スタンガンの正しい握り方(持ち方)
みなさんスタンガンの握り方ってどうしていますか?
握り方というのは、スタンガンの上下をどう持つのか?というものです。スタンガンの先端には電極が付いていますので、さすがに前後を間違えて(電極を自分に向けて)持ってしまう人はいません。でも、上下方向、要するにスパークボタンをどの指で押すのか?・・・これには個人差があるようです。
何も考えず当たり前と思っていた握り方にも、人それぞれ思い込みやクセがあるかもしれません。
KSPは店頭販売もしていますので、実際にスタンガンをお客様が持つ場面を何度も目にしていますが、たまに間違った持ち方をしてしまう方もいます。
今回はスタンガンの握り方について説明します。
スタンガンは正しい握り方で使うようにしましょう。
スタンガンの握り方の基本
スタンガンの握り方の基本は、スタンガン本体をしっかりと握ることです。
でも、スタンガンは握ったままボタン操作をしなければなりません。そのため、握り方のポイントは「いかにしっかり握ったままボタン操作ができるのか」に尽きます。
スタンガンには様々な形状タイプがあります。以降はそれぞれのスタンガンに応じた正しい握り方と、操作方法を細かく説明します。
ハンディタイプスタンガン
◯ 正しい持ち方
ハンディタイプスタンガン(画像はS-315)の正しい持ち方は、人差し指をスパークボタンに置き、残りの指全てと手の平を使ってスタンガン本体を強く握りしめる持ち方です。
スパークボタンを人差し指で操作し、安全スイッチは親指で操作します。こうすることでスタンガン本体をしっかりと握って使用できます。
✖️ 間違った持ち方
かなり持ちにくいのでなかなかいないとは思いますが、親指でスパークボタンを押す間違ったスタンガンの持ち方です。
親指でスパークボタンを操作してしまうと、手の平が開いてしまいスタンガンをしっかりと握ることができません。ハンディタイプスタンガンはスパークボタンが下になるように持ち、スパークボタンを人差し指で操作しましょう。
コンパクトタイプスタンガン
◯ 正しい持ち方
コンパクトタイプスタンガン(画像はS-314)の正しい持ち方は、人差し指をスパークボタンに置き、残りの指全てと手の平を使ってスタンガン本体を強く握りしめる持ち方です。(握り部分から電極までの距離が近いので、親指を前方に出さないように気を付けてくださいね。)
スパークボタンを人差し指で操作し、安全スイッチは親指で操作します。こうすることでスタンガン本体をしっかりと握って使用できます。
✖️ 間違った持ち方
店頭で実際に手に持ったお客様の握り方間違いの中で、一番多く見受けられるのがコンパクトスタンガンの持ち方の間違いです。親指でスパークボタンを押すのは間違いです。
親指でスパークボタンを操作してしまうと、手の平が開いてしまいスタンガンをしっかりと握ることができません。ハンディタイプスタンガンはスパークボタンが下になるように持ち、スパークボタンを人差し指で操作しましょう。
バトンタイプスタンガン
◯ 正しい持ち方
バトンタイプスタンガン(画像はS-170)の正しい持ち方は、人差し指をスパークボタンに置き、残りの指全てと手の平を使ってスタンガン本体を強く握りしめる持ち方です。
スパークボタンを人差し指で操作し、安全スイッチは親指で操作します。こうすることでスタンガン本体をしっかりと握って使用できます。
✖️ 間違った持ち方
かなり持ちにくいのでなかなかいないとは思いますが、親指でスパークボタンを押す間違ったスタンガンの持ち方です。
親指でスパークボタンを操作してしまうと、手の平が開いてしまいスタンガンをしっかりと握ることができません。バトンタイプスタンガンはスパークボタンが下になるように持ち、スパークボタンを人差し指で操作しましょう。
ペン型スタンガン
◯ 正しい持ち方
ペン型スタンガン(画像はS-365)の正しい持ち方は、スタンガン全体を指で包み込みように持ち、スパークボタンを親指で操作する持ち方です。
画像を見てわかる通り、スタンガン本体を強く握ることができませんが、これは形状ではやむを得ないことです。このため当店では、可能ならペン型ではなくコンパクトタイプのスタンガンを推奨しています。
◯ 場合によってはセーフな持ち方
ペン型スタンガンを力強く握って使いたければ、スパークボタンを小指で押す持ち方があります。
これだとスタンガン本体を強く握りながらの使用が可能ですが、問題は「小指は思ったほどうまく動かない」ということです。この持ち方は、やむを得ない場合や、結果的にこの持ち方になった非常時だけと考えましょう。
実際に持ってみましたが、小指が予想以上に動かしづらく、お勧めできるものではありませんでした。
✖️ 間違った持ち方
ペン型スタンガンを裏返しに持ち、スパークボタンを人差し指で押すという間違った持ち方です。
かなり無理があるので、この持ち方をする人は恐らくいないと思います。裏側になる下の面にはスパークボタンだけでなく安全スイッチも付いていて、その状態も裏側なので全く確認できません。
手の平が開いてしまいスタンガンをしっかりと握ることができないという点は、正しい持ち方と変わりません。裏返しに持ったからといってしっかり握れるわけではありません。ただし、スイッチ操作が一切見えないとスタンガンを使うことすら出来ませんので、握るときには正しい握り方をしましょう。
最後に
スタンガンは常識的にこう握るものだという固定観念から、これまであまり語られることのなかったスタンガンの握り方について、今回はあえて明確に説明しました。
万が一のときに、落とす、力が入らない、奪われるといった最悪の事態を防ぐためにも、スタンガンは正しく握るように気を付けてください。購入したけど最初に握ったきりという方は、これを機に、たまにはスタンガンを握って構える練習をしてみてくださいね。
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