護身・防犯コラム,熊・イノシシ・害獣

熊に注意

クマの被害が止まりません。

岩手県では野鳥の調査をしていた男性が、クマに襲われ大ケガをしました。

この事件を踏まえ、熊の危険性やその背景、有効な対処方法について詳しく解説します。

顔・首に深い傷…クマに襲われ男性大ケガ

2014年8月27日

27日午前、岩手・紫波町の雑木林で、野鳥の生態調査をしていた男性がクマに襲われ大ケガをした。岩手県内で、今年クマに襲われケガをした人はこれで10人目。

27日午前9時半頃、紫波町南日詰を流れる滝名川の川岸にある雑木林で、盛岡市高松の会社員・竹村圭弘さん(45)がクマに襲われた。竹村さんは、顔や首、腕などに深い傷を負う大ケガをして手術を受けているという。

警察によると、竹村さんは、県の委託を受けて、野鳥の生態調査をしていた最中で、10メートルほど離れた場所で調査をしていた同僚の男性が悲鳴を聞いて駆けつけたところ、竹村さんが血まみれになっていたという。

現場付近では今年たびたびクマが目撃されていて、先週も近くの養鶏場で卵が食べられる被害が発生している。クマの出没を受けて、現場近くの小学校では、下校時に保護者が車で迎えにくる措置がとられた。

警察と地元の猟友会がクマを捜索したが見つからず、町では注意を呼びかけている。

今年、岩手県内でクマに襲われケガをした人は、去年の同じ時期と比べて1人多い10人になった。

野生動物の中で、特にクマは体格も凶暴性も別格です。

今回被害に遭った方は、頭や首に深い傷を負い、病院で手術を受けているそうです。恐らく、クマの爪や牙によって付けられた傷と思われますが、被害に遭った男性がどれほど恐ろしかったか、想像を絶します。

近くには小学校もあるようなので、児童や保護者の方も恐怖を感じていると思います。

熊被害のニュースをチェックしていると、ほとんどの被害者が山菜採りや山間部で農業を営まれている高齢者です。だから、ついつい「高齢者だから走れなくて逃げられなかった」とか、「若い人だったら抵抗できたかも」とか思われがちですが、実際には人間と熊とでは絶対的な腕力と凶暴性の差があるため、腕力で抵抗しても絶対に勝ち目はありません。

熊イメージ
牙を剝きだしにする野生の熊

この事件も、被害者は普段から山間部に調査に出向かれている方のようなので、熊よけ鈴など一般的な対策はしていたはずです。今回の結果は、そういった一般的なクマ対策が、思ったような効果がないことを物語っているとも考えられます。

自然界において人間は弱い生き物であり、野生の脅威に立ち向かうためには道具が必要です。そして、最も確実にクマを撃退できるのは熊よけスプレーだけです。

熊よけスプレー
リュックサックに取り付けた熊よけスプレー
リュックサックに取り付けた熊よけスプレー

もし熊よけスプレーなしで熊に出会い襲われた場合、助けを呼ぶのは簡単ではありません。まずは目の前の熊を撃退できるのかどうか、その手段を持っているのかどうかが生死の分かれ目と言っても過言ではありません。(実際に日本でも熊による死亡事故が起きています)

山間部や熊出没地域へ出向かれる方は、熊の危険性を十分に考慮し、万全の安全対策を行ってください。

注意してください

クマを撃退できる熊よけスプレーはB-609(中型)B-610(大型)です。

なお、大型種のヒグマには使用できません。ヒグマは北海道にのみ生息しているため、北海道の方はご注意ください。本州以南にはヒグマは生息していませんので上記スプレーを備えてください。

要望の多かった動物対応催涙スプレーB-609をリュックサックの肩ベルトに装着する方法も公開していますので、あわせてお読みください。

当店の熊よけスプレーはこちら

熊・イノシシ・害獣

クマ出没、高まる危険性 深刻な餌不足予想、注意呼びかけ 岩手

産経新聞 8月14日(木)7時55分配信

 クマが人里に出没する危険性が高まっていることが、東北森林管理局の平成26年度のブナの開花状況と結実予測から分かった。県内では、クマの好物であるブナの実の結実が期待できず、深刻な餌不足が予想されているためだ。

「これから秋にかけて、クマが人里のどこに出てもおかしくない状況です」。クマの生態に詳しい森林総合研究所東北支所生物多様性研究グループ(盛岡市)の大西尚樹主任研究員はこう警鐘を鳴らす。

深刻な餌不足が予想されるのは昨年のブナの実が8年ぶりに豊作だったため。冬眠中に出産するクマが餌に恵まれ、個体数を増やした一方で、26年度のブナの開花状況は調査した24カ所のうち18カ所が「非開花」で、ほとんど実がならない予想となっている。

開花状況を基にした豊凶指数も0・3と、資料が残っている2年度以降では18年度の0・4を下回る過去最低。ブナは2年連続で豊作にならないという経験則もあり、県は餌不足の懸念から今年3月18日付で出没注意報を発令していた。この不安は的中し、県が7月末でまとめた県内のクマによる被害は8件9人で、25年度の7件11人を件数で上回っている。

大西主任研究員は、生ごみを夜出さない▽ガソリンやペンキなど、においの強いものは室内に置く▽栗や柿は早めに落とす-といった対策を呼びかけている。

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熊・イノシシ・害獣

人へのクマ被害、8割が会津で発生 山菜採り遭遇最多

福島民友新聞 8月1日(金)14時15分配信

 県内で2007(平成19)年4月から今年6月までに発生したツキノワグマによる人的被害43件のうち、およそ8割に当たる34件が会津方部で発生していたことが31日、分かった。会津地方振興局と同振興局管内13市町村でつくる会津地域ツキノワグマ対策協議会が喜多方市で開いた会議で報告された。
報告によると、人的被害は会津方部が79%と突出して多く、南会津、県北両方部は共に4件で9%、県中方部は1件で3%だった。
クマからの人的被害を受けた51人がクマと遭遇した場面は山菜採り中が22人で全体の43%と最も多く、農作業中が7人(全体の14%)、キノコ採り中が5人(同10%)と続いた。
遭遇した場所は43件のうち8割超の36件が山林、山林近くの集落「里地」が6件、市街地は1件だった。
県は、会津方部に人的被害が集中した理由について、もともと生息数が多いことに加え、東日本大震災後に人が山に入らない時期が続き、その間にクマの行動範囲が広がったのでは―と分析する。また、会津方部の山林の放射線量が比較的低いため、山菜やキノコを採るため山に入りやすい環境だったことも原因の一つとみている。

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熊・イノシシ・害獣

今年初のツキノワグマ出没警報/富山

チューリップテレビ 7月29日(火)12時7分配信

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今年初のツキノワグマ出没警報

 28日、南砺市の山間部で54歳の男性がクマに襲われたことを受けて、県は今年初めてのツキノワグマ出没警報を出して注意を呼びかけています。
28日午後4時15分ごろ、南砺市のたいらスキー場のクロスカントリーコースで、54歳の小学校教諭の男性がクマに襲われ、頭や右肩をひっかかれる大けがをしました。
これを受けて、県は今年初めてのツキノワグマ出没警報を出して、山間部ではクマが活発に活動する朝や夕方の外出を控えることや、県のホームページのクマの出没情報などを見て危険な場所に近づかないよう呼びかけています。
県によりますと、今年のクマの目撃情報は106件と例年並みですが、今年はクマのエサとなるドングリの不作が予想されるため、さらにクマの行動範囲が広がる可能性があるということです。

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熊・イノシシ・害獣

夏の里にツキノワグマ 滋賀で目撃多発

京都新聞 7月26日(土)9時29分配信

熊に注意

(写真)捕獲後、奥山に放されたツキノワグマ。体長約1.2メートルの成獣だった(5月、大津市内)=滋賀県自然環境保全課提供

 ツキノワグマの目撃が滋賀県北部を中心に6月以降、例年に比べ大幅に増えている。本来は冬眠前の9~11月に人里近くで出没が増えるが、県自然環境保全課は「山に餌が少ない上、6月はササ類を食べるシカと競合し、人里に現れるのではないか」と推測。住宅地近くで目撃されるケースもあり、各自治体はチラシや看板などで注意を呼び掛けている。

県の集計では、本年度のツキノワグマの目撃数は4、5月は平年並みだったが、6月は計18件と急増。過去10年の同月平均の8件を大幅に上回った。地域別でも長浜市の8件、米原市3件、高島市3件、大津市4件と広範囲にわたる。秋口にかけ、さらに増加が予想されるため、同課は安全対策を促している。
目撃場所も、住民に身近な場所での出没が相次ぐ。6月7日に大津市北比良の住宅地近くで1頭(体長1~1・5メートル)、長浜市北野町の神社脇で1頭(同約1メートル)が確認されたほか、7月10日には米原市大清水の集落付近で1頭を見かけたとの情報があった。
同課は「クマは秋は木に登って実を採るが、5、6月は主にササを食べる。シカの食害が甚大な現状から考えて、森林の餌が相当減っているのではないか」と話す。
昨年度は目撃ゼロだった大津市はチラシ1400部を作り、各自治会などに配布した。対策として、家の周りの不要な柿やクリの実、蜜蜂の巣を除去する▽墓地の供え物は持ち帰る▽本来臆病で人を避けるので、ラジオや鈴など音を出す物を身に付ける-などを挙げている。長浜市は市の防犯メールを活用しクマの出没情報を知らせ、高島市は発見地近くに「クマ出没注意」の看板を設置した。
県の2012年度の調査では、ツキノワグマは県内に推定で260~280頭生息している。希少種のため、捕獲した際は凶暴性などを考慮した上で奥山に放すという。

熊にはくれぐれも注意しましょう。

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熊・イノシシ・害獣

石川県でクマの目撃情報が急増しています。

次の記事は7月17日に毎日新聞が報じた内容です。

<熊>石川で目撃倍増、住民警戒 今年106件、2人重傷

毎日新聞 7月17日(木)19時1分配信

 石川県内で先月から、熊の目撃情報が急増している。県警に今年寄せられた情報は金沢市を中心に106件(13日現在)で、昨年の同時期(51件)に比べて倍増した。熊に襲われた被害も2件起き、2人が重傷を負った。金沢市御所町で先月末、散歩中の夫婦を襲った熊を、一緒にいた飼い犬が撃退したニュースが注目を集めたこともあり、住民の警戒感が強まっていると見られる。【中津川甫】

 県警地域課によると、月別の件数は、3月1件(前年0件)▽4月9件(同4件)▽5月20件(同25件)▽6月39件(同16件)。今月も13日現在、37件寄せられ、昨年同日時点(6件)の6倍。

 住宅地に近い山間によく出没し、子熊の目撃情報が多い。

 先月28日には、金沢市御所町2の山道で、市内の63歳男性が散歩中に木に登っている子熊を目撃した直後、後ろから親熊に頭や尻をかまれて重傷を負った。親熊に立ち向かって追い払った飼い犬が大きく報道され、熊出没に関心が集まるきっかけとなった。白山市の山林では、駆除中の50代男性が熊に顔をかまれた。

 加賀市奥谷町の北陸自動車道では今月4日夕、熊が侵入防止柵(高さ1・5メートル)を飛び越えて侵入。下り線を走っていた中能登町の男性(36)の運転する車に衝突し、数メートルはね飛ばされた後、柵をよじ登り山中に走り去ったという。車はバンパーが破損したが、男性にけがはなかった。

 県自然環境課は「今の時期は例年交尾や子離れなどで熊が活発化し、目撃が増える」と指摘。県警地域課の山崎哲朗次席は「家の周りに生ゴミを捨てたり、子熊を見かけても近付いたりしないでほしい。目撃情報があった一帯の見回りを強化したい」と話している。

石川県のみに留まらず、今年の春頃から全国で熊の目撃情報と被害が急増しています。

原因は昨年のブナの実の豊作と、今年のブナの実の凶作にあるとのこと。

昨年のブナの実豊作で子熊が増え、クマ全体の個体数が増えた挙げ句、今年のブナの実凶作でエサ不足から人里に出現する親子クマが増えているという理由のようです。

空腹に加え、子育て中のクマは攻撃的になるという話もあり、実際に今年は例年よりも人が襲われる被害が多い印象を受けます。

梅雨前までは山菜採りで山に入る高齢者の被害が多かったのですが、いよいよ全国的に梅雨明けの時期になり、夏休みと重なってレジャーなどで山に入る方も増えると予想されます。

山間部に出かける際は付近のクマ目撃情報に十分注意してください。

情報は、最寄りの市町村役場や警察に問い合わせるのが一番でしょう。

さらに万が一の遭遇に備え、必ず熊よけスプレーを必ず携行してください。

万一クマと遭遇し襲われた場合には、素手でクマを撃退するのは容易ではなく、場合によっては大怪我をしたり命を落とした例もあります。

野生動物は危険という認識を忘れず、警戒を怠らないようにしながらアウトドアを安全に楽しみましょう。

熊・イノシシ・害獣

私の趣味は釣りです。

それでよく渡船を利用して離島に渡り、島で一晩を過ごします。

そんな中、先日怖い体験をしました。

山道で怖かった体験イメージ画像

その日に渡った島には釣り場が2箇所ありました。まず1つ目の釣り場で釣りをしたのですが、思ったほど釣れないため移動することにしました。

2つめの釣り場までは歩いて1時間ほどの距離です。そこに向かうためには、ほとんど人が住んでいない一つの大きな山のような島の真ん中を、徒歩で縦断しなければなりません。

友人と2人で行ってたのですが、深夜の山歩きに加え、島のあちらこちらに「イノシシ注意」の看板があるので、危ないのではないかと話し合いました。しかし釣るためには行くしかないという結論になり、荷物をまとめて移動を開始しました。

出発してすぐ、長い上り坂を登ってゆくとすぐ、周囲はうっそうとした密林になりました。街灯もなく真っ暗です。明かりは手元の懐中電灯だけです。

できるだけ早く次の場所に着きたかったので、友人と二人早足で歩いていました。

すると暗闇の中、道路脇の斜面の上のところで「バキッ」と音がしました。。。

ぎょっとして足が止まり、友人と二人で顔を見合わせました。持っていた懐中電灯で照らしてみますが、あたりはうっそうした森で見通しが全く効きません。近くの木々は照らされますが、少し奥になると真っ暗の暗闇です。これはイノシシかもしれないと考え、歩調をさらに早めて歩き出しました。

歩いていると、また別の場所で「バキッ、バキッ」と枝を踏むような音がします。

万が一に備え、私は持っていた熊よけスプレーを、いつでも使用できるように準備しました。友人は投げつけられるようなものを選び、利き手に持ちました。そのまま周囲に注意を払いながら歩き続けました。

それからも、道路脇では私達が通り過ぎるのに合わせるように、いろいろな音がしました。草や茂みをかき分ける音、枝が折れる音、何かが移動しながら枯葉を踏む音などです。

何かがいる、それだけは確定的ですが、姿は全くわからないという恐怖感を感じたまま、友人と二人でただひたすら歩き続けました。

約1時間で移動先の釣り場に着き、明かりと数件の民家にほっと安堵したのを覚えています。到着したときは友人も、汗だくで安堵の表情を浮かべていました。きっと私も友人から見たら同じだったと思います。

この恐怖の体験がイノシシだったのか、野犬だったのかはわかりません。

しかし密集した山林の中で移動していた音は、人ではないことは確信できます。

もしあのとき、熊よけスプレーを持っていなければ、危険に対する有効な手段はありませんでした。あのとき、友人と顔を見合わせ、万が一の時には熊よけスプレーで撃退する最終手段があるという頼もしさに救われたのを、鮮明に覚えています。

山林など人里離れた場所で危険に遭遇した場合、助けを呼ぶことは不可能です。もしもの時には自分自身で対処するしか方法はありません。今回の経験で、このことを身をもって痛感しました。

野外活動において、熊よけスプレーは最低限必要な安全装備です。山間に出向く方は野生動物対策を忘れないようにしてください。野外での安全対策は何よりも最も重要です。現実に危険と遭遇してから後悔しても手遅れになりますのでご注意ください。

私が推奨する熊よけスプレーはこちらです。小型で携帯性が抜群です。

熊よけスプレー中型モデルB-609

この熊よけスプレーは携帯しやすい専用のホルスターもあります。専用ホルスターとのセット商品はこちらです。

熊よけスプレー中型モデルB-609ホルスターセット

山間部にお出かけの方は自己防衛のため、必ず熊よけスプレーを持参しようにしてください。

熊・イノシシ・害獣

熊よけ催涙スプレー
▲対人用には使用できない高濃度タイプの熊よけスプレーの例。使用時には人に害がないよう細心の注意が求められる。

いやはや耳を疑いました。ではなく目を疑いました。

岐阜県にある小学校の教室で、児童がいるなか、あろう事か教師が熊よけスプレーを噴射したそうです。

このニュースには本当に驚きました。

熊よけスプレーで児童約40人手当て  2013年6月7日

7日午後、岐阜県富加町の小学校で、教室に入ってきた蜂を駆除しようとして男性教諭が熊よけのスプレーをまいたため、児童およそ40人が目やのどの痛みなどを訴えて病院で手当てを受けました。

いずれも症状は軽いということです。

7日午後2時半ごろ、岐阜県富加町の町立富加小学校から「熊を撃退するスプレーで子どもの気分が悪くなった」と消防に通報がありました。

警察によりますと、校舎の1階にある2年生の教室に蜂が入ってきたため、29歳の男性教諭が駆除しようとして職員室にあった熊よけのスプレー取りに行き、教室でまいたということです。

この教室のほか、隣や2階の教室にいた2年生と4年生の児童、合わせておよそ40人が目やのどの痛みや気分の悪さを訴えて救急車などで病院に運ばれ、手当てを受けました。

児童の症状はいずれも軽いということです。

町の教育委員会によりますと、この小学校から2キロほど離れた山間部で平成22年以降、3回、熊の目撃情報があったことから、職員室に熊よけのスプレーが用意されていたということです。

警察は男性教諭が熊よけのスプレーを使用した理由などについて調べています。

熊よけスプレーの中には海外で大型のヒグマに対して使う高濃度のものがあり、人体に非常に危険です。

熊よけスプレーの多くは北米原産であり、日本に輸入されています。熊よけスプレーは、北米に生息するグリズリーやホッキョクグマなどの撃退を前提にした催涙スプレーであり、海外では熊として一般的な「大型のヒグマ」用の製品です。(当店の熊よけスプレーは対人用としても使用できる安全性の高い熊よけスプレーです。)

ホッキョク熊を想像してみてください。あのような大型でどう猛な熊が、熊よけスプレー原産国の北米では標準的な熊です。(国内では北海道のみ同種のエゾヒグマが生息していますが、本州以南では大型種は生息していません)

国内で販売されている熊よけスプレーは、ほぼ全て北米から輸入された大型ヒグマ用です。催涙成分は劇薬に匹敵するほど高められており、人体に有害です。絶対に人にかからないという前提で使うべきであり、万が一人にかかれば皮膚のただれや失明など重篤な後遺症の恐れがある、恐ろしい催涙スプレーです。

熊よけスプレーは、エゾヒグマと遭遇の可能性がある地域のみ限定で使用しなければなりません。本州以南では全く必要のない危険な催涙スプレーです。本州以南では18万SHUのポリスマグナムを使うべきであり、熊よけスプレーは論外です。

日本護身用品協会 熊よけスプレーの実態及び危険性の勧告

http://www.jsdpa.com/data/bearspray00.pdf

出展 日本護身用品協会

今回の事故では恐らく、教師は子どもたちに向けて噴射したのでなく、壁や窓にとまった蜂に向けて噴射したと想像します。そのため子どもたちは辛うじて重症化をまぬがれたと思われます。まさに不幸中の幸いです。

それにしても岐阜県のようにヒグマが生息しない地域に、しかもよりによって学校に、なぜこのような危険な催涙スプレーが納品されているのか、心から疑問におもいます。備品の調達側、そして納品側、両者ともに催涙スプレーの威力や危険性、そして野生動物の生息状況についてあまりにも無知だったのではないでしょうか。万が一のとき、最も被害を受けるのは児童である子どもたちという事実を考慮すると、学校や納入業者はあまりにも無責任です。

改めて警告します。

学校に熊よけスプレーは厳禁です!

現在、日本護身用品協会に報告があっているだけでも、防犯スプレーと称して熊よけスプレーを導入している学校が全国で相当数あるようです。

学校関係者の皆様、保護者の皆様、納品業者の皆様へ 今すぐ校内の催涙スプレーの有無と種類確認を実施し、安全確認を徹底してください。

北海道以外の地域では、教室や校庭への熊浸入対策をする場合に最も適している熊よけスプレーのはこちらの2機種です。

熊よけスプレー中型モデルB-609

熊よけスプレー大型モデルB-610

学校関係者の方は、子ども達の安全のためにも、過度に強力な熊よけスプレーには十分に注意してください。

熊・イノシシ・害獣

野外カメラマンには催涙スプレーが必須

カメラを趣味にしている方は多いと思います。

特にこの時期は夏真っ盛りで山や川などアウトドアで、生き生きとした大自然をカメラに収めようと出かける方もいると思いますが、夏は気候も良いので山奥まで出かけたりキャンプをしながら撮影といった具合に自然を満喫しなくなるのではないでしょうか。

こういった普段の活動圏よりもより自然の中に入っていくと、自然の素晴らしさと共に危険も増します。

特に熊や野犬、イノシシはアウトドアレジャーの危険性として十分に注意する必要があります。

当店では趣味でアウトドアの写真をとっている方や、山奥に釣りに出かける方からもご相談があります。

やはり皆さん、自然に触れる機会が多いほど危険な野生動物も目にされているようです。

先日のご相談では、一緒に出かけた仲間の方が熊に襲われて怪我をしたそうです。

幸い大事には至らなかったようですが、見ている周囲の仲間も恐怖のあまり為す術がなかったそうですが、さすがに相手がクマとなると恐らく誰でもそうなるのだと思います。

もし熊が凶暴だったり空腹だったらと思うとぞっとします。

アウトドア活動において熊や野犬の対策は必須です。

出かける際はもしもの備えとして必ず熊よけスプレーを携帯しましょう。

推奨する熊よけスプレー

当店が推奨する熊よけスプレー(北海道のエゾヒグマを除く全ての熊、イノシシ、野犬、猿、鹿に効果あり)は次の通りです。

全国の国公立機関、教育機関、各自治体、各種団体に多数納品している実績の高い熊よけスプレーです。

携帯しやすい中型モデル

熊よけスプレー中型モデルB-609

熊よけスプレー中型モデルB-609ホルスターセット

安心の大容量大型モデル

熊よけスプレー大型モデルB-610

熊よけスプレー大型モデルB-610ホルスターセット

野外活動の際には必ず熊よけスプレーを持参し、安全を確保しましょう。

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危険な秋の熊に注意

今年もクマ被害のシーズンがやってきました。

例えばこのような事件のように、全国で熊による被害が起きています。

クマに襲われ4人重軽傷 長野 住宅に入り込み射殺

 長野県山ノ内町で21日早朝、ツキノワグマが現れ、男性4人を次々と襲った。クマは民家に入り込んだが、約1時間45分後に地元の猟友会員が射殺した。

 1人が重傷を負って入院したが、4人とも命に別条はないという。

 中野署によると、クマは体長約160センチ、体重約80キロのオス。21日午前5時40分ごろ、同町佐野の夜間瀬川の堤防道路で男性(66)が襲われ、頭などに2週間のけがをした。

 約15分後には、川を挟んで約1キロ離れた同町平穏で男性(81)が自宅の庭にいたところ、同一とみられるクマにかみつかれるなどした。男性は手や頭を骨折するなどして入院した。

普通は人や民家に近づかない野生の熊ですが、冬前のこの時期には食料を求め人里に降りてくる事が多くなります。

自然界での食料の不足も原因の一つですが、人里では食料を得やすいと学習しているようにも感じます。

熊に効果的に対処するには熊よけスプレーしかありません。

特に熊はほとんどの場合、ヒトよりも大型で動きも俊敏なため、動物用の熊よけスプレーが必要です。

護身用催涙スプレーで業界で最も強力なポリスマグナムは、これら熊対策においても最も効果的です。特に、5mもの距離を消火器のように大量に噴射するジェットタイプの熊よけスプレーは最も熊対策に適しています。

ジェットタイプの熊よけスプレーには携帯しやすい中型タイプと、大容量で安心な大型タイプがあり、林野業の業務の方々や各種調査隊の方々に高く評価されており大きな実績があります。

もちろん有事の際にはヒトにも使えるので防犯面でも安心です。

中型タイプ B-609

熊よけスプレー中型モデルB-609

大型タイプ B-610

熊よけスプレー大型モデルB-610

【注意】

熊対策用としての熊よけスプレーで、市販の「熊スプレー」と言われるタイプはヒグマ専用であり、成分強度が強過ぎてヒトには使用できないと言われています。万が一ヒトに噴射したり、使用時に謝ってヒトにかかってしまうと皮膚のただれや水膨れ、失明の恐れがあり大変危険です。熊用スプレーを運用されている方は十分に注意して下さい。

これから秋の行楽シーズンです。 楽しいハイキングやキャンプなどアウトドアレジャーにおいても自然を甘く見ず、十分に注意して安全に配慮しましょう。