【実験結果あり】催涙スプレーはメガネをかけた相手に効き目があるのか

2019年1月28日

メガネと催涙スプレー

相手がメガネをかけている場合、催涙スプレーは効果があるのか?メガネをかけた相手でも確実に撃退できるのか?という疑問があります。

実はこの疑問、当店でも多くいただく問い合わせのひとつです。

結論から言うと、相手がメガネをかけていても全く問題なく効果があります。

このページでは、メガネをかけた相手に対してなぜ催涙スプレーの効果を発揮できるのかを詳しく解説します。

※注意  このページの説明は当店のジェットミスト噴射タイプの催涙スプレーに限った説明です。その他の催涙スプレーで効果があることを証明するものではないのでご注意ください。

ジェットミスト催涙スプレーは容量の違いよってF-605からF-608までありますが、当店が最も推奨しているのはF-605です。

メガネをかけた人形で実験

まず、当店の催涙スプレーがメガネをかけた相手にも効果があるという事実を証明するために、人形を使用して実験を行いました。

結果は次の通りです。

実験前のメガネをかけた人形
▲実験前のメガネをかけた人形
メガネをかけた人形への催涙スプレーのテスト
▲たった2秒前後の噴射で顔面はこの通り。メガネをしていても目は守れず、目の下には催涙液が涙のように溜まっています。

人形からの距離はおよそ3mほど、噴射時間は約2秒です。人形の顔面に命中した催涙液は、メガネがあるにも関わらず目にも大量に入っていることがわかります。

当店の催涙スプレーは非常に強力なので、結果的には目に入るのか入らないのかは大きな問題にはなりませんが、まずは実験によってメガネをかけた相手の目にも入るということが証明されました。

効果がある理由その1 メガネをしていても目に入る

催涙スプレーがメガネをした相手にも効果がある理由の一つ目は、相手がメガネをしていても催涙液が目に入るからです。

まず説明しておきたいのは、催涙スプレーの噴射とはどういうものかという点です。

催涙スプレーの噴射は、殺虫剤のような霧状ではなく、水鉄砲のように液体を大量に噴射するイメージです。

水道のホースで水をかるようなイメージで大量に顔面に浴びせるため、メガネがあったとしてもそれで目を保護することができず、催涙液は目にも入ります。

メガネをかけた目に入った催涙剤
▲目に入って涙のように溜まっているオレンジの催涙剤

その結果、相手は目の激痛で目を開けることが出来ず、最低30分は完全に視界を失います。

効果がある理由その2 一番痛いのは目ではない

次に、よく誤解されている内容をはっきりさせておきます。

それは、催涙スプレーの効果についてです。

一般的に、催涙スプレーは催涙と書く通り、涙が止まらない、要するに目が痛くなると認識されています。

それ自体は間違いではありませんが、痛いのは目だけではありません。むしろ、目よりもさらに痛むのが顔面全体です。

意外かもしれませんが(私も意外でした)、実際に自分の顔にかけて試したところ、一番痛くて辛かったのは顔面全体の痛みでした。あまりにも激しい痛みに立ち上がることすら出来なくなりました。

催涙スプレーは目に入らなければ効果がないといったイメージは、当店のような強力な催涙スプレーでは当てはまりません。強力な催涙スプレーは、顔面に浴びせさえすれば、目に入ろうが入るまいが確実に30分以上は行動不能になります。

結論 メガネの有無に関係なく効果がある

メガネをしていても目に入ること、そして最も痛いのは目ではなく顔面であること。これらの理由から、相手がメガネをかけていても催涙スプレーは確実に効果があります。

ただし、以下の通りの理由で世の中の全ての催涙スプレーが同様に効果があるとは言えませんのでその点は注意が必要です。

あくまで当店の強力催涙スプレーに限るもの

ここまでの説明で、催涙スプレーがメガネをかけた相手にも効果がある事を説明しましたが、それはメガネをものともしない噴射特性と、目に入らなくても関係なく行動不能にできる高い催涙剤能力があってのことです。

なので、メガネをかけた相手にも確実に効果がある催涙スプレーを探すなら、F-605~F-608のどれかを選ぶようにしてください。

催涙スプレーは種類によって噴射方式も催涙性能も千差万別です。弱い催涙スプレーも沢山存在しますのでご注意ください。

追記 催涙スプレーの効き目が弱まるケースも存在

催涙スプレーはメガネをかけた相手にも効果を発揮することはわかりました。その理由は当店のジェットミスト噴射の催涙スプレーは催涙剤を効率的に液状に噴射することと、顔面全体への効果が強大だからです。

しかし、場合によっては催涙剤が顔面そのものにかからない場合があります。その代表例がフルフェイスヘルメットを被った相手です。

フルフェイスヘルメット

相手がフルフェイスヘルメットを被っていると、催涙スプレーは顔にも浴びず目にも入りません。そうなると、催涙スプレーは十分な効果を(恐らくは)発揮しません。

もちろん首や胸元などに付いた催涙剤は多少なりとも痛みなどの効果は発揮するでしょう。しかし、相手を確実に動けなくさせられなければ効果があるとは言えません。本物の護身用品とは、求められる結果もまた高い確実性を求められるものなのです。(多少痛い程度で催涙スプレーを名乗っている製品の多さには本当に驚きます。気を付けましょう。)

なので、現状で予想する限り、フルフェイスヘルメットを被っている相手には効果がないと考えたほうが無難です。

フルフェイスヘルメットを被っていた場合、どの程度効果があるのかについては、後日検証しなければならないと考えています。検証の際には、あらためてこのブログで結果を公開したいと思います。