護身・防犯コラム

元カレのしつこい「未練」を断ち切る方法という内容のコラムを見ました。

このコラムの冒頭で以下のように説明されています。

しつこい元カレに冷たくして、ストーカー化してしまったり、刃傷沙汰になるケースが報道されることもあります。元カレはあなたのことが忘れられないのではなく、傷ついた男のプライドを回復したいだけなのです。一種の変形された未練ですね。ですので、元カレの「未練」を断ち切る方法を紹介しましょう。

ストーカー(この場合は恋愛ストーカーです)の心理について

元カレはあなたのことが忘れられないのではなく、傷ついた男のプライドを回復したいだけなのです。

と決めてかかるのはどうなんでしょう。

恋愛ストーカーの中でも特に、もともと付き合っていてフラれたから復縁を迫るというケースの場合、ストーカー化した元彼氏はプライドだけの問題でつきまうと決めてしまうのは危険だと思います。

ストーカーの問題については私も以前コラムを書いています。

ストーカーを考える(コラム)

ストーカーの中でも最悪の結末は殺害されるケースですが、男のプライドなどといった問題でここまではしないと考えます。

凶悪な犯行に及ぶ恋愛ストーカーの心理を推測すると、やはり度を過ぎた恋愛感情と、それを達成したいという自分勝手な欲求、そして欲求が達成できないという絶望と怒りだと思います。

今回の冒頭に紹介したコラムでは、ストーカーのプライドを大切にしながら平和的に別れるように書いてあります。

これはある意味正解でもあり間違いでもあります。

正確に言うと「殺意を覚えるほど相手が追い詰められる前に納得させてあきらめさせる」でしょう。

ストーカーへの対処は難しく、当店へも多くの相談が寄せられます。最初は元彼や友達、それがだんだんエスカレートしてくる時に、最悪の事態を避けるためにもストーカーへの理解を深め、慎重に対処するよう心掛けてください。

護身・防犯コラム

お客様が自宅内で空き巣と遭遇したというお話を伺いました。(住人がいたので空き巣というより結果的には物盗りですが)

当店のお客様の中でも比較的多い空き巣被害。

空き巣とは無人の住居に不法侵入して物を盗る犯罪です。

そういった意味で空き巣は犯行時「住人がいない」事で成り立ちます。

なぜ空き巣被害に遭った方々が護身用品のKSPに興味を持つのか?

意外かもしれませんが空き巣に遭った方が口をそろえて言うのが

「家にいない時でよかった!」

なのです。

空き巣ですから当然ながら現金や貴重品を盗まれます。それに加えガラスや鍵を壊されてその修理など 相当な経済的な負担がかかります。

それはもう悔しいですよね。私も車上荒らしでカーナビ盗難に遭った事があるのでわかります。自分がせっかく頑張って買ったもの、稼いだお金や財産を泥棒に持っていかれる。とても納得できるものではありません。

でも被害者の方はほぼ全員が「家にいなくて良かった」というのです。

経済的損失はありますが、何かの間違えではち合わせしなくて良かったと。

空き巣犯は万が一に備え凶器を持っているかもしれません。殺意すら否定できません。口封じとして僅かなお金のために殺人が起こる世の中です。空き巣とバッタリ対面してしまったら強盗化する可能性は大いにあります。逆に対面したから無条件に降伏する空き巣なんているのでしょうか。

2階で就寝中に物音に気付き、1階で空き巣と遭遇、空き巣は居直り強盗となりロープやテープで縛られてキャッシュカードの暗証番号や金庫の番号まで 聞き出されるといった事件も起こっています。

空き巣が素顔を見られたら証拠隠滅のために目撃者を・・・ という可能性もゼロではありません。大いに起こりえます。

【お客様から聞いた被害例】

お客様の自宅はマンションでベランダが外階段と近かった。ベランダの窓のカギをかけずに就寝。ご家族(奥様と小さなお子様)全員でリビング横の和室で寝てたそうです。ご主人が深夜に気配で目覚めリビングに目をやると扉の開き方に違和感を感じた。不審に感じリビングに行くと突然物盗りと遭遇。激高したご主人が大声を出すと物盗りはベランダから逃走。追ったが取り逃がした。調べると就寝場所のそばの財布から現金が抜かれていた。

このお話を聞いて私の口から出た第一声も「ご無事でなにより・・・」でした。

そして被害に遭われたお客様の心配も「もし家が女房や子供だけだったら・・・」です。

お客様はセキュリティ会社の警報装置を付けたそうです。でも通報から駆けつけるまで10分以上かかると言われたそうです。

今回の担当刑事にイロイロ話を聞いたそうですが、そのベテラン刑事さんも 警察への通報から到着まで10分かかると言っているそうです。

警備会社も警察も通報から到着まで10分かかる

そして刑事さんはこうも言っていたそうです。

現場の事件のほとんどは発生から10分以内に犯行が終わっているのが現実です。

そう、警備会社も警察も危険なその時に間に合わないのです。

さらに刑事さんは

万が一の時にその場で自分を守る方法が必要です

とも言っていたそうです。

それらの事を総合してお客様は護身用品を考えるに至ったのです。

万が一の時に自分だけの力で自分の身を守る。それが護身用品です。

護身とは失敗の許されない一度きりの反撃。

もし不幸にも犯人とばったり合ってしまった時、自分や家族の身を守るのは 防犯カメラでも高性能なカギでも警備会社や警察でもありません。

唯一「信頼のおける本物の護身用品」だけが私たちを救ってくれるのです。

ーーー追記ーーー

よく護身用品を使用して犯人を捕まえてやるという過激な方がおられます。これは絶対にやめて下さい。護身用品は自分の身を守り、安全な場所に逃げる時間をかぜぐためのものです。

最大限の圧倒的な反撃を行い、すぐに逃げる。

この事を徹底して下さい。

逃げる事は恥でもなんでもありません。

先述の刑事さんも、

一人で犯人一人を捕まえる事なんて警察官であっても簡単な事ではない、ほとんど不可能に近い、 絶対に捕まえようなどと思わないように。

ときつく言われていたそうです。

護身・防犯コラム

私は毎日、全国の事件ニュースに目を通していますが、店舗の強盗被害が多いですね。

特に多いのがコンビニや牛丼店などの24時間営業の店舗です。

そして貴金属店など。こちらは閉店時間がありますので夜間の盗難も多いようです。

強盗スタイルも様々で、カネを要求し、すぐに逃げてしまう強盗もいれば、店員に怪我をさせ(追尾阻止のためでしょう)逃げる強盗もいます。

強盗の際に犯人が持っている凶器は、ほとんどが刃物です。

カッターナイフや包丁です。身近で入手できるからでしょう。

要求するカネは、レジの中身だけが目当ての場合と、金庫まで同行して開けさせる強盗もいます。

強盗の対処方法

店舗経営者の方は強盗対策はどうお考えでしょうか。

強盗が刃物をつきつけてカネを要求する場合、カネで済めば素直に従うべきでしょう。 一番守るべきものはカネではなく従業員の生命です。 最近の犯罪は被害額に関係なく、凶悪になっています。 犯人はたった数万円のため強盗というとても重い罪を犯します。 犯行を行う人間はだれであれ、それだけ切羽詰っているという事です。

タクシーではたかが数千円の運賃をめぐって殺人が起きます。 犯人としては最初は殺す意図はなかったのかもしれません。 口論や抵抗にあい、激高した結果かもしれません。

コンビニ強盗にしても、逃げた犯人を追いかける店員が後を絶ちません。 その中には追いかけたせいで逆襲に遭い刺されたケースもあります。

犯人と一対一に対峙した時、自分の安全を最優先で考えると「相手のいいなりになる」事が大切で、それは周知徹底されていると思います。

しかし、凶器を持った犯人に対して、店側は全く無防備で良いのでしょうか。

いいなりになって難を逃れればそれも良し。しかし犯人が常軌を逸した行動をとれば、店側(店員)も自分を守るために防御しなければいけません。最悪のケースを考えると、強盗対策のための護身用品を用意していない事は、店員の抵抗手段を奪っているのと同じです。

護身用品の必要性

店舗防衛用の基本となるスタンガンと催涙スプレーは、店舗など屋内に常備するのは完全に合法です。

パチンコ店や銀行、貴金属店では強盗対策としての護身用品の常備が浸透しています。

しかし、強盗被害に遭うのはこれらの店舗だけではありません。日々の事件を観察していると、むしろパチンコ店や銀行よりもコンビニや飲食店のほうが多数の強盗被害に遭っています。

あなたの経営されている店舗には、もしかしたらこれから先もずっと安全なのかもしれません。強盗被害に遭う確立はそう高くないからです。だからといって対策準備をしないのは、火事がめったにないからと言って消火器を置かないのと同じです。防犯は万が一の時に備える事が最も大切で、何かあってからでは遅いのです。

当店からも全国の各種店舗に護身用品を納品していますが、浸透率は不十分です。全国のほとんどの店舗が備えをしておらず、強盗の格好のターゲットです。強盗を計画する側から考えると、こんなに強盗しやすい国はないでしょう。

例えば・・・

犯人が刃物を持ってカウンター越しにカネを要求してきました。 素直にカネを渡しましたが犯人は興奮しきっており、マトモではない。 もともと強盗をする時点でマトモではありません。 そういった時にカウンターの裏に常備しているロングバトンスタンガンと催涙スプレーを取り出し、スタンガンのスパークで威嚇します。犯人はこの予想外の抵抗にうろたえるでしょう。必要に応じて催涙スプレーを噴射します。犯人は噴射を受けた瞬間から、最低1時間は苦しみのあまり身動き一つできないでしょう。

ちなみに相手に対して威嚇効果の高い護身用品を最初に使用し、次に催涙スプレーでとどめをさすという手法は、警備業では常識の犯人撃退手法です。

店舗経営者、従業員の皆様へ 店舗経営者の皆様、日本は犯罪の凶悪化に対し、被害者側の備えがあまりにも不十分です。

防犯カメラやカラーボールは後日の犯人検挙の役には立っても、強盗の現場では身を守るための役には立ちません。

改めて護身用品の常備について真剣に考える事をお勧めします。

護身・防犯コラム

犯罪の方法は日々変化しています。(進化という言い方はしたくありません)

今回は変わった強盗被害例を紹介します。

「引っ越し挨拶」装い女子大生の部屋に強盗

 東京・中野区で、引っ越しの挨拶を装った2人組の男が、一人暮らしの女子大学生の部屋に押し入り、現金などを奪って逃走しました。

 警視庁によると、11日午後10時半ごろ、中野区中野で、2人組の男が「引っ越しの挨拶に来た」と言って、一人暮らしの女子大学生のマンションを訪ねてきました。女性がドアを開けた瞬間、男らは部屋に押し入り、女性を後ろ手に縛って「金を出せ」と脅しました。男らは、バッグの中から現金約8000 円とキャッシュカードを奪って逃げました。女性にけがはありませんでした。今月3日にも、引っ越しの挨拶を装った2人組による強盗事件が約1キロ離れたマンションで起きていて、警視庁は同一犯とみて調べています。

この事件は実際に東京都中野区で起きた事件です。

普段、宅配便やピザの宅配などに注意(宅配便や宅配ピザを装う強盗は昔からあり、警戒されている方が多い)している方でも、引っ越しの挨拶と言われれば、相手が見ず知らずで私服であっても警戒心を持たずに玄関を開けてしまうかもしれません。

近所に越してきた、挨拶したいとなると、今後の付き合いや印象などを考えてドアを開けてしまうと思います。

しかし、引っ越し挨拶といった良い習慣が悪用されるようになった以上、もう油断は出来ません。

実際にドアを開けると押し入ってきて、金品を奪われたり乱暴される危険があるという事です。

引っ越し挨拶を含め、やはり訪問者が来てドアを開ける前には十分に確認するようにしましょう。

過度の警戒が失礼になる時代はもう過ぎたと言っても過言ではありません。

十分過ぎるくらい慎重に確認しましょう。

また、逆に引っ越し挨拶をする側になった時は、相手が警戒しても当然のことと受け入れ、悪印象を持たないようにしたいものです。

防犯専門店KSP 店長 白石