その他

爪楊枝ボウガンの事件

爪楊枝ボウガンで従業員を暴行したという事件が起きました。

従業員の顔につまようじボウガン…度々暴行

2018年1月12日 00:29

小型ながら缶に穴を開けるほどの威力がある、手のひらサイズでつまようじを使うボウガンなどで、焼き肉店の経営者らが従業員に暴行をくり返していたことがわかった。

焼き肉店を経営する向井正男容疑者(42)、妻の岬容疑者(26)、焼き肉店の店長を務める御園生裕貴容疑者(25)の3人による、むごい暴行の数々が明らかになった。

被害者は焼き肉店の男性従業員(35)で、去年7月から約3か月にわたり暴行を受けていたという。

事件が起きた大阪・泉大津市の焼き肉店は車通りの多い道路に面していて、店前では被害者の男性が暴行される様子が周辺の住民に目撃されていたという。

去年7月の早朝、向井容疑者と妻の岬容疑者の2人は、男性の顔に角材をつきつけると、「わかってんのか」と語気を強め、角材で、顔を十数回殴打。さらに去年10月の未明、今度は御園生容疑者を加えた3人で、被害者の両手首を針金で縛ると、鼻の中にティッシュを押し込み、ライターで火をつけたという。

暴行について、岬容疑者は、「角材で背中や足などを殴ったことはありますが、顔は殴っていない」と一部否認。向井容疑者と御園生容疑者は容疑を認めている。

そして向井容疑者と御園生容疑者は、男性に対する別の暴行の罪でも起訴されている。10センチほどの大きさの「つまようじボウガン」で、男性の顔に数十本のつまようじを刺したという。

「つまようじボウガン」は、去年、中国で流行。当初は、店頭やインターネットで購入できたが、中国当局が危険性を問題視。現在は販売が禁止されている。

大阪府警の鑑定では、凶器となったボウガンは時速100キロほどの威力で発射されたという。中国の場合、公安当局は、販売が禁止される前に購入したものを所持することは問題はないが、使用してけがをした場合、傷害事件として取り締まるとしている。

向井容疑者らの携帯電話には、男性の顔につまようじが刺さった画像などが保存されていた。つまようじボウガンについては、「スマホの通販サイトで買った」と供述している。

一方、被害者の男性は「ラジオペンチで歯を抜かれた」と、ほかの暴行についても話しているという。

出典:http://www.news24.jp/articles/2018/01/12/07382718.html

移動する物体のエネルギー、破壊力というものは、移動速度で決まります。爪楊枝とはいえ、高速で射出すればとんでもない凶器。目に刺されば失明の危険もあるし、大きな血管に刺さったり、重要な神経に刺さっても恐ろしいことになるかもしれません。

そもそも、ネットで盛んに販売されているボウガンやコンパウンドボウは、鹿を殺すほどの威力があります。もちろん人も殺せます。

こんな危険なものが、なぜ販売が許されているのか本当に謎です。

いったい何に使うのか?まったくわかりません。

エアーガンですら威力のあるものは法律で年齢制限(18歳以上)が設けられています。

エアーガンの比ではないくらいの殺傷力をもつボウガンが、なぜ全く規制無しなの?

いつもボウガンなどで事件が起きるたび、こういったことを考えてしまいます。

スタンガン

スタンガンという普段慣れていない護身用品は、選び方が大変ですよね。

メーカーもよくわからないし、どこをどう見たらちゃんとしたスタンガンが買えるのか。

今回は、もし私がスタンガンを買う立場だとしたら、いったいどういった部分を重視し、判断材料にしていくべきなのかを考えてみます。

普段の買い物のときに私たちが考えていること

普通なにかの製品を買うとき、気にすべきポイントは皆さんもご存じの通り。これは、意識してようが、無意識だろうが、誰もが同じように考えながら製品を購入しています。

まず、普段の買い物のときに私たちがどういう判断をしているのか整理してみます。

  • 価格は高すぎないか
  • メーカーは信頼できるか
  • 保証はあるのか
  • 性能は用途と購入目的を満たすのか

単純な話ですよね。普段は意識してなくても、

買うときになんとなく考えてること

あ〜、この値段はこのメーカーのこれだったらおかしくないかな。ちゃんとしたメーカーだし、保証やサポートもしっかりしてるみたい。性能も十分で期待できる。これにしようかな?

炊飯器でも掃除機でも洗濯機でも、買うときに出す自分なりの結論は、先ほど説明した4項目をなんとなく無意識に考えた上でのことです。

スタンガンを買うときにどう考えたらいいのか

いつもの買い物が、スタンガンになると難しい。よくわからない。その原因は明らかで、普段接していない特殊な商品で、よく知らないからです。それでは、スタンガンの場合はどんな考え方をすれば普段通りに選べるのか、そこを考えてみましょう。

私がもしお客様の立場でスタンガンを一から選ぶとしたら、こういった項目を基準にします。

重要な順に1から並べました。

  1. メーカーがはっきりしてるか・信頼できるメーカーなのか?
  2. 保証はメーカー保証なのか?
  3. スパークや威力は十分か?
  4. 電圧、電流などの仕様はどうか?
  5. 電池寿命はどれくらいか?
  6. 価格は適性か?

合計6項目になります。

具体的に説明します。

1.メーカーがはっきりしてるか

メーカーがはっきりしているのかなんて、普通は意味がわかりませんよね。メーカーがよくわからないスタンガンなんてあるのか?実は国内ではそういったスタンガンが多くを占めているんです。

国内で販売されているスタンガンに明確なメーカー名表示がない場合、それはメーカー不詳と考えましょう。実際には輸入販売している販売店ですらメーカー名を「知らない」という事が多いのです。

どんなメーカーが作っているのかわからないメーカー不詳スタンガンに、護身用品として自分の命を任せられるのか。考えるまでもなく答えははっきりしています。製品の良し悪しは、結局のところ製造メーカーで決まります。製品というものはそういうものです。

ポイント

  • 購入するスタンガンのメーカー名を確認。
  • メーカーは信頼できるメーカーなのかを確認。

2.保証はメーカー保証なのか(ショップ保証はダメ)

ほとんどのスタンガンには保証が付いています。半年だったり、一年だったり、三年だったりと保証期間は様々です。

ここで普通なら、保証があることで安心するところですが、スタンガンの場合は違います。その保証はメーカー保証なのか、卸問屋または販売店保証なのかをはっきりさせなければなりません。ちゃんとした品質を保証しながら性能を担保する正当なメーカーなら、当然ながらメーカーが発行する保証書が付いているはずです。もしそれが海外のメーカーであっても同様です。

保証は付いているかどうかではなく、どこが保証しているのか。そこが大事。単純に交換すればいいと考えているショップ保証と、製品について責任を表示しているメーカー保証では、その意味が全く異なります。

ポイント

  • 保証書はショップ保証ではなくメーカー発行の保証書なのか確認。
  • 保証期間と保証内容を確認。

3.スパークや威力は十分か(スタンガン本来の目的)

性能や効果は、そのスタンガンの価値そのものと言えます。効果のないスタンガンは価値がゼロです。身を守るという目的が果たせないスタンガンには価値などあるはずもありません。

この威力を推し量ることが難しいということもあり、未だにスタンガンでは「どこどこで採用された」だの、「最強の威力」だのといった根拠も説得力もない説明が大半を占めます。こういった文言は、見れば見るほど怪しさが増すばかり。

こういった中で、スタンガンの性能を知る方法は、実際の体験動画やスパークの動画しかありません。

スタンガンの役割は「相手へのスパーク威嚇」と「実際に相手への電撃」の2つです。

一番良いのは体験動画が公開されているスタンガン。どのように作用しているのかがはっきりわかります。

そして、威嚇効果をもたらすスパークの光や音も、正直動画ではないと全くわかりません。逆に考えると、動画の公開がないスタンガンは避けるべきです。そのようなスタンガンは性能の裏付けが無さすぎます。

ポイント

  • 体験動画やスパーク動画を元に、その威力や効果を確認。
  • PRの文言を鵜呑みにしない。

4.電圧、電流などの仕様はどうか(仕様がはっきりしているのか)

スタンガンの性能を決めるのは電圧と電流です。電気の知識がないとわかりにくい部分ですが、最低限でもスタンガンの仕様に電圧と電流がしっかり明記されているかがポイントです。

電気製品であるスタンガンにとって、電圧と電流は基本的な性能を表す大事な指標です。でも、これをしっかりとうたってないスタンガンが多い。

ポイント

  • 最低限でも電圧と電流を公開しているのかを確認。

5.電池寿命はどれくらいか

スタンガンは電池で動きます。そして電池は当然ながら減ります。電池が減る理由は2つあるため、電池に関わるポイントとしては2つあります。

【減る理由1】電池の自然放電

電池は何もしなくても減っていきます。自然に放電してゆくためです。そのため、スタンガンを使用していなくとも定期的な電池交換が必要です。この電池交換をどれくらいの頻度で行うべきかがはっきりとしている必要があります。

スタンガンは使用時に大量の電力を必要とします。無くなりかけの電池では十分な使用時間が確保できません。いつでも十分に危険に対応できる状態を維持するために、電池はどれくらいの交換頻度が必要なのか、そこがはっきりしていないとダメです。

【減る理由2】スタンガンを使って消耗

スタンガンを実際にスパークさせると、どれくらいで電池が無くなるのか、これが使用可能時間(スパーク時間)です。これがわからないと、実際にどれくらいの時間スタンガンを使用可能なのかがわかりません。

ポイント

  • スタンガンを使ってない時の電池の交換サイクルを確認。
  • 電池が満タンのときにどれくらいのスパーク時間が保証されているのかを確認。

6.価格は適性か

価格については実際ピンキリです。これはどんな業界も同じ。扇風機だって1,000円から2万円前後まであります。

正直言ってスタンガンは、価格と性能や信頼性はほぼ比例すると考えて良いです。なので、今回紹介したポイントをいろいろと妥協するなら、それなりのスタンガンが格安で入手できることもあるでしょう。護身用品の場合、その妥協が命取りになりますが…。

ちなみに2万円〜3万円くらいが一般的で、格安品は5,000円くらいでしょう。インターネットが普及する前くらいまでは3万円〜5万円ほどしていたので、随分安くなりました。

ポイント

  • 適性価格は2万円〜3万円前後

最後に

以上、今回はスタンガンを買うとしたら、重視すべきポイントを6項目紹介しました。

6項目は多くて覚えられないですか?

でも、結局は買い物をする上で誰でも気にしているポイントだし、逆に言うと気にならないわけがないポイントです。

一つ一つ項目を覚えると大変という人は、一連の流れからイメージとして覚えるといいですね。

スタンガンを買うときのポイント

どこのメーカーのスタンガンなの?
(製造元)

  

メーカーの保証書は付いているか。そして保証内容と保証期間。
(買った後の安心)

  

性能や威力の動画確認
(役に立つのか、使えるのか)

  

細かい仕様は明確か
(電圧と電流の仕様)

  

電池はどれくらいもつ?
(運用とメンテナンス)

  

価格は適性か
(購入するかどうか決定)

以上のように覚えておくと、スタンガン選びのときに迷わず、間違わず、騙されず、しっかりと選ぶことができます。

私がスタンガンを買うとしたら、当然ながらそうします。(買い物をするときは誰でも間違いたくないですよね)

スタンガンを買うとき、選ぶときは、今回のポイントをしっかり押さえ、自分に合った1台を選びましょう。