宅配業者の再配達の負担と思いやり

2017年5月15日

宅配業者の再配達の負担と思いやり

皆さんご存じの通り、今宅配業者は過酷な配達業務でギブアップ寸前の状態に追い込まれています。

ニュースなどではよくヤマト運輸(クロネコヤマト)が話題になっていますが、佐川急便も例外ではありません。

ニュースでは、宅配業者の配達数のうち半数近くが「再配達」なのだそうです。指定通りの住所に、指定通りの時間帯に配達しても留守で、荷物を持ち戻り、後日に改めて配達するわけですね。

留守で荷物を受け取れないという場合、受取人さまそれぞれにも様々な事情があり、避けようがない場合もあるとは思います。

しかし、ニュースではアンケート調査をした不在の理由のなかで、驚くことに「テレビドラマを見てたいから」とか「すっぴんだから」、「部屋着だから」といった理由で居留守を使う場合があるとのこと。愕然としました。

みなさん、こういった居留守の理由をどう思いますか?

いま、日本の宅配業者はうなぎ登りの荷物量の中で悲鳴をあげています。

料金を受けとって荷物の配送をしているのだから苦労して当然ですか?

こっちはお客様だから、再配達の1度や2度は当然受ける権利のあるサービスだと思いますか?

もう一度よく思い直してみませんか?

宅配便は、間違いなく日本の経済と私たちの便利な生活を支えてる物流の土台です。

当たり前のように利用している宅配便ですが、そのサービスがなくなったらどれだけ困るでしょう。

一つ届いた荷物には、その荷物が届くまでの沢山の人たちの汗と努力がつまっています。

有料のサービスで、料金を払う以上、私たちはそのサービスをうける権利があります。でも、それを当たり前と思ってしまうのは少し違和感があると思うのです。

私自身が日頃から、宅配便業者の負担軽減のために微力ながら実践していることがあります。

これです。

  • 出来るだけ宅配ボックスを指定する
  • 多少待ち時間があっても荷物は1回目の配達受け取る
  • 配達日がわかっていてやむを得ず不在になる場合にはあらかじめ宅配業者に連絡する

シンプルなたった3つの努力です。この努力が目標とするものは、再配達をさせないということです。これをみんなで実践すれば、きっと宅配業者は今以上に負担が軽減され、時間帯配達の遅れが減ったり、料金がもっと安くなったり、いろいろと私たちに対しても良い結果が生まれるはずです。

注文した荷物が届くわくわく感を忘れずに、これからも利用量がますます増える宅配便ですから、利用する私たちにもできる事を実践していきませんか?

是非皆さんも、スムーズな物流の維持のため、ご協力をお願いいたします。

KSP

Posted by KSP店長 白石