熊・イノシシ・害獣,熊よけスプレー

ボタン式の熊よけスプレーホルダー

熊よけスプレーは山林の活動では安全のため無くてはならない必須アイテムです。常に身に付けておく必要があるため、専用ホルダーに入れて持ち歩いている人も多いのではないでしょうか。

この専用ホルダーは、各熊よけスプレーメーカーや販売店が、個々に組み合わせて販売されていますが、これらには種類によって無視できない大きな違いがあります。

それは蓋の開閉音です。

今回は、ホルダーの蓋の造りの違いと、その違いがもたらす開閉音の違いについて解説します。

蓋の固定方法は2種類ある

熊よけスプレーのホルダーは、熊よけスプレーを収納してベルトやザックなどに固定できるケースです。熊よけスプレーは万が一の時に素早く取り出せるように、普通の荷物とは別にして専用ホルダーを使用し、腰などに装備するのが一般的です。

この時に、普段の活動で熊よけスプレーが脱落したり、異物や手が熊よけスプレーのノズルやボタン部分に接触しないように、ホルダーには蓋が付いています。

ホルダーの蓋の固定方法は大きく分けて次の通り2種類存在します。

  • マジックテープ式
  • ボタン式

蓋の固定方法の違いは、実際には開閉音の違いとして大きく現れてきます。

詳しく見ていきましょう。

マジックテープ式

▲特定の製品の画像だと語弊があるのでマジックテープの画像を掲載

蓋の裏とホルダーの本体にマジックテープが縫い付けてあり、マジックテープで蓋が固定されます。熊よけスプレーの多少のサイズ違いも許容されホルダーの共通化が楽だからなのか、ほとんどの熊よけスプレーホルダーがマジックテープ式を採用しています。

ボタン式

一部の熊よけスプレーホルダーが採用するボタン式の蓋。この方式はほとんど見かけることがありません。

※熊よけスプレーの付属ホルダーにはポシェットのような布袋をホルダーと称しているものがありますが、これはホルダーとしての役割を満たさない単なる保管用袋なので今回は触れません。

マジックテープ式とボタン式の開閉音の違い

熊よけスプレーのホルダーを開閉音の違いという視点から考えてみると、マジックテープ式とボタン式の違いは歴然です。

マジックテープ式

閉める時は静かですが、開ける時にバリバリと音がします。

もし望まずとも熊と至近距離で対峙していた場合、ぎりぎりの緊張状態の中、なんとか均衡を維持している、そんな状況を想像してください。そんな中で熊よけスプレーを用意するには、マジックテープをバリバリと音を立てながらホルダーの蓋を開けなければなりません。その突然の異音が、両者の緊張状態を破綻させ、または熊が怯えて、襲ってくるきっかけになるかもしれません。

また、熊が近くにいるが、まがこちらに気がついていないといった状況も考えられます。こちらは熊に気がつかれないようにやり過ごすのが一番ですが、しかし念のため熊よけスプレーも構えておくべきです。しかし、熊よけスプレーをホルダーから取り出したいが、蓋を開ける時にマジックテープのバリバリ音がすると熊に気がつかれてしまう恐れがあります。こちらに気がついていない熊にわざわざこちらの存在を知らせる行為は、当然ながら望むところではありません。

このように、メーカーが安易に採用しているマジックテープですが、その開閉音のせいで現実的には熊から襲われるリスクが高まってしまいます。

ボタン式

蓋がボタン式のホルダーは、蓋の開閉時にほとんど音がしません。

音がしなため、熊と対峙していた場合にも熊を音で過度に刺激することがありません。同様に、熊がこちらに気がついていないという場合でも、音で刺激することなく熊よけスプレーを静かに取り出して、万一に備えることができます。

熊よけスプレーのホルダーの蓋はボタン式が最適

いざ襲ってくると動きがとても速い熊なので、こちらに突進を始める前に熊よけスプレーを構えているのが理想的です。

熊が突進を始めてから慌てて熊よけスプレーをホルダーから取り出していると、そのタイムラグが命取りになりかねません。

こういった理由から、音で熊を刺激せずに熊よけスプレーを取り出すことが出来るボタン式蓋のホルダーは、熊よけスプレーに最適のホルダーと言えます。

マジックテープ式はボタンへの換装も有りかも

手持ちの熊よけスプレーホルダーがマジックテープ式だからといって悲観する必要はないかもしれません。

マジックテープ式の蓋やホルダー本体は、ほとんどの場合、ナイロンの生地にマジックテープの素材が糸で縫い付けられています。

このような場合には、思い切ってマジックテープを取り去り、ボタン式への換装にチャレンジしてみるのも手かもしれません。

ボタンは手芸店やネット通販で(例えばamazonなどで)数百円で入手できます。ネットなら「ホック 打ち具」などで検索すれば、ボタンのオス、メスと固定に使用する打ち具がセットで1,000円程度からあります。あとは金槌があればOK。アウトドア好きな方なら、こういった道具は既に道具箱にあるかもしれませんね。あとはチャレンジのみ。腕の見せ所かもしれません。

音を軽視するべからず

自然界、野生の世界では敵や獲物の認識するための感覚は主に匂いと音です。熊も例外ではありません。

そういった特性を考えると、緊張状態にある熊の目の前で突然マジックテープのバリバリ音を響かせることが、どれほど危険なのかわかると思います。

熊よけスプレーは、携行時になくてはならないホルダーについても、安全第一でリスクを最小限にできるものを選びたいものです。

催涙スプレー

催涙スプレー廃棄希望のお手紙

催涙スプレー廃棄希望の方から送られてきた荷物に、感謝のお手紙が入っていました(^-^)

廃棄の催涙スプレーは、2重のジップロップに入れられていて、さらに箱に入っていました。廃棄サービス利用時は催涙スプレー本体のみ送ってください(>_<)でお願いしている通り、内容物は催涙スプレー本体のみだし、廃棄希望の催涙スプレーが着払いで・・(>_<)でお願いした通り、送料は元払いで送っていただきました。

梱包、配送ともに完璧です。有り難い。

お手紙は「処分できずに困っていた」との内容で、催涙スプレーの廃棄についてはお困りの方が本当に多いなとつくづく思います。たまに無料廃棄ボランティアに負担を感じることもありますが、このようにお手紙をいただくと頑張らなければと思います。

あとは中身を空にして、ボンベ缶に穴をあけ、催涙液を全部出してしまい、缶とプラスチックに分別し、捨てるだけの簡単なお仕事です。頑張ろう(^_^;)

催涙スプレーの廃棄にお困りの方、そのまま捨てては絶対にダメですからね。よければ当店の催涙スプレー無料廃棄代行サービスをご利用ください。世のため人のため!

催涙スプレーの廃棄方法と無料廃棄代行サービス

催涙スプレー

催涙スプレーとホルスターケース

当店の催涙スプレーのほとんどの機種には、その催涙スプレーに適合する専用ホルスターケースが存在します。

また、人気の催涙スプレーには、ホルスターケースとセットにしたセット商品も販売しています。

今回は、催涙スプレー購入時にホルスターケースも購入したほうがいい場合と、そうではない場合について解説します。

催涙スプレーのホルスターケースの役割

催涙スプレーのホルスターケースの主な目的は、催涙スプレーを腰のベルトに装着することです。

そのため催涙スプレー用のホルスターケースには、裏型に腰のベルトに通すためのベルト通しが付いています。

ホルスターケースのベルト通し
▲指を差し込んでいる部分にベルトを通すことで催涙スプレーを腰に装着できる

催涙スプレーを持ち歩くとき、常に身に付けることができ、最も素早く取り出せる位置が腰への装着です。

腰ベルトに装着した催涙スプレーホルスター
▲利き手側の腰ベルトに装着した催涙スプレーホルスターと催涙スプレー

催涙スプレーを腰に装着すると、目立たず、邪魔にならず、いつでも素早く取り出すことができます。

右利きの人は腰の右側、左利きの人は腰の左側というように、腰の利き手側に装備します。

また、ベルト通しを応用して様々な物に取り付けることもできます。横向きに何かを通すことが出来れば何にでも取り付け可能で、催涙スプレーをしっかりとホールドすることができます。

催涙スプレーをホルスターケースを使用して柱に固定
▲例えば結束バンドを使用すれば柱のような場所にも固定が可能

つまり、催涙スプレーのホルスターケースの役割は、催涙スプレーをそこに保持するということです。

催涙スプレーの傷防止や、誤噴射防止のための保護ケースという目的ではありません。

催涙スプレーはどんな時でもホルスターケースに入れておくべきではない

よくある質問に、催涙スプレーをバッグに入れて持ち歩きたいのですが、ホルスターケースにいれてないと危ないでしょうか?というものがあります。

確かにバッグに入れておく場合でも、ホルスターケースに入れておけば、むき出しで入れておくよりも誤噴射のリスクは軽減されます。

しかし、そういった理由でホルスターケースに入れてからバッグに収納すれば、使用時にはバッグから取り出した後にホルスターケースから催涙スプレーを出すという2重の手間が必要になります。

▲バッグから取り出した後にホルスターから取り出すことになる

当然ながら、催涙スプレーを使用するという場面では、一刻を争う非常事態のはずです。このような時に、ホルスターケースから催涙スプレーを取り出すという余計な動作で失う数秒は、命取りになりかねません。

催涙スプレーを始めとする護身用品は、どれだけ素早く使用できるのかがとても大切です。そういった意味で、催涙スプレーをホルスターケースに入れてからバッグに入れるという収納方法はお勧めできません。

なお、催涙スプレーはそれぞれに誤噴射防止の安全構造が備わっており、簡単には誤噴射が起こらないように作られています。

▲例えば推奨のフリップトップ方式はボタンの上に開閉するボタン保護カバーが付いている

催涙スプレーの誤噴射を心配する場合、最大の原因は他の異物が誤って噴射ボタンを押してしまうことです。バッグの中に入っている様々な荷物がその原因になります。

催涙スプレーをバッグに入れて運用する場合に気をつけるべきこと

催涙スプレーをバッグに入れておく時に注意すべきは、催涙スプレーの場所をしっかりと決めてあげることです。

バッグの中の他の荷物と混在させず、内ポケットなり、外ポケットなり、その催涙スプレー専用の場所を決めて、常にそこに入れておくことが大切です。こうして場所を決めることで、他の荷物に接触することがなくなるため、誤噴射の心配は完全に無くなります。

さらに、いつも同じ場所にある事と、その場所には他の荷物が混在していないということから、万が一の際には催涙スプレーをバッグの中で探すことなく、素早く取り出すことが出来るようになります。同時に、探さなくて良いということは、暗闇でも手探りで取り出せることを意味します。

この素早く取り出せるということは、護身を確実なものにするためには非常に重要です。

まとめ

催涙スプレー用のホルスターケースは、腰のベルトに装着したり、ホルスターケースのベルト通しを応用して何かに催涙スプレーを保持させたい場合にはとても有効です。

しかし、誤噴射の防止を目的としてホルスターケースに入れた状態でバッグに収納したりすると、万が一の時に対応がワンアクション遅れてしまう場合があるのでご注意ください。

ホルスターケースが必要な方は、催涙スプレー購入時にセット商品を利用すると割安になるのでお勧めです。是非ご活用ください。

催涙スプレー

メガネと催涙スプレー

相手がメガネをかけている場合、催涙スプレーは効果があるのか?メガネをかけた相手でも確実に撃退できるのか?という疑問があります。

実はこの疑問、当店でも多くいただく問い合わせのひとつです。

結論から言うと、相手がメガネをかけていても全く問題なく効果があります。

このページでは、メガネをかけた相手に対してなぜ催涙スプレーの効果を発揮できるのかを詳しく解説します。

※注意  このページの説明は当店のジェットミスト噴射タイプの催涙スプレーに限った説明です。その他の催涙スプレーで効果があることを証明するものではないのでご注意ください。

ジェットミスト催涙スプレーは容量の違いよってF-605からF-608までありますが、当店が最も推奨しているのはF-605です。

メガネをかけた人形で実験

まず、当店の催涙スプレーがメガネをかけた相手にも効果があるという事実を証明するために、人形を使用して実験を行いました。

結果は次の通りです。

実験前のメガネをかけた人形
▲実験前のメガネをかけた人形
メガネをかけた人形への催涙スプレーのテスト
▲たった2秒前後の噴射で顔面はこの通り。メガネをしていても目は守れず、目の下には催涙液が涙のように溜まっています。

人形からの距離はおよそ3mほど、噴射時間は約2秒です。人形の顔面に命中した催涙液は、メガネがあるにも関わらず目にも大量に入っていることがわかります。

当店の催涙スプレーは非常に強力なので、結果的には目に入るのか入らないのかは大きな問題にはなりませんが、まずは実験によってメガネをかけた相手の目にも入るということが証明されました。

効果がある理由その1 メガネをしていても目に入る

催涙スプレーがメガネをした相手にも効果がある理由の一つ目は、相手がメガネをしていても催涙液が目に入るからです。

まず説明しておきたいのは、催涙スプレーの噴射とはどういうものかという点です。

催涙スプレーの噴射は、殺虫剤のような霧状ではなく、水鉄砲のように液体を大量に噴射するイメージです。

水道のホースで水をかるようなイメージで大量に顔面に浴びせるため、メガネがあったとしてもそれで目を保護することができず、催涙液は目にも入ります。

メガネをかけた目に入った催涙剤
▲目に入って涙のように溜まっているオレンジの催涙剤

その結果、相手は目の激痛で目を開けることが出来ず、最低30分は完全に視界を失います。

効果がある理由その2 一番痛いのは目ではない

次に、よく誤解されている内容をはっきりさせておきます。

それは、催涙スプレーの効果についてです。

一般的に、催涙スプレーは催涙と書く通り、涙が止まらない、要するに目が痛くなると認識されています。

それ自体は間違いではありませんが、痛いのは目だけではありません。むしろ、目よりもさらに痛むのが顔面全体です。

意外かもしれませんが(私も意外でした)、実際に自分の顔にかけて試したところ、一番痛くて辛かったのは顔面全体の痛みでした。あまりにも激しい痛みに立ち上がることすら出来なくなりました。

催涙スプレーは目に入らなければ効果がないといったイメージは、当店のような強力な催涙スプレーでは当てはまりません。強力な催涙スプレーは、顔面に浴びせさえすれば、目に入ろうが入るまいが確実に30分以上は行動不能になります。

結論 メガネの有無に関係なく効果がある

メガネをしていても目に入ること、そして最も痛いのは目ではなく顔面であること。これらの理由から、相手がメガネをかけていても催涙スプレーは確実に効果があります。

ただし、以下の通りの理由で世の中の全ての催涙スプレーが同様に効果があるとは言えませんのでその点は注意が必要です。

あくまで当店の強力催涙スプレーに限るもの

ここまでの説明で、催涙スプレーがメガネをかけた相手にも効果がある事を説明しましたが、それはメガネをものともしない噴射特性と、目に入らなくても関係なく行動不能にできる高い催涙剤能力があってのことです。

なので、メガネをかけた相手にも確実に効果がある催涙スプレーを探すなら、F-605~F-608のどれかを選ぶようにしてください。

催涙スプレーは種類によって噴射方式も催涙性能も千差万別です。弱い催涙スプレーも沢山存在しますのでご注意ください。

追記 催涙スプレーの効き目が弱まるケースも存在

催涙スプレーはメガネをかけた相手にも効果を発揮することはわかりました。その理由は当店のジェットミスト噴射の催涙スプレーは催涙剤を効率的に液状に噴射することと、顔面全体への効果が強大だからです。

しかし、場合によっては催涙剤が顔面そのものにかからない場合があります。その代表例がフルフェイスヘルメットを被った相手です。

フルフェイスヘルメット

相手がフルフェイスヘルメットを被っていると、催涙スプレーは顔にも浴びず目にも入りません。そうなると、催涙スプレーは十分な効果を(恐らくは)発揮しません。

もちろん首や胸元などに付いた催涙剤は多少なりとも痛みなどの効果は発揮するでしょう。しかし、相手を確実に動けなくさせられなければ効果があるとは言えません。本物の護身用品とは、求められる結果もまた高い確実性を求められるものなのです。(多少痛い程度で催涙スプレーを名乗っている製品の多さには本当に驚きます。気を付けましょう。)

なので、現状で予想する限り、フルフェイスヘルメットを被っている相手には効果がないと考えたほうが無難です。

フルフェイスヘルメットを被っていた場合、どの程度効果があるのかについては、後日検証しなければならないと考えています。検証の際には、あらためてこのブログで結果を公開したいと思います。

護身・防犯コラム

さいたま市で22歳女性が25歳の男性に首を切りつけられて死亡する事件がありました。

まだ詳細はわかりませんが、恐らくストーカー絡みの事件と思われます。

女性が首切りつけられ死亡 25歳の男を殺人容疑で逮捕 さいたま

2019年1月23日

23日午後5時55分ごろ、さいたま市大宮区宮町2のビル5階の通路で、埼玉県春日部市、会社員、金井貴美香さん(22)が男に包丁で首などを切りつけられた。金井さんは病院に搬送されたが約1時間後に死亡が確認された。県警大宮署は前橋市、自称同市職員、鳥山裕哉容疑者(25)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕し、容疑を殺人に切り替えて調べる。

同署によると、鳥山容疑者は「首を刃物で刺したことは間違いない」と容疑を認めている。金井さんは、このビルに入る会社の従業員で、2人は顔見知りとみられる。春日部署には金井さん側から鳥山容疑者についての相談が寄せられており、同署は「女性やご家族の意向を踏まえ、状況に応じて対応していた」と話している。

現場付近を通りかかった50代の女性は「午後6時半ごろ、ビルの前にパトカーと救急車が来て物々しい雰囲気だった。誰かが担架で運ばれた後、ジャケット姿のサラリーマン風の男性が警察官に連れられていった」と話した。現場はJR大宮駅北東約300メートルの繁華街。

毎日新聞

記事によると、被害者の女性は警察に相談していたそうです。恐らくストーカー被害か、それに近いような恐怖を感じていてたのではと推測されます。

これまも、被害者やご家族が警察に相談していたにも関わらず、警察が防ぎきれなかったストーカー殺人事件はありますし、当店のお客様においても実際にストーカーの被害に遭い、警察に相談したが相手にされなかったというケースも少なくありません。

警察の立場から考えると、ストーカーの相談にしても取るに足らないというケースもあるとは思います。限られた人員で、優先順位を決めながら職務にあたっていかなければならないという事情もあることでしょう。

それでもこのような事件が起きれば、警察の落ち度でもあることは疑いようがありません。警察はストーカー殺人事件を防がなければならない責任があり、防ぐための対策を実施することができ、そして事件の前からストーカー被害を知っているわけですし、何よりも警察は国民を守る義務があります。

今回の事件を見てもわかりますが、警察は万能ではありません。ストーカー被害の相談をしても、多くの場合は周辺のパトロールを増やしますとか、何か進展があったらまた来てくださいとか、そのレベルの対応です。

ストーカーの対策では、まずは相手との平和的な話し合いと、お互いに納得できる終わらせ方が基本です。しかし相手の異常性や固執性などから、そうもいかない場合があります。ある程度被害が進み、少しでも恐怖を感じてきたら警察に相談しておくべきですが、それで万事解決ということにはならない点に注意が必要です。

警察に相談したからと言って、警察が職場や自宅や通勤・通学路を24時間監視してくれるはずもありません。パトロールが増えたからと言ってずっとパトカーが表に止まっているわけではありませんし、警察の目が届かない時間や場所は沢山あるどころか、日常のほとんどの時間は警察の影響外となります。

こういった場合、万が一の時にその場で自分の命を守る手段として護身用品はとても大切です。もし襲われた場合、すぐに110番をしても警察が駆け付けるまで短くても10分以上かかります。過去に私が通報したときは、急ぎと言ったにも関わらず15分かかりました。この10〜15分間がまさに生死を分ける、相手と一対一になる時間であり、自分たった一人で自分を守らなければならない時間です。

今回の事件は、相手がどのようなタイミングでどう襲ってきたのかわかりません。もし被害者の女性が催涙スプレーなど護身用品を持っていたとしても、それで応戦できる状況だったのか、護身用品を使用していたら助かっていたのかもわかりません。しかし、護身用品さえあれば、無防備の場合よりも助かる可能性が高かったのは紛れもない事実です。護身用品を持っていなければ抵抗のしようがないからです。

今回の被害者の方も、ストーカー被害に遭っていたのなら、最悪の事態も起こりうることは想定できたと思います。警察に相談するだけでなく、もう一歩踏み込んだ準備や警戒はできたはずです。それを考えると悔やんでなりません。

ストーカー被害がエスカレートし、身に危険を感じた場合には、まずは念のため警察に相談すること。でもそれで解決だと安心してしまわないこと。そして万が一の時には相手と一対一でも自分の身を守る手段を準備し、同時にストーカー被害が解決するまで決して油断しないこと。これが大切です。

ストーカー被害に遭っている方、ストーカー被害の予感がする方は、ストーカー事件の最悪の結末は殺人事件であることを絶対に忘れず、今のうちに可能な限りの防護策を講じ、常に警戒を怠らないように徹底してください。

KSP

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KSPやKSP公式サイト、KSPブログ(当ブログ)のご感想募集を開始しました!

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皆様のご感想は当店スタッフの励みになるばかりでなく、当サイトや当ブログの運用改善のために活用させていただきます。

また、いただいたご感想は、必要に応じ個人情報を伏せた上で当店公式サイトのお客様の声に掲載させていただきますので予めご了承ください。

これまではこういった皆様のご感想を受け付けるページがサイト内に存在しませんでした。そのため「感想をどこから送っていいのかわからない」という声もいただいておりました。

今回はその声を受け、正式にご感想をお寄せいただくための専用ページ開設の運びとなりました。

KSPは皆様と出来るだけ近い距離感で、一緒に安全について考え、活動していきたいと願っています。

公式サイトや店長ブログも、全ては店長の手作りサイトです。至らない点もあるかもしれません。

ご感想ページからはお褒めの言葉も、ご指摘の言葉も大歓迎です。

また、皆様の安全や護身に関する感想、実体験、意見などもお寄せいただければ、他の皆様にとってかけがえのない貴重な情報となり、大変役に立ちます。

ご面倒かとは思いますが、是非ご感想をお寄せください。

お待ちしています!(^-^)

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催涙スプレー

この催涙スプレーに注意その2
▲いさぎよい効き目の弱さ

催涙スプレーの廃棄作業をやっていると、本当に多くの催涙スプレーを手に取り、実際に噴射する機会に恵まれます。同時に、その催涙スプレーの強さもわかります。

そういった中から、これは皆さんに注意を喚起しないといけないと思った問題催涙スプレーを公開する第2弾。今回はこの催涙スプレーです。

この催涙スプレーは廃棄作業をしている催涙スプレーの中でも特に効果が弱く、こんな物で本当に身を守れるのか?と、いつも心配になります。というか、多分使い物になりません。これはダメ!

大きさイメージ
▲大きさは手の平くらい。当店のF-605と同じくらい。

サイズ感はまずまず。内容量は50ml、噴射時間は15秒との表示。

ノズルはコップトップ
ノズル後部

操作部はコップトップです。ボタンの周囲がボタンよりも高く作られていて、障害物の接触などでも誤噴射しにくいようになっています。

謎の表示
▲なんだこの表示は。有効期限なのかどうかすら分からない。

恒例の有効期限確認。本体の側面には何もなし。そして缶の底部には謎の表示。これは有効期限を差しているのでしょうか。もしそうなら見る人が見れば分かる系?でも、いろいろな人が使う催涙スプレーなんだし、誰が見てもわかるように表示しないとダメじゃないの?

さらに、これが有効期限なら、本体側面のどこかに「有効期限は缶底部に表示」くらい書いておくべき。そういった文言もなにもない。これではユーザーは有効期限がわからないし、そもそもこの表示はどう推測しても有効期限とは考えにくい。。

説明書き
▲毎度ながらの効果は数分です表示。正直でいいのはいいんだけど。。

催涙スプレー本体の説明書きは日本語です。好感が持てると言えば持てるのですが、催涙効果の時間の短いこと。数分間持続するそうです。。

この催涙スプレーは本当に弱い!こんなの使っては危ない!と感じるものに限って、説明文は正直です。当店の催涙スプレーは最低でも30分効果が持続するのに対し、効果は数分程度と書いてあるわけですから、そりゃあ弱いはずです。

なぜこんなものが学校や官公庁などに大量納品されてしまうのか。納品する側はきちんと効果とリスクを説明したのか。調達する側はしっかり考えて決定したのか。謎は深まるばかりです。

はっきり言って、こんな弱い催涙スプレーでは相手の動きを止められません。

そして、有効期限もわかりません。

こんなのを導入してしまうと、効果も期限も管理できないというとんでもない事態に陥るはず。

この催涙スプレーも当店への破棄依頼品でかなりの割合に登ります。皆さん、お手元の催涙スプレーは大丈夫ですか。。本当に心配になります。

どうか催涙スプレー購入の際には、威力の根拠と有効危険の明示の確認をお忘れなく。有効期限は販売店が勝手に表示したものでなく、製造工場で本体にしっかり印字されているのも最低条件です。

命を守る道具なので、催涙スプレーは真剣に選ぶように気を付けてください。

熊・イノシシ・害獣,熊よけスプレー

イノシシで死亡事故発生  イノシシに注意!

山梨県で猟師さんがイノシシに襲われて死亡するという痛ましい事故が発生しました。

イノシシに襲われ 狩猟中の男性死亡 山梨

2019年1月20日 18時01分

20日午前、山梨県山梨市の山中で猟をしていた59歳の男性がイノシシに足などをかまれ、その後、死亡しました。

警察によりますと、20日午前9時半ごろ、山梨市牧丘町杣口の小楢山で猟をしていた地元の会社員、長谷川洋さん(59)から「イノシシにやられた」と、一緒に猟をしていた人に無線で連絡がありました。

駆けつけたところ、長谷川さんは左足のふくらはぎと尻の2か所をかまれ、市内の病院に運ばれましたが出血多量のためおよそ3時間後に死亡しました。

一緒に猟をしていた人によりますと、長谷川さんたちは当時、4人で犬を使ってイノシシを追い込んでいて、長谷川さんは銃を構えてイノシシを待ち受けていたところ襲われたと見られるということです。

イノシシは体長1メートルを超えると見られ、山の中に姿を消したということです。

現場は標高1700メートル余りの小楢山のふもとから600メートルほど登った林道脇の斜面で、この時期はシカなどの猟が盛んに行われる場所です。

NHK NEWS WEB

この事故では襲われた男性は狩猟中で、猟銃も持っていました。

追い込んだイノシシを仕留める役割だったようで、なぜ仕留められず襲われたかは不明のようです。

こういった狩猟では、複数の人がチームで行うものだと思いますが、もし狩りに失敗し、だれかが獲物に襲われた時の対策は考えられているのでしょうか。

猟師さんはもちろん猟銃を持っているものと思います。猟銃を持っていれば獲物との力の差は圧倒的ではありますが、それは銃を撃てる場合に限ります。

もし仲間が襲われたとしたら、例えばイノシシが仲間を襲い、噛みつき、離さないとしたら、当然ながら銃は使用できません。発砲すると襲われている仲間にも当たる可能性があるからです。

このような場合に、死に物狂いで興奮しながら噛みついてるイノシシを引き離し、仲間を助けるにはクマよけスプレーしかありません。

クマよけスプレーを使用すれば、人への被害は銃を使用するより遥かに少なく、確実にイノシシを引き離すことができます。

今回の事故のニュースでは、被害者を襲ったイノシシをどう撃退したのか明確になっていません。イノシシが自分で退散したのかもしれませんし、何らかの方法で被害者本人がイノシシを撃退したのかもしれません。

でももし、狩猟メンバーの全員がクマよけスプレーを携行していれば、今回の事態においても襲われた本人や、近くの仲間がいち早く対処し、今回のような最悪な結果は免れたかもしれません。

以前から懸念していたのですが、狩猟をされる方は猟銃だけでなく、万が一の護身のためのバックアップは持たれているのでしょうか。

猟銃は圧倒的な殺傷力がありますが、万能ではありません。狙いを外すかもしれないし、機械なので故障の可能性もあります。弾数も無限ではありません。銃によっては1、2発の発射で装填し直さないとならないかもしれませんし、装填には相応の時間を要します。

こういったリスクに加え、クマやイノシシなど場合によっては命を落としかねない凶暴な動物を相手にするわけですから、身を守るためのバックアップ手段は必須です。ナイフもあるとは思いますが、凶暴な動物が多少刺されたくらいで逃げるとも思えません。急所を的確に狙えばナイフでも不可能ではないのでしょうが、襲われている最中に、そのような的確な攻撃は不可能に近いでしょう。

やはり猟銃のバックアップには最低でもクマよけスプレーが必要です。クマよけスプレーがあれば、襲われていても、襲われている仲間を助ける場合にも、とにかくイノシシやクマの顔面にスプレーするだけなので、確実に撃退できます。

猟をされている方、イノシシやクマが出没するエリアへお出かけの方は、万が一の時に自分や仲間の命を守るため、必ずクマよけスプレーを携行することを強くお勧めします。

熊・イノシシ・害獣,熊よけスプレー

コンパクト熊よけスプレー格安販売中!

KSPでは護身用品の一環として熊よけスプレーも販売しています。

当店の熊よけスプレーはサイズ違いで2機種ありますが、そのうちお勧めなのが小さな方のB-609です。

熊よけスプレー中型モデルB-609

まず注目なのは熊よけスプレーの中では断トツの安さ!1本税別4,982円と、なんと5,000円を切っています!

容量は4oz(オンス)で、とってもコンパクト。携行しても軽いし邪魔になりません。B-609は近年急速にユーザー数を伸ばしている、新しい熊よけスプレーです。

皆さんが普段目にするであろう熊よけスプレーと、お勧めのB-609とのサイズを比較すると驚くほど圧倒的な小ささです。こうして見ると、そもそも大型の熊よけスプレーって、持ち歩きを考えると大きすぎないか?と考え込んでしまうレベル。

熊よけスプレーのサイズ比較
▲一般的な熊よけスプレーにくらべてこの小ささ!携帯性抜群で持ち歩きも楽々!(大きな方は他店のものなのでモザイク処理)

本体ボンベが手の平くらいのサイズです。スリムでコンパクト。装備品が熊よけスプレーだけでは済まないアウトドアでは、コンパクト性は重要な要素ですよね。

▲片手で持ってこのサイズ。持ち歩きやすさ最高です。

そして、たっぷり長い有効期限。当店の熊よけスプレーは最低でも3年以上の有効期間が残っている物のみ販売しています。

有効期限が1年前後しか残っていない熊よけスプレーも多い中、3年以上はすごいと思いませんか?只でさえ安いのに、さらに長持ちするという最高のコストパフォーマンス。

ボンベ底部3段印字の中央の部分が、例えば10/08/22の表示だとしたら2022年10月8日までという意味です。日付の並びは月/日/年の下2桁となっています。本体底部だけでなく、本体横にも同じ日付ラベルがあります。

ボンベの底は、製造工場でしか印字出来ません。つまり、この有効期限はウソ偽りない本当の有効期限だということです。安心ですね。

▲工場印字の有効期限もバッチリ!というか、他店のサンプル熊よけスプレー、有効期限の表示がどこにもない。。

熊よけスプレーは身に付けておいて、すぐに取り出して使用できないと意味がありません。

なので、腰に下げられない収納ケースなんて論外で、腰に下げられても熊よけスプレーを取り出す時にまごつくような収納ケースではNGです。

当店の熊よけスプレー専用ケースは腰に装着でき、ケースの蓋はボタン式なので片手でさっと開けられます。さらにケース本体がしっかりと腰がある頑丈な造りなので、熊よけスプレーを一瞬で取り出すことができます。

さらに蓋はボタン式なので、熊を前にしても無用に熊を刺激せず静かに蓋を開けられる。実はこれも大きなポイントなんです。熊を前にして、マジックテープ式の蓋をバリバリと音を立てながら開けるなんて危なすぎる。

熊よけ中型催涙スプレー ケース付きセット B-609-CS
▲もちろん携帯用のケースも販売。このケースの蓋にも注目。マジックテープではなくボタンなので、熊を刺激せず静かにさっと取り出せます。

当店ではケース付きセットもご用意。よければご覧ください。こちらもお値打ち価格です。

熊よけスプレー中型モデルB-609ホルスターセット

これまでの熊よけスプレーは、有効期限が短い又はわからない、といった物が多く、毎シーズン買い替えている方も多いのではと思います。

今シーズンの熊よけスプレーは、これまでにない軽量コンパクトで、効き目も確実、有効期限も完璧に管理されている当店の熊よけスプレーを是非。

スタンガン

新しいスタンガン用電池
▲新しくスタンガン純正電池となった黄色のデュラセル電池

メーカーが指定するスタンガン純正電池が変更になりました。

これまではスイスミリタリーと書かれていた電池でしたが、今後は黄色のデュラセル電池になります。

これまでのスタンガン用電池
▲これまで純正電池だったスイスミリタリーの電池

このところ頻繁にメーカー指定の標準電池が変更になっているわけですが、理由はよくわかりません。

電池メーカーの製造上の問題なのか?それとも何か大人の事情があるのでしょうか。

よくわかりませんが、スタンガンメーカーも電池の安定供給には苦労しているようです。

これまでのスイスミリタリー電池に比べ、新しい黄色のデュラセル電池はサイズがやや小ぶりなので、スタンガンにも若干入れやすくなっています。

また、 黄色のデュラセルはスイスミリタリーと比べ、さらにパワーがアップしているとのメーカー情報です。

当店のようなパワフルなスタンガンにも安心して使用できます。

写真のように、新しいデュラセル電池は特に個別パッキングされているわけではありません。しかし新品の電池ですのでご安心ください。

使用時は、電池キャップを取り除いてからご使用ください。

メーカー純正電池はスタンガン販売時にKSPのサービスとして新品をお付けしています。

このサービス電池も、本日出荷分から新しい黄色のデュラセル電池となります。

スタンガン用電池単品

また、お得な6個パックも同様にデュラセル電池に切り替えました。

スタンガン用電池6個パック

なお、以前から案内しています通り、新型回路搭載のスタンガンにはこのデュラセル電池だけでなく、東芝の充電式電池がご利用いただけます。

スタンガンの充電式電池

電池は充電式を使用したほうがはるかに経済的です。末永く、気兼ねなくスタンガンを運用するためにも、是非スタンガンの購入時には充電式電池も一緒にお買い求めください。