岩手県で10件目 男性がクマに襲われ大ケガ 顔や首に深い傷
クマの被害が止まりません。
岩手県では野鳥の調査をしていた男性が、クマに襲われ大ケガをしました。
この事件を踏まえ、熊の危険性やその背景、有効な対処方法について詳しく解説します。
顔・首に深い傷…クマに襲われ男性大ケガ
2014年8月27日
27日午前、岩手・紫波町の雑木林で、野鳥の生態調査をしていた男性がクマに襲われ大ケガをした。岩手県内で、今年クマに襲われケガをした人はこれで10人目。
27日午前9時半頃、紫波町南日詰を流れる滝名川の川岸にある雑木林で、盛岡市高松の会社員・竹村圭弘さん(45)がクマに襲われた。竹村さんは、顔や首、腕などに深い傷を負う大ケガをして手術を受けているという。
警察によると、竹村さんは、県の委託を受けて、野鳥の生態調査をしていた最中で、10メートルほど離れた場所で調査をしていた同僚の男性が悲鳴を聞いて駆けつけたところ、竹村さんが血まみれになっていたという。
現場付近では今年たびたびクマが目撃されていて、先週も近くの養鶏場で卵が食べられる被害が発生している。クマの出没を受けて、現場近くの小学校では、下校時に保護者が車で迎えにくる措置がとられた。
警察と地元の猟友会がクマを捜索したが見つからず、町では注意を呼びかけている。
今年、岩手県内でクマに襲われケガをした人は、去年の同じ時期と比べて1人多い10人になった。
野生動物の中で、特にクマは体格も凶暴性も別格です。
今回被害に遭った方は、頭や首に深い傷を負い、病院で手術を受けているそうです。恐らく、クマの爪や牙によって付けられた傷と思われますが、被害に遭った男性がどれほど恐ろしかったか、想像を絶します。
近くには小学校もあるようなので、児童や保護者の方も恐怖を感じていると思います。
熊被害のニュースをチェックしていると、ほとんどの被害者が山菜採りや山間部で農業を営まれている高齢者です。だから、ついつい「高齢者だから走れなくて逃げられなかった」とか、「若い人だったら抵抗できたかも」とか思われがちですが、実際には人間と熊とでは絶対的な腕力と凶暴性の差があるため、腕力で抵抗しても絶対に勝ち目はありません。
この事件も、被害者は普段から山間部に調査に出向かれている方のようなので、熊よけ鈴など一般的な対策はしていたはずです。今回の結果は、そういった一般的なクマ対策が、思ったような効果がないことを物語っているとも考えられます。
自然界において人間は弱い生き物であり、野生の脅威に立ち向かうためには道具が必要です。そして、最も確実にクマを撃退できるのは熊よけスプレーだけです。
もし熊よけスプレーなしで熊に出会い襲われた場合、助けを呼ぶのは簡単ではありません。まずは目の前の熊を撃退できるのかどうか、その手段を持っているのかどうかが生死の分かれ目と言っても過言ではありません。(実際に日本でも熊による死亡事故が起きています)
山間部や熊出没地域へ出向かれる方は、熊の危険性を十分に考慮し、万全の安全対策を行ってください。
注意してください
クマを撃退できる熊よけスプレーはB-609(中型)とB-610(大型)です。
なお、大型種のヒグマには使用できません。ヒグマは北海道にのみ生息しているため、北海道の方はご注意ください。本州以南にはヒグマは生息していませんので上記スプレーを備えてください。
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