備えてますか?店舗防衛・強盗対策のポイント

2010年10月18日

私は毎日、全国の事件ニュースに目を通していますが、店舗の強盗被害が多いですね。

特に多いのがコンビニや牛丼店などの24時間営業の店舗です。

そして貴金属店など。こちらは閉店時間がありますので夜間の盗難も多いようです。

強盗スタイルも様々で、カネを要求し、すぐに逃げてしまう強盗もいれば、店員に怪我をさせ(追尾阻止のためでしょう)逃げる強盗もいます。

強盗の際に犯人が持っている凶器は、ほとんどが刃物です。

カッターナイフや包丁です。身近で入手できるからでしょう。

要求するカネは、レジの中身だけが目当ての場合と、金庫まで同行して開けさせる強盗もいます。

強盗の対処方法

店舗経営者の方は強盗対策はどうお考えでしょうか。

強盗が刃物をつきつけてカネを要求する場合、カネで済めば素直に従うべきでしょう。 一番守るべきものはカネではなく従業員の生命です。 最近の犯罪は被害額に関係なく、凶悪になっています。 犯人はたった数万円のため強盗というとても重い罪を犯します。 犯行を行う人間はだれであれ、それだけ切羽詰っているという事です。

タクシーではたかが数千円の運賃をめぐって殺人が起きます。 犯人としては最初は殺す意図はなかったのかもしれません。 口論や抵抗にあい、激高した結果かもしれません。

コンビニ強盗にしても、逃げた犯人を追いかける店員が後を絶ちません。 その中には追いかけたせいで逆襲に遭い刺されたケースもあります。

犯人と一対一に対峙した時、自分の安全を最優先で考えると「相手のいいなりになる」事が大切で、それは周知徹底されていると思います。

しかし、凶器を持った犯人に対して、店側は全く無防備で良いのでしょうか。

いいなりになって難を逃れればそれも良し。しかし犯人が常軌を逸した行動をとれば、店側(店員)も自分を守るために防御しなければいけません。最悪のケースを考えると、強盗対策のための護身用品を用意していない事は、店員の抵抗手段を奪っているのと同じです。

護身用品の必要性

店舗防衛用の基本となるスタンガンと催涙スプレーは、店舗など屋内に常備するのは完全に合法です。

パチンコ店や銀行、貴金属店では強盗対策としての護身用品の常備が浸透しています。

しかし、強盗被害に遭うのはこれらの店舗だけではありません。日々の事件を観察していると、むしろパチンコ店や銀行よりもコンビニや飲食店のほうが多数の強盗被害に遭っています。

あなたの経営されている店舗には、もしかしたらこれから先もずっと安全なのかもしれません。強盗被害に遭う確立はそう高くないからです。だからといって対策準備をしないのは、火事がめったにないからと言って消火器を置かないのと同じです。防犯は万が一の時に備える事が最も大切で、何かあってからでは遅いのです。

当店からも全国の各種店舗に護身用品を納品していますが、浸透率は不十分です。全国のほとんどの店舗が備えをしておらず、強盗の格好のターゲットです。強盗を計画する側から考えると、こんなに強盗しやすい国はないでしょう。

例えば・・・

犯人が刃物を持ってカウンター越しにカネを要求してきました。 素直にカネを渡しましたが犯人は興奮しきっており、マトモではない。 もともと強盗をする時点でマトモではありません。 そういった時にカウンターの裏に常備しているロングバトンスタンガンと催涙スプレーを取り出し、スタンガンのスパークで威嚇します。犯人はこの予想外の抵抗にうろたえるでしょう。必要に応じて催涙スプレーを噴射します。犯人は噴射を受けた瞬間から、最低1時間は苦しみのあまり身動き一つできないでしょう。

ちなみに相手に対して威嚇効果の高い護身用品を最初に使用し、次に催涙スプレーでとどめをさすという手法は、警備業では常識の犯人撃退手法です。

店舗経営者、従業員の皆様へ 店舗経営者の皆様、日本は犯罪の凶悪化に対し、被害者側の備えがあまりにも不十分です。

防犯カメラやカラーボールは後日の犯人検挙の役には立っても、強盗の現場では身を守るための役には立ちません。

改めて護身用品の常備について真剣に考える事をお勧めします。