取出しから噴射まで 〜 催涙スプレーF-605は片手のみで使用可能

2018年8月21日

取出しから噴射まで 〜 催涙スプレーF-605は片手のみで使用可能

催涙スプレーで最も人気のあるF-605について、片手だけでも使用可能でしょうか?という質問をいただきました。

結論から言いますと、F-605は片手だけで使用可能です。

片手で噴射できるといえば、どんな催涙スプレーでもそうだろうと思われるかもしれません。

今回の「片手だけで使用できる」の意味は、取り出し→安全装置の解除→構え→噴射という催涙スプレー使用時の全てのルーティンが片手だけで可能だという意味であることに注意してください。

F-605は、この全ての操作を片手だけでこなすことができます。これはF-605をはじめとしたフリップトップ構造の催涙スプレーの大きな特徴です。(F-605〜F-608)

それでは、片手だけで噴射まで問題なく操作できることを画像を交えながら説明します。

F-605は手の平サイズのコンパクトな催涙スプレーです。

ボタンの上には誤操作防止パネルがあり、ボタンを意図しない異物などの接触からガードしています。

催涙スプレーF-605の片手使用
▲催涙スプレーF-605

それでは、片手だけを使用したF-605の取り出しから噴射までを、順を追って見てみましょう。

まずはF-605を取り出します。

催涙スプレーF-605の片手使用

次にF-605を握ります。慣れればバッグやカバンからF-605を取り出す時点で、次のように握ってから取り出すことも可能です。

催涙スプレーF-605の片手使用

握ったら、親指をF-605の誤噴射防止パネルの下に差し入れます。

催涙スプレーF-605の片手使用

誤噴射防止パネルは軽い力で持ち上がりますので、親指を軽く差し入れるだけです。

催涙スプレーF-605の片手使用

これで噴射順次は完了。

親指でボタンを押し下げれば、F-605はいつでも噴射します。

このように、F-605は片手だけで取り出しから噴射までの一連の操作が可能です。

この片手だけで操作ができるという意味はとても重要で、取り出しや安全装置の解除などに両手が必要な催涙スプレーと比べると、万が一の時の素早さが圧倒的に違ってきます。また、片手はどうしても手が離せない、例えば片手は子供の手を握っているなどにおいては、もはや両手が必要か、片手だけで済むのかは決定的な差を生みます。

催涙スプレーを選ぶときは、このように操作時の負担の少なさなども考慮して選ぶことが重要です。