護身用品 特集・レビュー,スタンガン,催涙スプレー

スタンガンvs催涙スプレー徹底比較

日頃お客様から多くいただく質問に「 スタンガンと催涙スプレーはどちらがいいですか?」 というものがあります。

結論から言うと、スタンガンと催涙スプレーは両方とも携帯するのが理想的です。

その理由は、スタンガンと催涙スプレーにはそれぞれに利点と欠点があり、両方の使用によって互いの欠点をカバーできるからです。

今回はスタンガンと催涙スプレーについて、それぞれの長所や短所を徹底比較し、さらに同時に使用したときの相乗効果などを併せ、護身用品専門家として詳しく解説します。

スタンガンと催涙スプレーのメリットとデメリット

それでは早速スタンガンと催涙スプレーの長所と短所を見てみましょう。

まずは細かい分析は抜きにして概要から。

スタンガン

ハンディタイプスタンガンの正しい持ち方

長所

  • 相手を威嚇スパークで撃退できる可能性がある。
  • 密着した相手は例え背後であっても電撃で振りほどくことができる。
  • 相手に強烈な感電ショックと恐怖感を与え放心状態にできる。

短所

  • 使用時は相手に直接押し当てなければならない。
  • 最低5秒前後の連続電撃が必要。

要約

  • 威嚇で撃退できる可能性が高いが、電撃を与えるときは相手に押しつけないとならない。

感電による反応は個人差が大きく千差万別。感電後は気絶した例も数例あるが、10秒ほどで動ける人も。

催涙スプレー

催涙スプレーF-605

長所

  • 使い方が簡単。
  • 相手から数m離れて使用できる。
  • 1秒ほどの噴射で十分に効果がある。
  • 命中した相手は1時間以上完全に動けなくなる。

短所

  • 顔面に命中しなければ効果がない。
  • 暗闇・至近距離・背後の相手は狙いにくい。
  • 威嚇効果がないので必ず噴射する必要がある。

要約

  • 相手から離れていても使えるし効果は絶大だが威嚇効果がない。

電車やバスなど周囲に人がいる場合には、大きな影響を与え兼ねないので注意が必要。

このように、スタンガンと催涙スプレーはそれぞれまったく特性の異なる護身用品です。

それぞれの特徴を一言でまとめると

あえて両者の最も優れた点を挙げるとすれば次のようになります。

スタンガンは最も威嚇効果の優れた護身用品であり、相手に痛みを与えず撃退できる可能性が高い。

さらに密着した相手にも効果大。密着していても自分が感電することはない。

催涙スプレーは顔に命中すれば、他のどんな護身用品より効果は絶大。

さらに使い方がシンプルで簡単。単純なスプレーのため本能的に使用できる。

どちらが適していてどちらを選ぶのかという問題は、それぞれのおかれた環境や危険性によって異なるし、どちらのほうが使いやすいかとなると個人的なイメージや好き嫌いにも関係します。

何度か危険な目に遭った方なら、その危険な状況を思い出しながら、あの状況であればスタンガンが適しているとか、催涙スプレーがいいとか、そういったイメージもできるでしょう。そういったイメージにおいても、今回のスタンガンと催涙スプレーの利点や欠点をよく理解しておくと、さらに自分に適した護身用品を選べるようになります。

スタンガンと催涙スプレーの概要と優れた点はわかりましたね。

それでは、なぜそのような結論になったのか、その理由を細かく分析します。

スタンガンと催涙スプレーの細かな分析

護身用スタンガンの分析

【利点】

  • 相手を瞬時に完全に動けなくさせる。
  • 当てた相手にだけ効果がある。
  • 密着されたり、背後から抱きつかれた場合でも対処できる。
  • 電車など大人数がいる狭い密室でも使用できる。
  • 相手から離れていても効果的に威嚇(スパーク)できる。
  • 周囲が暗い場合の威嚇効果は絶大。
  • 致命的なダメージを与えない。

【欠点】

  • 感電させる場合、相手に接触しなければならない。
  • 防水ではない。
  • 接触部位に赤みがかった腫れが出来る(2〜3日で完治)。

護身用催涙スプレーの分析

【利点】

  • 相手から数m離れて使用できる。
  • 一滴でも目に入ると1時間以上は目があけられない。
  • 確実に逃げる事ができる(相手が長時間全く動けない)。

【欠点】

  • 相手に対しての威嚇効果は期待できない。
  • 大気中に霧状に飛散した催涙液によって、周囲にも影響を与える可能性がある。
  • 電車内など大人数がいる狭い密室では使用できない。
  • 密着された場合(抱きつかれた場合など)は相手に当てにくい。
  • 夜間など暗い状況では命中させにくい。

細かな項目に分けて分析しましたが、こういった詳細を知り、理解することが護身用品選びには大切です。自分の身をまもるためのことなので、しっかりと理解するよう心がけてください。

わかりやすいように表で比較してみましょう

これらの利点と欠点を、その効果や使用方法、自然環境、使用シーンに対して比較したのが下の表です。

表で比較すると、スタンガンと催涙スプレーそれぞれの得意・不得意が明確になるため、自分に適した護身用品がどちらなのかわかりやすくなりますね。(表の赤文字は利点青文字は欠点です)

[スタンガン/催涙スプレー 比較表]

スタンガン催涙スプレー
威嚇○ 威嚇スパーク× 威嚇効果はない
適用部位○ 体のどこでも良い× 顔面に命中が必要
効果○ 感電中は全身が硬直○ 目と顔面の激痛で立ち上がれない
効果の持続時間× 1分以内○ 1時間以上
症状・痕跡接触跡は数日で回復痛みは数時間で回復
使用距離× 相手との接触が必要○ 数m離れて使用
複数の相手× 同時に接触できない○ 2〜3人同時撃退可能
密着した相手○ ふりほどき可能× 近すぎて狙えない
背後から抱きつく相手○ ふりほどき可能× 背後の顔を狙えない
暗闇× 顔を狙えない
強風× 狙いを外す恐れあり
雨天× 防水性能はない
メンテナンス× 電池交換必要○ メンテナンス不要
使用者の安全性× 拡散した催涙液の影響を受ける可能性あり。
 (間接的なので痛みは僅か)
周囲の安全性× 周囲の第三者へ影響の可能性あり。
 (電車やバスなど大人数の場所)

いかがでしょうか?

この表では、スタンガンや催涙スプレーそれぞれの利点(赤文字)と欠点(青文字)が明確です。青文字の欠点が気にならないほど赤文字の利点に必要性や魅力を感じれば、今のあなたには、そちらの護身用品が必要だと考えて間違いありません。

このように、スタンガンと催涙スプレーはそれぞれに長所と欠点があります。そしてよく見ると、お互いの欠点を互いがカバーしあっていることがわかりますね。

スタンガンと催涙スプレーは互いの長所を活かすと相乗効果が最大

スタンガンと催涙スプレーのそれぞれの長所を理解すれば、どのような条件下でも身を守る事ができます。

例1

夜道で相手が背後から抱きついてきた場合、催涙スプレーでは背後の相手の顔に命中させるのは困難なので、まずはスタンガンを相手の腕や脇腹に当て、相手を崩れ落ちさせます。そして、相手の顔に催涙スプレーを噴射すれば、相手はその瞬間から激痛で目が開けられず、1時間は動けなくなりますので、その間に逃げる事が出来ます。

例2

相手が離れた距離から「怪我をしたくなかったら付いて来い」と脅してきたとします。 その場合は相手の目の前でスタンガンのスパークを見せ、強力な護身用品を携帯し、使用する準備があるとアピールして威嚇します。(この時点でほとんどの場合、相手は犯行意欲を失います) それでも相手が迫ってきたら催涙スプレーを噴射、それでも抱きついてきたらスタンガンを当てて動けなくさせる。

どうですか? 護身用品使用のイメージは想像できましたか? 護身にとって、より具体的なイメージを持つことはとても大切です。

もちんろんあなたが日頃から危険を感じ、備えたいという使用条件が明確であれば、スタンガンか催涙スプレーのどちらか片方でも構いません。

しかし、起こり得るあらゆる状況下で確実に身を守り備えたいという場合は、やはりスタンガンと催涙スプレーの2段構えが最も理想的であることも事実です。

最後に

本ページでは、これが女性向けだとか高齢者向けだという説明をしていません。それは、護身用品の基本設計が「誰でも練習なしに、しかも確実に使用できる」というように作られているためです。

スタンガンも催涙スプレーも、使用方法そのものは単純明快で使用者を選びません。どなたでも簡単確実に使用できますのでどうぞご安心ください。

護身用品の購入を検討する参考として、代表的な護身用品であるスタンガンと催涙スプレーについて、長所と欠点、そして理想的な備えについて解説しました。本ページの内容は、当店の商品に限った説明なのでその点だけご注意ください。(おもちゃ的な護身用品にはくれぐれもご注意を。)

護身用品をどれにするか迷った時、本内容をお役立てください。

本格護身用品専門の、当店のスタンガンと催涙スプレーはこちらです。

護身用スタンガン

当店の催涙スプレーはこちら

催涙スプレー

催涙スプレーは40℃以下の場所で保管してください

催涙スプレーは圧力缶スプレーなので、周囲温度の上昇に注意が必要です。

催涙スプレーに限らず、圧力缶スプレーは高温環境下では内部圧力の上昇によって破裂したり液漏れを起こす恐れがあります。

例えば、火の近くで使用したカセットコンロ用ガス缶が高温になり、破裂したといった事故は、皆様も耳にした事があると思います。また、カセットコンロ用のガス缶は夏場の自動車内でも破裂すると聞きます。

夏場の自動車車内は非常に高温になりますので、ガス缶を置いておくことは避けてください。

催涙スプレーの安全温度は40℃です

催涙スプレーは40℃以下の環境で保管し、使用してください。

現在の日本では一年を通し外気温が40℃を越えることはありませんが、それでも安心はできません。直射日光や周囲の密閉により、私たちの身近な場所でも40℃を越える場合があるからです。例えば駐車中の自動車の車内です。

車内温度/夏
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出典:JAFユーザーテスト

真夏の車内の気温は最高で57℃!しかもダッシュボードに至ってはなんと79℃もあります!

上記のデータを見る限り、自動車の車内で安全に保管できるのはエアコン作動時だけどいう事になります。

つまり、催涙スプレーは常に身近に置いておく物と考えることが大切です。人間がいる環境であれば、エアコンなり通風なりを活用し、40℃を越えることはないと判断できます。40℃以上の場所では人間は耐えられないからです。

この他にも、真夏に40℃を越える可能性のある場所としては屋外の物置屋根裏の物置などが考えられます。いずれにしても人間がいつもはいない場所ですね。人間がいないから適温を考えなくていよく、結果として高温になってしまうという事です。そしてどちらも直射日光の影響を多く受けます。

40℃以上になるとどうなるの?

催涙スプレーの周囲限界温度は40℃です。では40℃を越えるとどうなるのか。以下の2つの実例を紹介します。

夏場に屋外の物置で保管

催涙スプレー高温注意_倉庫

これは当店のお客様における報告例です。夏場に庭の物置で保管し、秋に登山準備のため催涙スプレーを取り出したところ、ノズルの根本部分からオレンジの液体が滲んで漏れていたとの報告を受けています。恐らく夏場の高温環境が原因であると推測できます。

約2年間自動車のグローブボックスで保管

催涙スプレー高温注意_クルマ

当店のスタッフの自動車でおよそ2年間の保管を試みました。結果として液漏れは起きませんでした。

基本的に破裂はなく液漏れ

当店はこれまで全国に膨大な数の催涙スプレーを販売してきましたが、高温によると思われるトラブルは液漏れだけです。破裂の報告はありません。ただし、破裂しないから安心とは思わず、催涙スプレーは適正な環境下で保管するよう注意してください。当店の実験では自動車の車内で2年間保管し、液漏れなどの問題は起きませんでしたが、だからといって全てがそうだとは限りません。自動車の車内はとても高温になりますので催涙スプレーを放置しないようにしてください。

無意識に40℃以下に保つ方法

催涙スプレーの周囲温度を40℃以下に保つには、それほど難しくはありません。

対処方法は至って単純です。

催涙スプレーの周囲温度を40℃以上にしないためには

↓ ↓ ↓

催涙スプレーは人がいる環境に置いておく(または身につけておく)

たったこれだけのルールを守れば、催涙スプレーの高温による液漏れの心配は忘れてもOKです。

人がいる環境なので、今いる場所だけでなく事務所やロッカー、自宅のリビングや寝室でも問題ありません。

そもそも催涙スプレーは護身用品なので、出来る限り身近に置いておき、いつでも使えるようにしておくべきものです。温度管理の面からも、護身用品としての役割からも、身近に置くか携帯するという方法はとても理にかなったものです。

催涙スプレーの温度管理については過度に神経質にならず、「身近に置いておく」ことだけを徹底してください。

(余談)寒いときは大丈夫?

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催涙スプレーは薄め液にH2O、つまり水を使用していますが不凍液も入っていますので凍結はしません。従って低温下での心配はありません。

ただしノズルやボタン部分など可動部に水分が付着し、低温下でこれが凍結した場合にはボタンが固着して噴射できなかったり、噴射口が塞がってしまう恐れがあります。低温下では催涙スプレーの凍結に注意してください。同時にボンベ内温度低下によって噴射力が低下する可能性もあります。噴射力低下によって有効射程距離が若干短くなる可能性がありますので心に留めておいてください。

催涙スプレー可動部の凍結を防ぐ方法は、高温環境を防ぐ方法と同じです。常に人がいる環境に置くか身につけておく事で、異常な低温を防ぐことができ催涙スプレーの凍結の予防が可能です。

今回は、夏場に質問の多い「催涙スプレーの高温下における注意点」を解説しました。

護身用品として最も人気がある催涙スプレーですが、万が一の時に100%の性能を発揮できるよう保管温度にだけは気を付け、これからも催涙スプレーを皆様の安全維持のためにご活用ください。

KSP店長 白石

護身用品 特集・レビュー,催涙スプレー

自分買いからプレゼントまで 女性に人気の口紅タイプ催涙スプレー

当店の一番人気の催涙スプレーはF-605です。他の催涙スプレーと比較にならないほど圧倒的な人気です。

でも外見はかなり男性的なもの。。機能美重視の方なら気にならないとは思いますが、女性から見たら、やはり素っ気ないと思うかもしれません。

だからなのか、ここ最近では化粧品のような外観の口紅タイプ催涙スプレーも人気が出てきました。近年はストーカー事件や連れ去り事件などが多いので、女性の皆様も防犯を強く意識しているようです。

今回は、この口紅タイプ(リップスティックタイプ)の催涙スプレーについて詳しく紹介します。

化粧品のような催涙スプレーとして女性から幅広く支持

女性に人気の化粧品タイプ

口紅タイプの催涙スプレーは最強催涙スプレー「ポリスマグナムシリーズ」に含まれるモデルであり、特に女性向けと言えるモデルです。

ポリスマグナムシリーズの一員なので、噴射する催涙液の強度はもちろん18万SHUで業界最強です。相手の顔にめがけて噴射して使用しますが、相手の顔に一瞬でも命中すれば十分過ぎるほど強力です。

外見は化粧品のようですが、実力は最強のボディーガードをお供に連れているようなものです。

たった一滴、相手の片方の目に入るだけで、相手に立ち上がることも出来ないほどのダメージを与えます。その効果は1時間以上続きますから、逃げるには十分です。歩いて逃げても余裕を持てるほど十分な時間を得られます。

豊富な形状とカラーのバリエーション

口紅タイプ催涙スプレーは、形状とカラーのバリエーションも豊富です。女性はオシャレやファッションに敏感なだけあり、催涙スプレーについても形や色にこだわる方が多いですね。男性の「使えればいい」といった感覚とは大違いのようです。

ちなみに人気機種は強いて言えば丸形のブラックと、丸形のピンクです。

様々なカラーバリエーションの口紅タイプ催涙スプレー
様々なカラーバリエーションの口紅タイプ催涙スプレー

使い方はシンプルだけど注意点も

使い方はシンプルで、キャップを外してボタンを押すだけです。

キャップを開けると噴射ボタンがあります。女性の方がよく使う香水のような感じですね。あとは本体を相手に向けて構え、ボタンを押すだけです。

口紅タイプ催涙スプレーの使い方
口紅タイプ催涙スプレーの特徴と使用方法

使用時は顔面を狙い、命中すれば噴射時間は1秒もあれば十分です。

でも、ここで大切な注意点が一つあります。

それは使用前に噴射方向をしっかりと確認するという点です。

口紅タイプの催涙スプレーは噴射方向の確認が大切

口紅タイプ催涙スプレーは、噴射口がどっちに向いていてもボタンが押せます。

もしも噴射口が自分の方向に向いているのにボタンを押してしまえば、最悪の場合催涙液が自分にかかってしまいます。

自分の方向ではなくても、噴射口の方向が違っていると思いもしない方向に噴射してしまうくとになります。

噴射方向の間違いは絶対に避けなければなりません。

女性の方であれば、香水やヘアースプレーなど日常生活でこのようなノズルのスプレーをよく使用していると思います。殺虫剤を間違って自分の顔にかけたなんて話は耳にしたことありませんし、自分にかける香水を鏡にかけてしまうなんて間違いはそうそうあるものではないと思います。

でも、だからといって過信は禁物。なぜなら催涙スプレーは危険な状況において正当防衛で使用するものだからです。という事は、使用時は少なからずパニック状態にあると言えるからです。「私は冷静なはず」と自信がある方も注意してください。襲われる時に冷静でいられる人間などいませんし、誰しも多かれ少なかれパニック状態になり、慌ててしまうものです。

 それでもかわいい!口紅タイプ催涙スプレーは女性に人気

いろいろ注意点を説明しましたが、それでもこの口紅タイプ催涙スプレーは女性に人気があります。正確には女性がおよそ半数、残り半数は女性にプレゼントしたいという男性の方ですね。

その第一級の性能に似つかわしくない女性的で違和感のない外観に、親近感を覚えるのでしょう。

バッグに入れていても違和感のない形状とか、好みのカラーを選べちゃうとか、ボタンがすっぽり隠れているので安心感があるとか、女性が喜ぶポイント満載だし。

いずれにしても何も抵抗手段を持たない無防備状態に比べたら、催涙スプレーたった1本で形勢は完全に逆転します。持っていると持っていないでは天地の差なので心に留めておいてください。(特に女性のあなた!)

人気の口紅タイプ催涙スプレーが気になるとう方はこちらをご覧ください。

きっと気に入った形とカラーが見つかると思います。

なお、護身用品の専門家として総合的に最もお勧めするのはF-605です。カワイイわけでもオシャレなわけでもありませんが、性能と合理性はピカイチです。

催涙スプレー

成分が薄く、国内で効果が疑問視されていた催涙スプレーのカールホーネック(ドイツ)とFOX(アメリカ)ですが、どうやら日本市場から撤退したようです。

こちらが得た情報によると撤退理由は以下のようです。

カールホーネック

 国内での護身用品悪用が絶えないので販売中止

FOX(フォックス)

 噴射剤のフロンガスが環境に悪いため

どちらも苦しい言い訳ではありますね。

悪用が絶えないと言っても、日本護身用品協会の販売規則を遵守している当店では大量に販売しているにも関わらず悪用はほぼゼロです。悪用する人が日本護身用品協会加盟店では購入できず、加盟していないオモチャ的な護身用品に流れている可能性は否定できませんが・・・

噴射剤では日本護身用品協会認定の催涙スプレーは、いち早くN2窒素化されており人体にも環境にも無害です。環境に悪影響を与えるガスを使用していたこと自体が時代遅れ的なものを強く感じます。

いずれにしても根本の撤退原因が「成分の弱さ」にあるのはほぼ確実でしょう。

催涙スプレーの成分強度比較

このように、AOAIC分析法による正確な測定の結果、カールホーネックとFOXは異常と言えるほど成分が弱く、護身用品として役に立たないことが業界で問題となっていました。

いろいろな理由を挙げているようですが、この2社の撤退は日本社会の護身用品にとっては大きなプラスとなるのは間違いありません。こういったオモチャ催涙スプレーは日本社会には必要なく、性能や品質重視の日本人には受け入れられないということですね。

ちなみにMACE(メース)もかなりの弱さなので護身用品として問題があります。所有されている方は性能を過信せず、十分に気をつけてください。

護身用品専門店KSP 店長 白石

催涙スプレー

催涙スプレーはどのように効くと思いますか?

目がヒリヒリするんでしょ?とかクシャミが止まらなくなるんでしょ?といったイメージの方がとても多いのですが、催涙(涙を催す)という言葉からの連想なので、それは仕方ないでしょうね。

でも、はっきり言って催涙スプレーの効果はそんなレベルのものではありません。そんな想像を遙かに超越しています。(当店の催涙スプレーに限ります)

催涙スプレーって文字で見ると控えめな印象も受けかねませんが、その威力はとんでもないです。

まるで顔面に強烈なパンチをうけて、顔中に針が突き刺さり、あまりの痛みに目は開かず、その激痛が数時間ずっと続くようなものです。

痛いと感じた瞬間から、その痛みは激痛となり、さらに顔中に広がって、皮膚に浸透し顔の奥深くまで耐え難い激痛が襲い、何も考えられないどころか立っている事もできずうずくまります。私は昔足のスネを骨折した経験がありますが、はっきり言って比較にならないほどの痛みです。骨折のほうが遙かにマシな痛さ、尋常ではありません。

こんな症状がほんの数秒で現れ、手当しても1時間は動けるようにはなりません。

体験してわかったのですが、本当に全く立ち上がれないほどの苦しみです。

私のこれまで生きてきた人生の中で最大級の痛みと苦痛でした。

催涙スプレーは誰でも簡単にシュッとスプレーするだけですが、その威力はケタ外れです。

どんな護身用品よりも長時間安定して効果があるのも魅力です。

しかも完全に後遺症なく回復します(視力も皮膚も完全に回復したのでこうして仕事ができています)。

こんなに優れた護身用品は他にありません。

護身用品が必要な方にとっては、まさに最低限必須のアイテムです。

何かあった時、何かに巻き込まれた時、何も持たない丸腰状態だと抵抗なんか無理です。

でも催涙スプレーがあれば、自分や家族の命を守り、最悪の結果を回避できるのです。

ストーカー、痴漢、強盗、連れ去り、空き巣、ひったくり、私たちは望まずとも不意にトラブルに巻き込まれる可能性が常にあります。

そういった時、用心深く備えていた人だけがしっかりと対処できるのです。

女性でも、高齢者でも、あらゆる人がもっと自衛手段をしっかりと考えて備えておく事こそが何よりも大事なのです。

催涙スプレーは護身用品として最低限必須の、とても頼れる護身用品です。

【注意】世の中の催涙スプレーが全てこうだとは限りません。弱い催涙スプレーも存在しますので注意してください。

催涙スプレー

KSP店長 強力催涙スプレーの顔面体験&放置テストを決行

KSP店長が催涙スプレーを体験


(写真)店長の顔面に催涙スプレーがかかった瞬間

【特集】女性用から業務用まで納得の性能 催涙スプレー F-605

この商品はフジテレビのベストハウス123で全国に紹介されました

世界最強クラス催涙スプレーのポリスマグナムF-605を、店長(私)が犯人役として実際に顔面で受け、さらにそのまま5分間放置する人体実験を行いました。

この実験は、実際に催涙スプレーポリスマグナムF-605を人間に使用した場合に、犯人はどれくらい動けなくなるのか、本気で動こうとしても無理なのか、使用者は逃げる時間が十分に得られるか、人体には無害なのか、を証明するために行いました。

過去に当店でも催涙スプレーの体験テストは行っていますが、この時は協力してくれた被験者の体の心配もあり、噴射後はすぐに冷水で洗うなどの措置を行っていました。今回は私自身が実験台ですから手加減の必要はありません。以前から知りたかった「どれくらいの時間動けないのか」そして「本気で動こうとしても無理なのか」さらに「長時間放置しても体に害がないのか」、「目をつぶってても効くのか」を総合的に体験して証明するため、より現実に近い状況で再現テストを行う事ができました。

今、体験して2日経った状態です。

はっきり言って、ポリスマグナムの威力は想像を遙かに超えていました。

この強力さを知らないからこそできたこの実験。無謀でした。

もう二度とやらないと思いますし、出来そうにありません。

人生これまでで、群を抜いてダントツの苦痛を味わいました。

しかし、ポリスマグナムの底力を体験し、激痛に苦しみながらも、その性能に心から喜びと自信が湧いた、本当に価値のある実験で満足です。

催涙スプレーはポリスマグナム。これはもう間違いありません。

今回は某テレビ局(ローカル)のロケを兼ねた実験でしたので、詳細や動画は放送後に公開予定です。