護身・防犯コラム

交通トラブルと護身用品

今年6月に発生した死亡事故で、その原因が交通トラブルにあったのではないかと話題になっています。

ワゴン車追突され2人死亡 別の車が進路妨害か

10月10日

 ことし6月、神奈川県内の東名高速道路でワゴン車がトラックに追突され、乗っていた夫婦が死亡した事故で、事故の直前、ワゴン車が別の乗用車に進路を塞がれていた疑いがあることが、警察への取材でわかりました。その直後に事故が起きていて、警察は車の進路妨害が事故につながった疑いがあると見て調べています。

この後に事件の続報があり、被害者のクルマの進路を塞いで路上に停車させたクルマの運転手は、手前のパーキングエリアで注意をされたことに腹を立て、進路妨害を行い事故の原因を作ったことを認めているようです。

決して許される行為ではありません。

今回は、クルマの運転中における路上トラブルと身の安全について考えてみましょう。

クルマの路上トラブルの恐ろしさ

今回の事件からも、路上での人間トラブルが死亡事故をも招くという恐ろしさがよくわかります。

パーキングエリアで注意され、腹を立てた容疑者は、クルマで執拗に被害者を追い立てたり、進路妨害といった危険行為を繰り返し、あげくの果てには高速道路の追い越し車線で被害者のクルマを停車させ、さらに被害者の車のドアを開け、胸ぐらを掴んでいたようです。

被害者の方がどれほど恐ろしかったか、想像に難くありません。

当店の相談でも多いクルマ同士の人間トラブル

実は当店に寄せられる相談においても、クルマの運転中に他のクルマとトラブルになり、護身用品の必要性を感じたという方が多くおられます。

具体的には、相手に怒鳴られたり、執拗に追いかけられたり、幅寄せなどの妨害をされたり、クルマから降りろと窓やドアを叩かれたり、といった行為を受けたというものです。

私も過去に、暴走族に追いかけられた怖い経験があります。こちらの記事で詳しく書きました。

暴走族に追いかけられた店長の話(実話)

日本はクルマ社会です。いざ道路に出れば、沢山のクルマが走行していますが、それを運転しているのは個々の人間です。怒りっぽい人や、暴力的な人も一定数含まれていて当然です。

道路では、いつ他人とトラブルになるかわからない。そう考えてなければいけません。

クルマの中であれば安全なのか

もしトラブルになっても、クルマから降りなければ安全だろうという考えもあります。

それは確かに、その場では最低限の安全を確保できるかもしれません。普通の歩行時と違い、クルマに乗っている以上は、カギさえかけていればすぐに危険は及ばないかもしれません。

しかし、クルマは目立つ乗り物です。トラブルの相手は執拗に追い回すかもしれないし、ナンバーを覚えて探し回るかもしれません。

実際に当店への相談例でも、相手が前に割り込んでクルマを動けなくして、それから降車してクルマの運転席まで来て怒鳴る、といった事例が数多く報告されています。

こういった時に、激高した相手がガラズを割ってしまうと、もう逃げ場はありません。

クルマの中であれば100%安全とは言い切れないということです。

万が一の時に身を守る手段を

このようなトラブルを想定し、クルマのトランクにバットやゴルフクラブや木刀を入れていたという方もいます。

でも、このような物で、本当に相手に太刀打ちできるでしょうか?

長くてクルマの中では使い物ならないバットやゴルフクラブや木刀は、当然ながら乗車中は使用できません。だからといってそれらを持って、クルマの外に出るのも危険です。中途半端な使用は、相手を逆上させることに繋がるし、もし相手に奪われてしまうと最悪です。

クルマ同士の人間トラブルに備えるなら、クルマから降りずに使用できる護身用品が最適です。

まずは相手が何をしようとも決してドアや窓を開けない。そのまま110番して警察が来るまで15分間待ちましょう。

しかし、その間に相手が一線を越え、窓を割るなどで自分の身に危険が迫ったら、その時は乗車したまま相手に催涙スプレーを浴びせるのが一番確かな方法です。

このような状況で最適なのは、万能タイプの催涙スプレーF-605が最適です。

これ1本さえあれば、自分の身を確実に守り抜くことができます。

交通トラブルで進路を塞がれ、逃げようがない場合には、まずは110番し、警察の到着までの15分間は催涙スプレーで自分の安全を確保する。これこそがベストな交通トラブル対策方法です。

最後に

クルマを運転し、公道に出る限り、交通トラブルは他人事ではありません。

暴力的な性格の人や、激高する性格の人だってクルマを運転する以上、いつそういった人とトラブルになるかわからないからです。

相手と一対一で対峙したときに、自分だけの力で最低限身を守らなければならないのは、クルマを運転中も同じです。

実は頻繁に発生している交通トラブルについて、他人事ではないと認識し、しっかりと備えておきましょう。

KSP

日本の職人さんが出る、某有名TV番組からオファーがありました。

でも私は残念ながら、職人さんでもなければ匠でもありません(^_^;)

護身や防犯については人一倍強い気持ちを持っていますが、それでも何かを造ってるわけでも開発しているわけでもなく、単にこだわりの護身用品を販売しているという、ただそれだけのことです。

譲れない気持ち、確たる信念とか、そういったものはいくらでも持っていますが、それは職人とは違うものかと。(苦笑)

先日は、別のテレビ局からスタジオに来てテレビ討論に参加してくれと言われるし。

こういった声をかけてもらえることは、業界の代表としてとても光栄なことではありますね。

有り難いことです。

スタンガンや催涙スプレーの販売者というと、少し前までは怪しい業者というイメージでしたが、ただひたすら真面目に防犯と安全の向上だけを目的に運営していると、社会的にも認知されるものです。

これからも、ひたすら真面目に正直に、護身用品と生活の安全について追求していきたいと思います。

今後ともKSPをよろしくお願いします(^-^)

熊・イノシシ・害獣

危険なイノシシの対処法

九州の長崎でイノシシによる被害が起きています。重傷の怪我人も出ました。

クマばかりに囚われがちな危険動物対策ですが、イノシシはクマと比べ頭数も多く、日本全国の広範囲に生息しています。農作物の被害が多いことからも、イノシシの分布の広さと頭数の多さがわかります。

今回は、イノシシによる重軽傷被害の事故とともに、イノシシの対策について解説します。

実際に発生したイノシシによる重軽傷事故

今回のイノシシによる事故は長崎県佐世保で発生しました。

イノシシかみ3人重軽傷、住宅地出没体当たり…佐世保

2017年10月1日

1日午前8時頃、長崎県佐世保市の住宅地に野生のイノシシが現れ、住民の手をかむなどして逃げ、2人が重傷を負った。県警佐世保署員らが行方を捜し、同日昼すぎ、住民にけがを負わせたとみられるイノシシを発見。捕獲した際に猟友会のメンバー1人も手をかまれ、軽傷を負った。イノシシは殺処分された。

 同署などによると、イノシシは体長約1・2メートルの雌。同市神島町で車いすの男性(59)にぶつかった後、転倒した男性の頭と手にかみつき、さらに隣の御船町で歩いていた女性(89)に体当たりして、手をかんだ。2人は手の指の骨を折る大けが。この直前、イノシシは近くの金比良町で走行中の原付きバイクや軽乗用車にも相次いで衝突していた。

 同日午後1時45分頃、神島町に隣接する小島町でイノシシが見つかり、同署員らが爆竹を使って、仕掛けたわなに約3時間かけて追い込んだ。その際、協力していた地元の猟友会の男性(78)が手をかまれた。

真剣に備えなければ非常に危険なイノシシ

九州ではクマは絶滅したと言われていますが、イノシシは多数存在します。日本全国では数多くのイノシシが生息しています。

山間部の動物被害と言えば、すぐにクマを思い浮かべる方も多いとは思いますが、今回の事件のようにイノシシでも襲われると大怪我をします。過去にはイノシシによる死亡事故も発生しています。

イノシシは気性が荒く怖いもの知らずで、大きく内向きに曲がった牙は一度刺さると簡単に抜けるものではありません。体格も大きく、突進する習性があり、時速40kmを超えるスピードで荒れ地を走るため人間はどんなに頑張っても逃げ切ることは不可能です。

クマの目撃などは珍しく、比較的少ない印象がありますが、イノシシの目撃談は頻繁に耳にします。私自身も何度もイノシシを目撃しています。自動車の運転中に道ばたにいたり、目の前で道路を横切られたこともあります。

イノシシは恐らく私たち日本人にとって、最も身近で危険な動物です。

イノシシから逃げることは可能なのか

もしイノシシが襲ってきたら、どのように対処したら良いのでしょうか。

近くの木の枝や棒で叩いたり、落ちている石を投げたところで、100kgを優に超す巨体で時速40kmという自走車並のスピードで突進してくるイノシシを止めることが出来るはずもありません。大声も然り。イノシシをさらに興奮させ、怒らせる結果になりかねません。

イノシシから襲われたら、木の上など高いところに登るか、熊よけスプレーで撃退するしか方法はありません。しかし、襲われたときにすぐに登れるような木が側にある可能性は低く、木に登るという選択肢はあてになりません。

イノシシを確実に撃退できる熊よけスプレー

イノシシから確実に身を守る方法は、動物撃退用の熊よけスプレーでの対処しかありません。

熊よけスプレー中型モデルB-609

熊よけスプレー大型モデルB-610

熊よけスプレーは催涙液を霧状に噴射するので、イノシシとこちらの間に煙幕を張るように噴射するか、またはイノシシが直前まで迫っていれば、直接顔に噴射します。

こうすることで、イノシシは目が見えなくなり、鼻や喉など呼吸器系の激痛で思うように動けず、人間を襲えなくなって退散します。

最後に

イノシシは危険で身近に存在します。山間部で、もし出会ってしまったらどうするのか、日頃からよく考え、山間部では常に周囲の警戒を怠らないように注意しましょう。