚みのあるナイロン生地でできていて、そう簡単に痛むものではありませんが、長年の使用による経年劣化で穴が開くことがあります。

今回は、スタンガン用ホルスターケースの穴あきの原因と、予防対策について説明します。

スタンガンの重さが集中するホルスターの底部

スタンガンをホルスターに入れるとき、スタンガンは先端を下向きにして入れます。

そうすると、どうしてもスタンガンの先端にある電極の先端にスタンガンの重さが集中します。

これは、スタンガンのホルスターとして構造上避けようのないものです。

スタンガンとホルスター

長年の振動と加重でナイロン生地に穴があくことも

スタンガンをホルスターに入れると、スタンガンの電極が真下になり、スタンガンの重さが電極に集中します。

そして、その重さを受けているのはホルスター底面の電極が当たっている部分になります。

スタンガンをホルスターを使用して長年腰などに装着していると、歩いたり走ったり、または乗り物の振動や体の動きからくる擦れなどで、スタンガンの重さの加重がホルスター底部の一点に集中し続けることになります。

これがホルスター底部が痛む原因になります。

赤丸の部分が、ホルスター底部の電極が接触する部分です。

スタンガンホルスター底部の補強

見てわかる通り、すでに電極が当たっている部分が擦れてナイロン生地が傷みつつあります。

24時間常に腰に付けて運用している場合、およそ2年〜3年でこのようになります。

ホルスター底部の擦れ対策

このスタンガン用ホルスターの底部については、補強対策を行うことで痛みを予防できます。

その方法は、ホルスター底部に何か布地をクッションとして挿入する方法です。

具体的な方法としては、いらないハンカチや薄手の布を、小さめに切って、折り曲げてホルスターの底に敷く方法が効果的です。

下に敷く布は、2つ折りか3つ折りにして、丁度ホルスターの底部に収まるような大きさに切ってから使用してください。

この方法で、スタンガンの電極の重さが直接ナイロンホルスターに加わらないし、振動や動いた擦れなども防ぐことができます。

ホルスターの底部内には2〜3重の布を敷いても、スタンガンの挿入自体には問題ありません。

まとめ

スタンガンのホルスター、特に電極が細めなレギュラータイプやコンパクトタイプは、長年のホルスターの使用で電極が当たる部分が痛むことがあります。24時間スタンガンをホルスターを利用して装着し、動き続けるような方はホルスターの痛みが進行しがちです。

これも長年使用していただける本物のスタンガンならでは。

そういった痛みを未然に防ぎたい方は、是非今回の方法を試してみてください。

スタンガン

自宅の防犯に最適なスタンガン

スタンガンを持ち歩かずに、自宅の防犯用に備えたいという方も多くいます。

自宅内であっても、実際には強盗や殺人事件が起きる世の中です。万が一の事態に備えてスタンガンを備えたいという考えは当然のことだと思います。

スタンガンを持ち歩かず自宅に備えるといった場合、どんなスタンガンが適しているのでしょうか。

今回は自宅の防犯に適したスタンガンを紹介します。

自宅でも事件は起きる

一般的に自宅は最も安全な場所と思われています。ストーカー被害に遭えば周囲は「自宅にいたほうがいい」とアドバイスしますし、周辺で事件があれば外出を避けて自宅にいるようにしますよね。

しかし、過去には実に多数の事件が自宅内で発生しています。強盗事件、強盗殺人事件、ストーカー殺人事件、怨恨による殺人、家庭内殺人などなど・・。

自宅外に比べたら確かに自宅のほうが安全です。しかし、自宅であっても100%安全ではないことを、過去の事件が物語っています。

ストーカー殺人事件の実例1

マンションの自宅へ帰宅時、ドアを開けたタイミングでストーカーに押し入られ、襲われた。

ストーカー殺人事件の実例2

過去の交際相手が自宅内のクローゼットに隠れて待ち伏せし、帰宅後に襲われた。

当店のお客様の体験の例

就寝中に目が覚めると空き巣犯が寝室を物色していた。大声を出すと空き巣犯は何も盗らずに逃走した。

また、人が直接被害に遭わなくても、住宅に空き巣被害はつきものです。そして、空き巣被害には空き巣犯と遭遇するというリスクが必ず付きまといます。

空き巣被害に遭ったお客様の実話

帰宅すると自宅の窓は割られ、宅内は荒らされており、金品を物色した痕跡があった。もし帰宅時に犯人と遭遇していたらと思うと恐怖で震えた。

自宅は比較的安全です。しかし、完全に安全とは言いがたいのが現状です。こういった危機感から、スタンガンを自己防衛用として自宅に備えたいという方は相当数おられ、実際の問い合わせにおいても一定の数がみられます。

自宅の防犯に適しているスタンガンの特徴

携帯を考慮したスタンガンの場合

スタンガンは、多くの方が外出時の防犯用に購入します。この場合、最も大切なのは携帯性です。

スタンガンは万が一のときに携帯していないと無意味です。

このことから、携帯用スタンガンは無理なくいつでも携帯できることが第一条件といえます。

携帯するスタンガンの場合、通常は携帯に適した大きさや重さから形状タイプを選定し、モデルが決まればその中から自分の用途に適したパワーを選ぶ、という手順で選定していきます。

自宅防犯用のスタンガンの条件

自宅の防犯用にスタンガンを備える場合には、スタンガンに携帯性を求める必要がありません。ここが携帯用途のスタンガン選びと全く異なる点です。

自宅用スタンガンを選ぶ順序は、まず自宅の広さや障害物を考慮して、どれくらいの大きさなら使用できそうなのかを考えます。それから形状モデルを決めて、そのモデルの中から自分に適したパワーを選んでいきます。

自宅の防犯に最適なスタンガン

自宅の防犯に最適なスタンガンはバトン型スタンガンです。

ロングバトン型最強スタンガン 130万V S-168
ロングバトン型スタンガン

バトン型スタンガンは、実際にパチンコ店や鉄道会社でも数多く導入されており、携帯しないスタンガンとしては最も自己防衛に適した形状です。

業務用での実績が多いことからプロ向けというイメージがありますが、初心者や未経験者でも問題なく使用できるだけでなく、携帯しない用途では右にでるスタンガンがないほど効果的に使用できます。

バトン型スタンガンにはロングモデル(全長が長い)とショートモデル(全長が短い)の2モデルが存在します。それぞれ長さが違うだけで威力は全く同一です。

また、バトン型スタンガンも出力電圧によって複数のモデルが存在しますが、「護身とは失敗の許されない一度きりの反撃」ということを考慮すると、スタンガンは出来るだけパワーの高いものが良いことになります。たった一度の反撃で、最大限のパワーで相手に有無を言わせず圧倒する必要があるからです。

このことから、自宅の防犯に最適なスタンガンは次の2機種です。

ロングバトンスタンガン

最強ロングバトンスタンガン マグナム-Xバトン・L MAXパワー150万V S-170

マグナム-Xバトン・L 150万V

世界最強150万Vのロングバトンスタンガン。全体の長さは38.5cmもあり、持っているだけで相手への高い威圧感を発揮し、相手との間合いを十分にとりながら威嚇や電撃が可能。軽量でどなたでも使用可能。本体側面には相手がスタンガンを握っても感電する側面放電パネルを搭載。

自宅が広く、障害物などが問題なければ、このロングバトン型スタンガンの最強モデルが自宅の防犯用として最適なスタンガンです。

ショートバトンスタンガン

最強ショートバトンスタンガン マグナム-Xバトン・S MAXパワー150万V S-171

マグナム-Xバトン・S 150万V

世界最強150万Vのショートバトンスタンガン。全体の長さは28cmで、上記のロングバトンスタンガンでは長すぎるといった状況下で真価を発揮。軽量でどなたでも使用可能。本体側面には相手がスタンガンを握っても感電する側面放電パネルを搭載。

自宅がの広さや廊下の幅、家具の関係などでロングバトン型スタンガンでは長すぎる場合には、このショートバトン型スタンガンの最強モデルが自宅の防犯用として最適なスタンガンです。

自宅では複数箇所への準備が理想的

自宅での防犯の場合、スタンガンを置いておく場所は複数箇所が理想的です。

例えばワンルームであれば、ベッドの脇に1台、玄関に1台などです。

家族向けの戸建てやマンションであれば、玄関、寝室に加えて浴室の脱衣所に備える方も多くみられます。

備える場所の基本的な考え方は、自宅内において無防備になるのはいつなのか、どこにいるときに被害に遭う可能性があるのか、をよく想像することです。

例えば玄関は、帰宅時のドアの解錠と同時に犯人に押し入られたときに備えたり、不意の訪問者に対応するときなどに備えます。

寝室はもちろん就寝時に宅内に侵入された場合です。これには空き巣も含まれます。就寝中に物音がしたら、誰でも様子を伺うものですが、そのときに万一に備えるには寝室にスタンガンが必要です。

入浴は私たちが衣服を脱ぎ、自宅内において一番無防備になる瞬間です。また、脱衣所には施錠できる場合も多く、宅内で強盗犯などと遭遇した場合に逃げ込む可能性が高い場所でもあります。このことから脱衣所はスタンガンを備えるべき場所と言えます。

このように、自宅にスタンガンを備える場合には、危険に遭いそうな時に自分が居そうな場所や行動を予測し、複数のスタンガンを備えることが理想です。

最後に

今回は、当店への相談の中でも常に一定数の割合がある「自宅へのスタンガンの備え方」について具体的に解説しました。

自宅は安全であると信じ切って、完全に油断してしまうとあらゆる自己防衛の備えを怠ってしまいます。これから将来に渡っても、やはり自宅での事件は決してなくなることはありません。そして、自宅内は犯人にとっては最も周囲の目がない隠れた場所であるこもとまた事実です。

皆さんも、自宅の防犯について日頃からよく考え、万一に備えてスタンガンを効果的に備えましょう。

その他

今回は、護身とは全く関係のない話です。

昨日サツマイモですごく怖い経験をしましたのでその話です。

これから蒸かしイモがおいしい季節。サツマイモの火事には本当に気を付けましょう(^_^;)

実は昨夜、冷蔵庫にあったサツマイモを蒸かして食べようと思い、いつも通りサツマイモをラップに包んでチンしました。

時間は、最初は500Wで10分。

チーンと加熱が終わって、あつあつのサツマイモを取り出す。

フーフーしながら食べようとすると、まだ芯が残ってて若干固い。

もうちょっとかな?と思い、もう一度チンすることにしました。

一回チンしていたので、水分が飛んでたらだめかな?と思い、サツマイモも水で濡らしてからラップに巻き、今度は500Wで5分チンしようと加熱をスタート。

待っている間になにげなくテレビを見ていると、あれ、くんくん、なんだか焦げ臭い気が・・

どこから臭ってる?とあたりを見回すと、なんとお芋をチンしている電子レンジからもうもうと白煙が!!

火事になる!!!!やばい!

慌ててレンジを切って、蓋をあけると・・

!!!!!

一気に煙が吹き出して、部屋中が真っ白の煙が充満!

中を見ると、火は出てない。まずは一安心。

火災報知器が鳴るとやっかいなので、慌てて部屋中の窓をあけ、換気扇をマックスに。

それからは、焦げ臭い空気が部屋からなくなるまでおよそ4時間近く、扇風機をまわしながら部屋の空気を入れ換えていました。

ちなみにレンジに残ってたサツマイモは半分黒焦げの状態でした。

いやあ、本当にびっくりしました。

サツマイモってチンしたら燃えるの?事実、燃えそうだったし。

そこで、一段落したところで、サツマイモのチンについて調べてみました。

だって、サツマイモはこれまでもチンして食べたりしたし、これからだってチンして食べたくなるかもしれないし。

でもチンするたびに発火の不安に襲われたくない。

そして、調べると情報がわりと沢山見つかりました。

結論。サツマイモはチンすると燃えたりします。

ほんと気を付けよう・・・

というか、今まで何も知らずにチンしてた自分が怖い(>_<)

サツマイモが燃える理由は、水分が少ないからだそうです。

詳しくは国民生活センターに載ってました。

こんなの知らなかったよーーー!

知らなかったのは私だけ?

うーん。。ほんとこわい。。

何でもチンできて便利な世の中です。

でも、チンには発火のリスクがあるってことを改めて認識させられました。

チンする物の特徴に気を付ける。チンする時間に気を付ける。この2つは超大事!

皆さんも、電子レンジでの調理には気を付けてくださいね。

スタンガン

スタンガンの空中スパークの速度

スタンガンは、何にも当てていない状態の空中放電でスパークし、相手を威嚇することができます。

空中放電は電気スパークが断続的に発生するもので、スタンガンは電極間において雷のようなスパークの瞬間的な発生を繰り返します。同時に大きな破裂音のようなスパーク音が発生します。

このスパークの発生速度(スパークとスパークの間隔)は、空中放電ではやや遅めになります。特に強力なスタンガンでは顕著です。

今回はスタンガンのスパーク速度について詳しく解説します。

スタンガンのスパークは一瞬のスパークの連続

まずはっきりさせておかなければならないのは、スタンガンのスパークは一瞬のスパークの連続ということです。

言葉にするとややこしいのですが、強いていえば雷のようなイメージです。雷の稲妻って、光るのは一瞬ですよね?スタンガンのスパークも同じで、電気スパークが生じるの一瞬です。その一瞬のスパークを繰り返し発生させるのがスタンガンの電気スパークです。

スタンガンのスパークは連続した電気スパークではなく、バチバチと放電を繰り返す動作になります。

実際の空中放電の様子

まずは最強150万VスタンガンのS-315のスパークをご覧ください。

スタンガンの製品ごとの個体差は避けられませんが、150万Vスタンガンのスパーク速度はおおむね動画のようなスピードになります。わりと間隔を開けながら太いスパークを発生するのが強力なスタンガンの特徴です。

空中放電は、実際には相手をスパークで威嚇している状態です。

金属に近づけた放電の様子

メーカーは、スタンガンのテストでは金属片に近づけたり、当てたりして行うことを推奨しています。これは、スタンガンの内部回路における負担を軽減する意味合いがあります。

金属片に近づけたときのスパークはこのようになります。

この金属片に当てたり離したりといったスパークの様子は、実際に相手の体にスタンガンを当てて感電させるときに近い状態を再現できていると言えます。

スパークの速度が変化する理由

スタンガンのスパークの速度は、なぜ空中放電と金属片に近づけた時とで違うのでしょうか。

それはスタンガンの基本的な原理と電気の特性が理由です。

スタンガンのスパーク発生の原理

スタンガンは、例えば最強の150万Vスタンガンの場合、9V乾電池2個で動作します。しかも9V乾電池は並列接続です。つまり、実質9Vの電源で150万Vのスパークを発生させていることになります。

そのため、スタンガン内部では9Vの電力を専用の電子部品に溜め込み、十分なチャージ量になったときに電力を放出することで大きな電圧を発生させています。

9V電池の電力を、150万Vを発生できるまでチャージするには時間がかかります。これが断続的に一瞬の放電動作を繰り返すスタンガンの内部原理です。

スパークとスパークの時間的な間隔は、スタンガンが次の放電に向けて電気をチャージしているチャージ時間なのです。

電気抵抗によって異なるチャージ時間

スタンガンはチャージと放電を繰り返しますが、ひとつひとつのスパークのタイミングはスタンガンが決めているのではありません。スタンガンはひたすらチャージを続け、放電可能にまでチャージ量が高まれば、自然とスパークが発生して放電し、チャージがリセットされるという流れで動作しています。

このとき、自然とスパークが発生する要因としては、離れた電極間にどれだけパワーをかければいいのかになります。そして、スパークするとき最も電気抵抗が大きくパワーが必要なのは空気中をスパークするときです。

空中放電はスパーク間隔が長め

スタンガンの電極を見るとわかりますが、空中放電用の電極の間には大きな距離があります。このためスタンガンは、スパークを繰り返すためには相応のチャージ時間を必要とし、スパーク間隔は長めになります。

金属片に近づけるとスパーク間隔は短め

一方、金属片に近づけたスタンガンは、電気が空気中を流れるための距離が空中放電と比べると短くなります。そたのため、スタンガンは比較的少ないチャージ量で放電に達することがわかります。

このことから、スタンガンは放電する状況に応じてスパークの時間的な間隔(スパークのスピード・スパークの回数)が変化することがわかります。

スタンガンの個体差によるスパーク速度の差

スタンガンは工業製品で均一に製造されていますが、その内部は電子部品の塊であり非常にデリケートなものです。内部電子パーツは、全く同じ部品でも若干の誤差があり、これは避けようがありません。

こういったパーツの僅かな性能誤差が、スタンガンのスパーク速度に個体差を生じさせます。

スタンガンは全く同じ型番で、同じ性能であっても、スパークの速度には多少の差があることを理解しておきましょう。

ハイパワーなスタンガンはスパーク間隔が長めになる

パワフルなスタンガンは、そうでないスタンガンに比べてより大量に電気をチャージする必要があります。

しかし、使用している電池はハイパワースタンガンもそうでないスタンガンも同じです。つまり、ハイパワースタンガンはチャージにそれだけ時間がかかることになります。

このチャージ時間の差は僅かですが、横に並べて比較するとその差が現れます。ハイパワースタンガンは、より太くパワフルな放電をしますが、低パワースタンガンに比べて放電スピードは遅めになります。

電池が減ってきてもスパークは遅くなる

先述の「チャージ時間がスパークの間隔」という原理から、電池が減った場合にもスパーク間隔は間延びします。

なぜなら、残りが少なくなった電池では、放電に必要なチャージ量に達するまでの時間が長くなるからです。

このことから、スタンガンの電池が減ったかどうかの判断は、スパークが弱くなるわけではなく、スパークの間隔が間延びしているかどうか、ということも覚えておきましょう。

スパークが連続して発生すれは正常

これまで説明してきた通り、スタンガンはスパークの状況や個体差によってスパークの速度が変化します。

しかし、スパークが発生すれば、それはそのスタンガン本来の性能を発揮していると言えます。150万Vのスタンガンであれば、スパークが発生すれば、それは150万Vのスパークです。

スタンガンには避けれない個体差や、放電条件(細かく言えば大気中の湿度の変化ですら放電スピードに影響を与えます)などによって、スパークのスピードは常に同じではありません。しかし、スパークが発生すれば、それは正常に動作しており、護身用としての機能を果たすと言えますので、正常であると言えます。

最後に

今回は、様々な条件下におけるスタンガンのスパーク速度の変化について解説しました。

スパークの間隔の変化にはいろいろな要因や条件があるのと同時に、間隔を問わずスパークが発生すればスタンガンは正常に機能しているということをしっかり理解しておきましょう。

スタンガン

スタンガンのストラップ

スタンガンにはストラップが付いているものがあります。

一般的な日用品のストラップとは違い、スタンガンのストラップには実は機能の異なる2タイプが存在します。

今回は、そんなスタンガンのストラップの2種類の機能性を見ながら、それぞれのストラップの良し悪しについて解説します。

スタンガンを購入するときは、ストラップが付いているスタンガンであれば、そのストラップにはどんな役割があるのかを十分に理解するようにしましょう。

スタンガンのストラップは2種類ある

ストラップというのは、よく携帯電話などに付けるヒモ状の輪のようなものです。携帯電話の場合は、ストラップの目的はうっかり落としてしまうことを防いだり、マスコットなどを付けるおしゃれ目的などが多いと思います。

スタンガンのストラップの場合は、ストラップの役割が2種類存在します。外見は同じストラップですが、その振る舞いは大きく異なります。

スタンガンのストラップのタイプ別で異なる機能

  • スタンガン本体から抜けないストラップ
    ストラップは丈夫にできており、スタンガン本体の強度が得られる部分に装着されています。スタンガン使用時にはストラップを腕に通して使用し、相手からスタンガンを奪われることを防ぎます。
  • スタンガン本体から抜けるストラップ
    ストラップの先端が電気プラグになっており、スタンガン側はプラグを挿入できるようになっています。引っ張ることで簡単に抜けるストラップであり、ストラップが抜けることでスタンガンはスパークボタンを押してもスパークしなくなります。ストラップを手に通して使用し、スタンガンを相手に奪われたときにストラップが抜けて、相手がスタンガンを使用できなくなります。

このように、外見上は同じストラップですが、スタンガンには機能の面で全く異なる2タイプのストラップが存在します。

それぞれのストラップの利点と欠点を分析

前項で説明した通り、スタンガンのストラップには機能面で2タイプ存在します。

それでは、それぞれの機能にはどのような違いがあるのでしょう。

具体的に表にまとめてみました。

 本体から抜けないストラップ本体から抜けるストラップ
使用方法使用時に腕に通す使用時に腕に通す
スタンガンを相手から奪われそうになる相手に奪われない相手に奪われるがスタンガンが使えなくなる
手から落としそうになる手にぶら下がりスタンガンは落下しないスタンガンは落下する
バッグやポケットからストラップをつかんで出す取り出せるストラップが抜けてスタンガンは取り出せない
バッグやポケットからスタンガンを取り出すときにストラップが何かに引っかかっているひっかかりを解消して取り出せるストラップが抜けて使用できなくなったスタンガンが取り出せる
ストラップの紛失や抜けあり得ない使用時にストラップが紛失している又は抜けている可能性は否定できない
確実性とトラブルストラップとスタンガン機能に関連性はないストラップのプラグ部の接触不良や故障の可能性は否定できない

表の中で、特に実使用時にリスクとなる項目を赤文字としています。

ストラップが抜けるタイプのスタンガンは、そのほとんどが「相手に奪われるとストラップが抜けて、相手が奪ったスタンガンを逆襲に使用できなくなる」ということを最大の利点のように説明しがちです。しかし、冷静に分析すると危険性や欠点のほうが目立つ結果になります。

皆さんは、このストラップ引き抜き式のスタンガンの欠点についてどう感じますか?

まとめ

スタンガンのストラップには頑丈に本体に繋がっているタイプのものと、プラグ式になっていて引き抜けるタイプのものの2種類があります。外見は同じストラップですが、その振る舞いも目的も全く異なります。

当店としては、ストラップは絶対に抜けないものと考えることが正しいと判断しています。なぜなら、普段の私たちの生活において、ストラップはそういうものだからです。落下を防止し、乱雑なバッグからつまみ出すことができて、場合によっては何かのフックにつり下げたりできるもの。それが慣れ親しんだストラップの機能です。

ストラップに対する常識的な概念が、スタンガンの場合だけ違うとなると、誰でも戸惑うに決まっています。私も昔、ストラップ引き抜き式のスタンガンを販売していたころ、ストラップを持って持ち上げてしまい、スタンガンだけが床に落下して何台壊してしまったか数えきれません。このような無意識の行動は、誰にでもあるのではないでしょうか?

今回はスタンガンのストラップのタイプについて、2タイプの違いを詳しく解説しました。皆さんもスタンガンを購入されるときは、そのスタンガンのストラップがどのタイプなのかを注意しましょう。

スタンガン

スタンガンには、純粋にスタンガン機能のみに絞ったスタンガン専用のものと、ライトやストロボ、防犯ブザーなどスタンガン以外の機能を盛り込んだ多用途のものがあります。

多用途スタンガンには、いろいろな機能がプラスされていいなと思う方もいるかもしれませんね。

でも、そういったスタンガン以外の機能の盛り込むことによる弊害もありますので、今回は様々な機能がプラスされた多用途タイプスタンガンについて解説します。

スタンガンの最も大切な機能はスパーク

スタンガンの最も大切な機能って何だと思いますか?

それはもちろん、電気スパークです。

正常な電気スパーク(高電圧の発生)は、空中スパークで相手を威嚇するときも、実際に相手に押し当てて通電させるときも、基本かつ重要なスタンガンの機能です。

そして、護身用として使用できるスタンガンは、スパークを発生すればそれで良いというわけではありません。護身用として使用するからには、スタンガンには相手の動きを封じるパワーも必要です。護身用のスタンガンには十分に強力なスパークが必要ということになります。

スタンガンはスパークが何よりも大切で、同時にスパークの質も大切だということを覚えておいてください。

強力なスパークは大量に電力を消費する

たかが乾電池1、2個で100万Vを超えるパワーを出力するスタンガンは、スパークの際に大量の電力を消費します。

大きな電力量は、限られた乾電池の電気容量を大量に消費することを意味します。

例えば、国内で最も強力なスタンガンであるS-315では、電池の寿命は約40秒ほどです。護身に使用する際には相手に5秒間押し当てるわけですから、電池寿命40秒は十分な時間ではありますが、それでも決して長い時間であるとは言えません。本格的に強力なスタンガンの電池寿命は、多少の差はあってもこのような時間になります。

強力なスタンガンは大量の電力を消費する。だから電池は数十秒しかもたない。ということになります。

限られた電池の電力をムダにする多機能スタンガン

ここで、冒頭で紹介した多機能スタンガンの電池の消費について考えてみましょう。

スタンガンは電気製品で電池を利用できる。せっかくだからライトや防犯ブザーを入れてしまおう。といった考えから来ている多機能スタンガンは、スタンガン以外の機能を使用するときもスタンガンの電池を消費します。

スタンガンにとって最も大切にしなければならないスパークの源である電池容量を、全く別の用途で消費してしまう多機能スタンガンは、多機能ゆえの安全性をうたってはいますが、本来は全く逆です。多用途スタンガンはスタンガンの電池寿命を著しく縮め、スタンガンの本来の能力を低下させているということになります。

まとめ

多機能スタンガンは、あの機能も、この機能も付いていて、スタンガン専用機よりも安全性が高いと感じるかもしれませんが、実際には電池のムダな消費がスタンガン本来の機能を低下させ、最終的にスタンガンを使用するときに悪影響を及ぼす恐れがあります。

相手を確実に行動不能にできるスタンガンは、それなりに大量の電力を消費するし、電池寿命はそう長くはありません。

スタンガンは相手を確実に、瞬時に動けなくさせられなければ全く意味がありません。そういった観点から、護身用品は強力で、なおかつスタンガン専用機であることに重点を置くように選びましょう。