催涙スプレー

機種がとても多い催涙スプレーは、選ぶのもなかなか大変です。

これまでも催涙スプレーの選び方というページは公開していましたが、不十分な点も多く、選ぶ際にはお客様にもご負担をかけていたことと思います。

そこで今回は、催涙スプレーのサイズを選ぶ方法をガイドしたページを公開しました。

護身用品は持ち歩きが前提となる場合が多いので、持ち歩きに負担にならず、自分に適したサイズを選ぶことは催涙スプレー選びの基本となります。小さすぎた、大きすぎたといった買い間違えを無くし、ご自身に最適なサイズを間違えず選ぶために是非お役立てください。

公開したページはこちらです。

https://www.ksp-web.com/jyouhoutisiki/sairui_erabu_size.html

催涙スプレー

△これでもかと販売されているamazon出品規約違反の催涙スプレー

amazonでは催涙スプレーは出品規約違反です。

にも関わらず、凄い数の催涙スプレーがamazonで販売されています。

もちろんこれは、amazonの監督不足、チェック不足も原因ではありますが、規約違反と知っていながらamazonで販売するモラルのない販売業者が一番の問題です。

例えば2019/03/11現在、amazonで催涙スプレーを検索した結果では、下の赤枠の催涙スプレーに「Amazon’s Choice」のマークが付いています。これはつまりamazonが、最もお推奨する商品ですよとユーザーに勧めているわけです。

でも、実際に商品ページを見ると説明文がひどい。

商品の説明文はたったの2行です。

威力も、安全性も、有効期限も、噴射タイプ(液状?霧状?)も、そして催涙成分も書いてない。

どれだけ無責任な業者なんだと呆れかえるわけで、それでもamazonとレビューの評価を信じ、買う方がいるという現実を目の当たりにし、とても不安になります。

催涙スプレーはしっかり製品を選ばないと、下手に弱い催涙スプレーをつかまされるとひどい目に遭います。万が一の時に護身が成功するのか失敗するのかは、生きるか死ぬかの問題と同列です。

皆さんご存じの通り、もはやamazonのレビューはサクラが横行し、役に立ちません。もしレビューを参考にするなら、最も悪い評価を付けたレビューを最も信頼すべきです。

こういったわけのわからない催涙スプレーを、本当に命を守るために購入する方がいるかもと考えると、他人事ながらゾッとします。

護身用品は、本当に護身用として備えたい場合、オモチャではダメだということは、誰にでもわかるはずです。

amazonは巨大企業です。amazonそのものは信用できる企業でしょう。しかし販売している商品はamazonが販売しているものはごく一部です。ほとんどの商品はいろいろな業者(最近はほぼ中国の業者)がほとんどで、商品の良し悪しなど二の次で、ただ安く叩き売りをしている状態です。

こんな中、商品の信頼性を判断するのは良識ある判断力を持った日本人ということになります。

みなさん、amazonの催涙スプレーには本当に気を付けてください。

催涙スプレー

催涙スプレーは試し撃ちをしてください

なんだかネットで見ていたら「催涙スプレーの試し撃ちは控えてください」みたいな注意書きを見かけました。正直驚きました。なんてこどだ!(どこのサイトで見たのかは伏せておきます。)

専門家の視点で言うと、正解は正反対です。

催涙スプレーを買ったら必ず試し撃ちをする。

これが正解です。皆さん気を付けてください。

試し撃ちが必要な理由

試し撃ちが必要な理由は2つあります。

  • 不良品の確認
  • 噴射のイメージを体感

両方とも確実に護身を成功させるためにとても大切なことです。

不良品の確認

催涙スプレーとはいえ工業製品である以上、初期不良ゼロはあり得ません。必ず不良品である可能性があります。

当店では「品質の最後の砦 KSPの徹底した護身用品の品質検査」でも語った通り、商品の品質検査に情熱を傾け、不良品の撲滅を目指しています。世の中には不良品を販売しても大きな問題にならない業界もありますが、護身用品は人の生死に関わる製品なので不良品はあってはならないと考えているからです。

ですから当店は、スタンガンや特殊警棒といった動作チェックできる製品は、全て徹底的にチェックをして出荷しています。

こういう中において、不良品のチェックが不可能な場合があります。

それが催涙スプレーの噴射の可否です。

催涙スプレーは内容量が限られ、補充も出来ません。品質チェックと称して販売前に噴射すれば、内容量が減り、仕様通りの内容量で販売が出来ません。

こういった理由で、催涙スプレーの噴射の可否は残念ながら販売時にチェックできていない状態です。

つまり、催涙スプレーの最終的な噴射の可否の確認はお客様自身が行っていただく必要があります。

催涙スプレーが正常に噴射できる正常品なのか、これを確認するというのが理由の1点目です。

噴射のイメージを体感

催涙スプレーは機種によって噴射の様子に違いがあり、操作方法も違います。

どのような操作で噴射できるのか?ボタンの固さはどれくらいなのか?どのように催涙剤が噴射されるのか?催涙剤はどれくらいの距離まで届くのか?どれくらい風の影響を受けるのか?

実際の感覚を体感しておくことは、万が一使用する際の失敗を減らすことに繋がりますし、日頃の安心感にもなります。

催涙スプレーは限られた量(噴射時間)で確実に相手を撃退しなければならず、失敗は許されません。

ご自分が所有している催涙スプレーの能力を体感しておく。これが理由の2点目です。

なぜ控えてくださいなのか?

催涙スプレーの試し撃ちには、上記のように護身を成功させるための準備として必須です。専門家なら考えずともわかることです。

それなのに、なぜ試し撃ちを禁じるようなことを言うのでしょうか。

「控えてください」は「しないでください」ではないという反論も聞こえそうですが、それは違います。「控える」と「しない」は言葉の意味としては確かに違うものです。でも、それがホームページや取扱説明書に明記されていると、ユーザーからすると同意語です。控えろと書いてあったらしませんよね。私ならしません。

販売側からの目線で考えると、その理由はおよそ見当がつきます。恐らく内容量が少なくて、試し撃ちをするとすぐ空になる可能性がある。そして、すぐ無くなってしまったじゃないかとクレームの原因になる。大方こういった理由なのではないでしょうか。

要は、試し撃ちは控えてくださいという言葉は販売者目線なんですよね。お客様の側に立っていない。クレームを避けたい、損を極力抑えたい、少しでも儲けたい、そういった気持ちが見え隠れするわけです。

試し撃ち?それは必要です。催涙スプレーが正常に稼働するのか、それとも不良品なのか、しっかりと確認しておいてください。そうしないと万が一の時に噴射できなければ大変危険です。こう考えることがお客様の立場に立った護身用品専門店の考え方のはずです。

試し撃ちの方法

催涙スプレーは最終的にお客様の手で、正常品か確認するためにも試し撃ちをしてください。

しかし、催涙スプレーは内容量や噴射時間が限られています。また、人間に対して遠距離に大量噴射するため、日用品のスプレー製品と比べて噴射時間は短くなっています。やたらに試し撃ちをすると残量が減ってしまい、有事の際に十分に噴射できない可能性もあります。

そこで試し撃ちは以下の通りに行ってください。

場所

最低でも周囲100mに人がいない屋外で、風のない日に行ってください。広い河川敷や海岸がベストです。

催涙剤は非常に強力な刺激物です(当店の催涙スプレーに限っての話です)。自宅や市街地での試し撃ちはしないでください。異臭騒ぎ等に発展する恐れがあります。

目標

何らかの目標を定め、2mほど離れた距離から噴射してください。コンクリート壁や木の幹が良いでしょう。目標を人間と見立て、顔の高さめがけて噴射してください。

催涙剤はオレンジ色なので命中すると跡が残りますが、これは数日で消えてしまうので心配はいりません。

噴射時間

試し撃ちの噴射時間は0.5秒以下を目標にしてください。感覚としては一瞬で十分です。そして、狙いに対してどのように飛んだのか、実践のときにはどのようにすれば命中させられるかといった感覚をつかんでください。

試し撃ちの後

試し撃ちで正常に噴射されれば商品の不良はありません。安心してください。

試し撃ちの後は催涙スプレーのノズル部分に催涙剤が付着し残る可能性があります。付着していた場合にはティッシュペーパーなどで拭き取ってください。水洗いの必要はありません。

試し撃ちの結果、催涙スプレーの残量は時間にしておよそ0.5秒分ほど減ります。減ったから損をしたと考えず、確実に身を守るため、正常な催涙スプレーを所有するために必要な確認なんだということを理解してください。

最後に

今回はたまたまネットで見かけた「催涙スプレーの試し撃ちは控えてください」という言葉があまりにもショックだったので、催涙スプレーの試し撃ちについて詳しく説明しました。

危険を回避したいお客様に確実な製品を届けなければならない、製品の不良によってお客様が危険に陥ることは許されない、そういう思いは護身用品の販売者であれば当然のことです。クレームが怖いとか、損しなくないとか、儲けたいとかいう理由でないがしろにされてはなりません。

だからこそショックを受けた訳ですが。。

遊びじゃなく、本当に身を守るために催涙スプレーを購入する方は、必ず試し撃ちをするようにしてください。

催涙スプレー

有効期限のない催涙スプレー
▲もしかしたら永久に使えるの?有効期限の表示がどこにもない催涙スプレーの皆さん。

KSPでは催涙スプレーの無料廃棄代行サービスを行っているせいで、普通なら手にすることなど絶対になかったであろう、実に様々な催涙スプレーを観察する機会に恵まれています。もしかしたら日本で一番、多種類の催涙スプレーを見てきたのかもしれない・・

そういった環境だからこそ、これは皆さんに注意喚起しなければと思うことも多々あるわけで。そういった問題催涙スプレーを公開する第3弾。今回は写真の催涙スプレーの皆さんです。

有効期限がない!

どうですかこれ。もしかして永久に使えるということ?

写真を見たら分かる通り、これらの催涙スプレーのボンベ底部には有効期限の印字がありません。それだけではなく、私が見た限りでは底部だけでなく本体のどこにも有効期限の表示がありませんでした。

こんな商品を販売していいのかと愕然とします。

催涙スプレーは圧力缶スプレー製品であり、製造後は微量ながら確実に圧力が漏れて低下し、いずれは噴射できなくなります。有効期限のない催涙スプレーなど責任放棄もいいところです。もし購入したユーザーが有事の際に使用して、圧力が足りずに噴射できなかったらと想像するとゾッとします。

責任の所在は曖昧

さてそれでは、こういった無責任な催涙スプレーが流通してしまう経緯を想像してみましょう。

有効期限がない催涙スプレーが流通していまう最上流の原因は、当然ながら製造工場でボンベ缶底部に有効期限を印字しなかったことが挙げられます。

しかし、スプレー缶を大量製造する工場で、ボンベ底部に印字する工程がない工場など基本的にあり得ないはずです。缶の底部にインクジェットで印字するなどは、スプレー缶製造工場では当たり前の工程です。

ということは・・・恐ろしい構図が見えてきます。

それは、誰かが意図的に有効期限を印字させなかったということです。

もしかしたら、製造工場側が有効期限を表示するせいで、決まった期日になって売れ残った催涙スプレーは廃棄品となってしまう。それを避けるためにあえて有効期限を消したのかもしれません。

もしかしたら、国内の販売業者が海外の製造工場にオーダーする際に、在庫期間の長期化リスクをうやむやにするために、有効期限を印字しないように指示した可能性もあります。

もしかしたら国内の販売店が、有効期限の切れた催涙スプレーの有効期限印字を消して販売した可能性も。

催涙スプレーは、流通の上流から下流までいくつもの業者が介在します。そのどこが、こんな不届きな製品を作りあげたのだとしても、それを実際にユーザーに販売する無責任としか言いようのない販売店が存在し、そしてそれを買ってしまう被害者的なユーザーがいるために、こうして当店に廃棄品が送ってこられるわけで。

呆れてモノが言えません。。

有効期限を超過するということ

当店に山ほど送られてくる廃棄品、時には有効期限を数年過ぎている物もあります。

こういったケースも当店にとっては貴重なサンプルです。どれくらい噴射力が落ちてるんだろうと興味を持ち廃棄噴射をします。すると中にはほんの10センチ程しか飛ばないものも!10センチですよ!ほとんど噴射と言えないような状態で、誤解を恐れずに言えば、ポンプ式のシャンプーと大して変わらないイメージ。

催涙スプレーの有効期限は噴射力に直結します。相手に届かなければ催涙スプレーは100%無意味です。しかも催涙スプレーは命を守るためのもの。有効期限はとても、とても大事なのです。

地味に蔓延している無期限催涙スプレー 気を付けて!

こんな催涙スプレーにひっかかるなど購入者が無知だからなどと言ったら身も蓋もありません。

こんな催涙スプレーを販売するなど人としてどうなんだなどと言っても、利益のために他人の安全など軽視するショップは山ほどいます。

無知なショップに「催涙スプレーは販売後1年間使えるってお客さんに言えばOK」なんて軽々しくいう問屋さんも実在します。(実際過去に直接そう言われて驚いたことがあります。)

だから皆さん、どうか催涙スプレーを購入する時には有効期限の表示と、その根拠をしっかりと確認してください。そのために、一番大事なことだけ伝えます。

それは、必ず製造工場でボンベ底部に印字されていること。

スプレー缶の製造工場なら、ボンベ底部に有効期限を印字する工程など当然持っているはずです。それを故意に消すなどは絶対に裏がある。だからボンベ底部に製造ラインによる有効期限印字があるのかが最大のポイントです。

そしてボンベ底部の印字以外は信用しないことも大事。そもそも製造工場で有効期限印字を故意に省いて出荷された催涙スプレーに、いくら問屋さんやショップが独自に有効期限ラベルを貼っても信用できるわけもなく。。

たかが単純なスプレー製品でも、選択を失敗すると命取りです。皆さん気を付けてくださいね!

もちろんKSPの催涙スプレーにはそんな心配はありません。全てボンベの底部に有効期限が印字されているし、全品チェックして出荷していますので(^-^)

催涙スプレー

▲お客様からいただいた催涙スプレーホルスターケースのボタン部分 ご購入から3ヶ月の状態

催涙スプレーのホルスターケースのボタン部分について、使用していたら痛んできたとのご連絡をいただきました。写真はボタン部分の拡大です。

当店の催涙スプレー用ホルスターケースはメーカー純正品です。これまで10年以上に渡り、数え切れないほどのホルスターケースを販売してきましたが、このようにたった数ヶ月でここまで痛むケースは初めてです。

ホルスターケース自体は丈夫なナイロン製で、私自身も同じホルスターケースを2年以上身に付けて実際に生活したこともありますが、破損やトラブルは皆無でした。

メーカーはこのホルスターケースを一般の民間だけでなく、いろいろな省庁や地方自治体にも大量に納品している実績もありますが、今回のようなケースは報告を受けていません。もし問題が頻発していたら、当然ながら構造などの改善が行われるはずです。

確かによく考えると、ホルスターケースの中で一番負担がかかりそうなのが、写真のボタン部分です。もし毎日ボタンを開け閉めしていたら、もしかしたら今回のような痛みが発生するかもしれません。問題は開け閉め回数に対する耐久性なのかなと想定しています。

当店が販売するホルスターケースは全て1年保証が付いています。もし万が一、ボタン部分が破損したということがあれば、お手数ですが当店までご連絡ください。保証期間内であれば保証対応をさせていただきます。

催涙スプレー

お客様の声のページに292人目を追加しました。

今回の感想は、当店の催涙スプレー無料廃棄代行サービスをご利用になった方の感想です。

廃棄品にご丁寧にお手紙が添えられていました。

ケイエスプロダクツご担当者様

廃棄処分をお願い致します。

護身用に購入したものの、捨て方がわからず、本当に困っていたので大変助かります。

御社のすばらしい社会貢献に心より感謝申し上げます。

このご感想はこちらのページで公開しました。

https://www.ksp-web.com/koe/292.html

こうして催涙スプレーの廃棄に困ってる方は、まだまだ沢山おられるのではないかと思います。

KSPの催涙スプレー無料廃棄代行サービスは、他店で購入された催涙スプレーでも処分を引き受けています。

処分方法がわからず悶々と過ごしている方、購入されたショップでは処分についてはサポートしてもらえなかったという方、どうぞ遠慮無くKSPの催涙スプレー廃棄サービスをご利用ください。

催涙スプレーの廃棄方法と無料廃棄代行サービス

KSPは護身用品専門店だからこそ、護身用品の廃棄にまで責任があると考えています。そして、KSPから購入されたお客様だけでなく、他店から購入されたお客様であっても、お困りならば一肌脱ぐのが専門店だと自負しています。

廃棄だけお願いするのは心苦しいとか、そう思っている方もおられるかもしれません。

でも処分できずに放置するのは解決にはなりません。

どうぞ遠慮なく、KSPの催涙スプレー廃棄サービスをご利用ください。

催涙スプレー

液漏れした催涙スプレー
▲厚紙で包んであったが液漏れしてた廃棄催涙スプレー。他店が販売したものですね。

当店では催涙スプレーの廃棄処分にお困りの方のため、催涙スプレーの無料廃棄処分サービスを実施しています。

催涙スプレーの廃棄方法と無料廃棄代行サービス

このサービスはとても好評で、全国から沢山の催涙スプレーが送られてきます。

今回紹介するのはこの廃棄催涙スプレーのうち、最近届いた一つです。

もう写真でわかるとは思いますが、届いた荷物を開封すると、催涙スプレーは液漏れを起こしていました。

実際にはこの催涙スプレーは、厚紙で巻いてからセロテープで留め、それを封筒に入れ、さらに封筒に入れられた状態で送ってきていました。紙ですが、一応は3重包装ですね。郵便で(恐らく定形外郵便?)で送付されてきました。

到着した荷物は幸いにも外部への漏れ出しはありませんでした。これ、もし外部に漏れ出していたら、郵便局の方々に迷惑がかかったかもしれません。不幸中の幸いです。

液漏れの原因はなんだろう?

  • 催涙スプレーのノズル部分のシールが甘い製品なのか?
  • ヘッド部分の機械的強度不足?
  • 輸送時に何らかの高温下におかれ膨張で内部圧上昇?(考えにくいなあ。暖房程度で液漏れしてたら単なる不良催涙スプレーだし。)
  • 輸送時に異物が噴射ボタンを押した?(封筒に折れ曲がりや破損はなかったから違うと思う。)

いろいろ考えましたが、他店の催涙スプレーなので推測の域を出ない。そもそも造りが貧弱な催涙スプレーという可能性は高いです。

まあ分析はほどほどにして、こういった液漏れが起こる可能性があるという点が大事です。

廃棄催涙スプレーを当店へ送付する時は、必ず密閉できるビニール袋に入れて送ってください。

それが一番安全です。

できればチャックが付いたもの。ジップロックが代表的ですかね。

▲これが廃棄催涙スプレーの梱包の理想形です。

お漬け物だって鶏肉の下味つけだってなんでもこなすジップロック。催涙スプレーの液漏れだって完璧にシャットアウトです。

ジップロックがなければ、厚手のビニール袋に入れて、ガムテープでしっかり封をするのも手です。

実際これまでも、他店販売の催涙スプレーの廃棄ではけっこう液漏れ品が混じってるんですよね。なぜか当店販売分は液漏れがない。。こういったところに品質って現れるんでしょうか(^_^;)

ちなみに今回の廃棄催涙スプレーですが、開封している最中に液漏れしてた催涙液が手に付きました。指先が真っ赤。トホホ。。手は洗いましたが、しばらく目をこすらないようにしないと、あれって染みて仕事できなくなるんですよね(>_<)….と言いつつ、さっきから目が染みる。目こすっちゃったかなあ。。

ということで皆さん、配送業者や処分する私やスタッフのためにも、ここはひとつ思いやりを持って、廃棄催涙スプレーはビニール袋に入れてから送ってくださいね〜!

お願いします!

PS

あれ、催涙スプレーの廃棄方法と無料廃棄代行サービスの廃棄品の送付方法のページに、ビニール袋に入れるお願いを書いてなかった(^_^;)追加しておきました〜。

催涙スプレー

催涙スプレー廃棄希望のお手紙

催涙スプレー廃棄希望の方から送られてきた荷物に、感謝のお手紙が入っていました(^-^)

廃棄の催涙スプレーは、2重のジップロップに入れられていて、さらに箱に入っていました。廃棄サービス利用時は催涙スプレー本体のみ送ってください(>_<)でお願いしている通り、内容物は催涙スプレー本体のみだし、廃棄希望の催涙スプレーが着払いで・・(>_<)でお願いした通り、送料は元払いで送っていただきました。

梱包、配送ともに完璧です。有り難い。

お手紙は「処分できずに困っていた」との内容で、催涙スプレーの廃棄についてはお困りの方が本当に多いなとつくづく思います。たまに無料廃棄ボランティアに負担を感じることもありますが、このようにお手紙をいただくと頑張らなければと思います。

あとは中身を空にして、ボンベ缶に穴をあけ、催涙液を全部出してしまい、缶とプラスチックに分別し、捨てるだけの簡単なお仕事です。頑張ろう(^_^;)

催涙スプレーの廃棄にお困りの方、そのまま捨てては絶対にダメですからね。よければ当店の催涙スプレー無料廃棄代行サービスをご利用ください。世のため人のため!

催涙スプレーの廃棄方法と無料廃棄代行サービス

催涙スプレー

催涙スプレーとホルスターケース

当店の催涙スプレーのほとんどの機種には、その催涙スプレーに適合する専用ホルスターケースが存在します。

また、人気の催涙スプレーには、ホルスターケースとセットにしたセット商品も販売しています。

今回は、催涙スプレー購入時にホルスターケースも購入したほうがいい場合と、そうではない場合について解説します。

催涙スプレーのホルスターケースの役割

催涙スプレーのホルスターケースの主な目的は、催涙スプレーを腰のベルトに装着することです。

そのため催涙スプレー用のホルスターケースには、裏型に腰のベルトに通すためのベルト通しが付いています。

ホルスターケースのベルト通し
▲指を差し込んでいる部分にベルトを通すことで催涙スプレーを腰に装着できる

催涙スプレーを持ち歩くとき、常に身に付けることができ、最も素早く取り出せる位置が腰への装着です。

腰ベルトに装着した催涙スプレーホルスター
▲利き手側の腰ベルトに装着した催涙スプレーホルスターと催涙スプレー

催涙スプレーを腰に装着すると、目立たず、邪魔にならず、いつでも素早く取り出すことができます。

右利きの人は腰の右側、左利きの人は腰の左側というように、腰の利き手側に装備します。

また、ベルト通しを応用して様々な物に取り付けることもできます。横向きに何かを通すことが出来れば何にでも取り付け可能で、催涙スプレーをしっかりとホールドすることができます。

催涙スプレーをホルスターケースを使用して柱に固定
▲例えば結束バンドを使用すれば柱のような場所にも固定が可能

つまり、催涙スプレーのホルスターケースの役割は、催涙スプレーをそこに保持するということです。

催涙スプレーの傷防止や、誤噴射防止のための保護ケースという目的ではありません。

催涙スプレーはどんな時でもホルスターケースに入れておくべきではない

よくある質問に、催涙スプレーをバッグに入れて持ち歩きたいのですが、ホルスターケースにいれてないと危ないでしょうか?というものがあります。

確かにバッグに入れておく場合でも、ホルスターケースに入れておけば、むき出しで入れておくよりも誤噴射のリスクは軽減されます。

しかし、そういった理由でホルスターケースに入れてからバッグに収納すれば、使用時にはバッグから取り出した後にホルスターケースから催涙スプレーを出すという2重の手間が必要になります。

▲バッグから取り出した後にホルスターから取り出すことになる

当然ながら、催涙スプレーを使用するという場面では、一刻を争う非常事態のはずです。このような時に、ホルスターケースから催涙スプレーを取り出すという余計な動作で失う数秒は、命取りになりかねません。

催涙スプレーを始めとする護身用品は、どれだけ素早く使用できるのかがとても大切です。そういった意味で、催涙スプレーをホルスターケースに入れてからバッグに入れるという収納方法はお勧めできません。

なお、催涙スプレーはそれぞれに誤噴射防止の安全構造が備わっており、簡単には誤噴射が起こらないように作られています。

▲例えば推奨のフリップトップ方式はボタンの上に開閉するボタン保護カバーが付いている

催涙スプレーの誤噴射を心配する場合、最大の原因は他の異物が誤って噴射ボタンを押してしまうことです。バッグの中に入っている様々な荷物がその原因になります。

催涙スプレーをバッグに入れて運用する場合に気をつけるべきこと

催涙スプレーをバッグに入れておく時に注意すべきは、催涙スプレーの場所をしっかりと決めてあげることです。

バッグの中の他の荷物と混在させず、内ポケットなり、外ポケットなり、その催涙スプレー専用の場所を決めて、常にそこに入れておくことが大切です。こうして場所を決めることで、他の荷物に接触することがなくなるため、誤噴射の心配は完全に無くなります。

さらに、いつも同じ場所にある事と、その場所には他の荷物が混在していないということから、万が一の際には催涙スプレーをバッグの中で探すことなく、素早く取り出すことが出来るようになります。同時に、探さなくて良いということは、暗闇でも手探りで取り出せることを意味します。

この素早く取り出せるということは、護身を確実なものにするためには非常に重要です。

まとめ

催涙スプレー用のホルスターケースは、腰のベルトに装着したり、ホルスターケースのベルト通しを応用して何かに催涙スプレーを保持させたい場合にはとても有効です。

しかし、誤噴射の防止を目的としてホルスターケースに入れた状態でバッグに収納したりすると、万が一の時に対応がワンアクション遅れてしまう場合があるのでご注意ください。

ホルスターケースが必要な方は、催涙スプレー購入時にセット商品を利用すると割安になるのでお勧めです。是非ご活用ください。

催涙スプレー

メガネと催涙スプレー

相手がメガネをかけている場合、催涙スプレーは効果があるのか?メガネをかけた相手でも確実に撃退できるのか?という疑問があります。

実はこの疑問、当店でも多くいただく問い合わせのひとつです。

結論から言うと、相手がメガネをかけていても全く問題なく効果があります。

このページでは、メガネをかけた相手に対してなぜ催涙スプレーの効果を発揮できるのかを詳しく解説します。

※注意  このページの説明は当店のジェットミスト噴射タイプの催涙スプレーに限った説明です。その他の催涙スプレーで効果があることを証明するものではないのでご注意ください。

ジェットミスト催涙スプレーは容量の違いよってF-605からF-608までありますが、当店が最も推奨しているのはF-605です。

メガネをかけた人形で実験

まず、当店の催涙スプレーがメガネをかけた相手にも効果があるという事実を証明するために、人形を使用して実験を行いました。

結果は次の通りです。

実験前のメガネをかけた人形
▲実験前のメガネをかけた人形
メガネをかけた人形への催涙スプレーのテスト
▲たった2秒前後の噴射で顔面はこの通り。メガネをしていても目は守れず、目の下には催涙液が涙のように溜まっています。

人形からの距離はおよそ3mほど、噴射時間は約2秒です。人形の顔面に命中した催涙液は、メガネがあるにも関わらず目にも大量に入っていることがわかります。

当店の催涙スプレーは非常に強力なので、結果的には目に入るのか入らないのかは大きな問題にはなりませんが、まずは実験によってメガネをかけた相手の目にも入るということが証明されました。

効果がある理由その1 メガネをしていても目に入る

催涙スプレーがメガネをした相手にも効果がある理由の一つ目は、相手がメガネをしていても催涙液が目に入るからです。

まず説明しておきたいのは、催涙スプレーの噴射とはどういうものかという点です。

催涙スプレーの噴射は、殺虫剤のような霧状ではなく、水鉄砲のように液体を大量に噴射するイメージです。

水道のホースで水をかるようなイメージで大量に顔面に浴びせるため、メガネがあったとしてもそれで目を保護することができず、催涙液は目にも入ります。

メガネをかけた目に入った催涙剤
▲目に入って涙のように溜まっているオレンジの催涙剤

その結果、相手は目の激痛で目を開けることが出来ず、最低30分は完全に視界を失います。

効果がある理由その2 一番痛いのは目ではない

次に、よく誤解されている内容をはっきりさせておきます。

それは、催涙スプレーの効果についてです。

一般的に、催涙スプレーは催涙と書く通り、涙が止まらない、要するに目が痛くなると認識されています。

それ自体は間違いではありませんが、痛いのは目だけではありません。むしろ、目よりもさらに痛むのが顔面全体です。

意外かもしれませんが(私も意外でした)、実際に自分の顔にかけて試したところ、一番痛くて辛かったのは顔面全体の痛みでした。あまりにも激しい痛みに立ち上がることすら出来なくなりました。

催涙スプレーは目に入らなければ効果がないといったイメージは、当店のような強力な催涙スプレーでは当てはまりません。強力な催涙スプレーは、顔面に浴びせさえすれば、目に入ろうが入るまいが確実に30分以上は行動不能になります。

結論 メガネの有無に関係なく効果がある

メガネをしていても目に入ること、そして最も痛いのは目ではなく顔面であること。これらの理由から、相手がメガネをかけていても催涙スプレーは確実に効果があります。

ただし、以下の通りの理由で世の中の全ての催涙スプレーが同様に効果があるとは言えませんのでその点は注意が必要です。

あくまで当店の強力催涙スプレーに限るもの

ここまでの説明で、催涙スプレーがメガネをかけた相手にも効果がある事を説明しましたが、それはメガネをものともしない噴射特性と、目に入らなくても関係なく行動不能にできる高い催涙剤能力があってのことです。

なので、メガネをかけた相手にも確実に効果がある催涙スプレーを探すなら、F-605~F-608のどれかを選ぶようにしてください。

催涙スプレーは種類によって噴射方式も催涙性能も千差万別です。弱い催涙スプレーも沢山存在しますのでご注意ください。

追記 催涙スプレーの効き目が弱まるケースも存在

催涙スプレーはメガネをかけた相手にも効果を発揮することはわかりました。その理由は当店のジェットミスト噴射の催涙スプレーは催涙剤を効率的に液状に噴射することと、顔面全体への効果が強大だからです。

しかし、場合によっては催涙剤が顔面そのものにかからない場合があります。その代表例がフルフェイスヘルメットを被った相手です。

フルフェイスヘルメット

相手がフルフェイスヘルメットを被っていると、催涙スプレーは顔にも浴びず目にも入りません。そうなると、催涙スプレーは十分な効果を(恐らくは)発揮しません。

もちろん首や胸元などに付いた催涙剤は多少なりとも痛みなどの効果は発揮するでしょう。しかし、相手を確実に動けなくさせられなければ効果があるとは言えません。本物の護身用品とは、求められる結果もまた高い確実性を求められるものなのです。(多少痛い程度で催涙スプレーを名乗っている製品の多さには本当に驚きます。気を付けましょう。)

なので、現状で予想する限り、フルフェイスヘルメットを被っている相手には効果がないと考えたほうが無難です。

フルフェイスヘルメットを被っていた場合、どの程度効果があるのかについては、後日検証しなければならないと考えています。検証の際には、あらためてこのブログで結果を公開したいと思います。