スタンガンの正しい使い方

2010年10月30日

護身用スタンガンは誰でも簡単に使用でき、効果抜群の護身用品です。常識では考えられないような高電圧を発生し、相手を撃退するために使用します。

スタンガンは怖いという印象を持たれがちですが、実際には女性や高齢者にも向いている、初心者でも十分に運用可能な護身用品です。高電圧による火花や感電効果によって、誰が使用しても確実に相手を撃退できます。

あまり知られていませんが、スタンガンは日本国内においても各業種において実際に防犯・防衛目的に採用されています。(こういったスタンガンを業務用スタンガンといいます)

スタンガンの使い方

スタンガンの使い方には大きく分けて次の2つがあります。

1.威嚇する

護身用品スタンガンは全ての機種において「空中放電スパーク」が可能です。

空中放電スパークとはスタンガンを相手に当てず、ただ空中で放電する事をいいます。スタンガンのスパークは、高電圧によって空気中を流れる電気のアーク現象です。

雷雲から地面に落ちるカミナリと同じように、スタンガンの電気も空気中を流れます。真っ白の眩い光を放ちながら爆音を発し、電極間の空気中を流れます。この小型のカミナリは光も音も強烈で、人や動物に「感電に対する本能的な恐怖」を感じさせます。

スタンガンによる威嚇は、この空中スパークを相手に見せ、聞かせる事をいいます。

スタンガンは護身用品の中で最も威嚇力に優れており、言葉が通じない相手(外国人や動物など)に対しても効果的に威嚇できます。

護身とは暴漢から身を守る事をいいますが、だからといって相手を痛めつける事が目的ではありません。基本的に威嚇だけで済めばそれが理想です。

2.感電させる

相手にスタンガンを接触させ、相手の体に電流を流して感電させます。

人間(動物)の神経では微弱な電気信号によって情報の伝達が行われているため、そこにスタンガンの高電圧電流が作用し、激痛・筋肉がこわばる・自由に動けない・痙攣といった症状を引き起こします。 相手の体のどこに当てても同じ効果があります。

当てる場所を選べる時は、頭やノドを避けるようにして下さい。これらの部位は皮下脂肪が少ないので、スタンガンの電極によって切り傷などを負わせる可能性があります。

電流そのものは体のどこに流しても致命的な危険はありません。特に狙い易いのはお腹や脇腹、太ももといった部分です。逆に上半身や手は自由に動かし易いので避けられやすい傾向にあります。お腹か、それよりも下の部位が避けにくく当てやすいでしょう。

接触時間の目安は5秒です。5秒を目安に、相手が倒れてしまうまで感電をさせ続けます。

スタンガンは背後から抱きつかれたり、上から乗られたりといった催涙スプレーでは対処が困難な場合でも有効に使用出来ます。正面から抱きつかれた場合は腕を相手にまわし、スタンガンを相手の背中に当てて感電させます。 背後から抱きつかれた場合は、だきついている相手の腕に感電させるか、手探りで背後の相手の脇腹に接触させます。どちらの場合でも、もし相手が自分と密着していても、電気の特性上において自分が一緒に感電してしまう事はありませんので心配はいりません。

相手が倒れたらすぐにその場を離れ、安全な場所に逃げましょう。

決してその場に留まったり、相手を懲らしめようなどとは思わないようにしてください。

護身用品はあくまで自分の安全確保のために使用して下さい。

最大の目的は、その場の危機を乗り越え、安全に避難する事です。

その他、使用する上での注意事項

その他、スタンガンを運用するにあたり注意すべき事項です。

  • スタンガンの素材はプラスチックや樹脂なので高温になる真夏の車内などに放置すると変形や故障の原因になります。
  • スタンガンの電池には気を配りましょう。使用していなくても2ヶ月に1度は電池を交換し、いつでも最高の性能を発揮できるように維持して下さい。
  • スタンガンには防水性能はありませんので水に濡れないように注意して下さい。
  • このページで説明したスタンガンについての情報は、業務用にも使用可能な本格的スタンガンである当店の護身用スタンガンにおける説明です。他店のスタンガンは今回の説明には該当しません。

当店は業務用・護身用スタンガンのエキスパートです。不明な点は何でも気軽にお問合せください。