夜道だけが危険じゃない?防犯対策として女性が狙われる場所を把握

2017年12月22日

夜道の危険

日本は、他国に比べて安全だと認識されていますが、強姦、強制わいせつ、痴漢などの犯罪は、毎年1万件近く発生していると言われています。

どんなに安全な国でも、夜道など狙われやすい場所に注意する必要があります。

女性の方は、「犯罪者はどのような場所であなたを狙うのか」を把握することで、防犯意識を高めることが重要になります。

「住宅」「道路上」「電車・駅」で被害にあいやすい

まずは、強姦・強制わいせつ・痴漢の場所別発生状況のデータをご覧ください。(参考:警視庁HP)

強姦の場所別発生状況

中高層住宅 28.3%
その他の住宅 16.7%
モーテル・ラブホテル 13.8%
一般ホテル・旅館 5.8%
一戸建て住宅 3.6%
都市公園 2.2%
駐車(輪)場 1.4%
自動車内 2.2%

強制わいせつの場所別発生状況

道路上 32.7%
中高層住宅 14.1%
電車 16.0%
その他の住宅 8.7%
都市公園 3.2%
一戸建て住宅 1.4%
駐車(輪)場 1.6%
商店 3.2%
一般ホテル・旅館 1.1%
飲食店 1.7%
自動車内 1.2%

痴漢の場所別発生状況

電車 52.7%
駅 19.4%
店舗内 11.5%
路上 8.8%
バス 0.5%
商業施設ビル 1.8%

 

まず、強姦ですが、住宅(一戸建て・中高層・その他の住宅)での発生が合計48.6%となっています。

次に、強制わいせつは、道路上、住宅、電車の順で発生していることが分かります。

最後に、痴漢は、52.7%が電車内で発生しています。さらに、駅と合わせると、約72.1%の痴漢が、電車と駅で行われているのです。

「住宅」「道路上」「電車・駅」3つの場所が、女性を狙う主な犯罪場所となっています。

ターゲットにされないようにすることが大事

ターゲットにされない方法

住宅、道路上、電車・駅は、密接な関係にあると言えます。

犯人は、誰をターゲットにするかを決めて、強姦、強制わいせつ、痴漢を行うことが多いです。

また、ターゲットを決める場所として挙げられるのが、日常生活でよく通る「道路」や「電車・駅」になります。

そして、ターゲットを決めた後は、その人を注意深く観察するのです。さらに、狙いやすい場所を見極めて、住宅、道路上、電車・駅で犯罪が行われます。

そのため、防犯対策としては、「ターゲットにされないようにする」ことが有効です。

一般的に、狙いにくいタイプは、以下のような人が挙げられます。

  • 複数で行動
  • 声を掛けても無視
  • ズボン姿
  • 警戒心がある
  • 足早に歩く

日ごろから、どうすれば犯人にターゲットになりにくくなるかを考えて、行動すると良いかもしれません。

最後に

いかがでしたか?

強姦・強制わいせつ・痴漢は、「住宅」「道路上」「電車・駅」で行われることが多いです。

そして、防犯対策としては、これらの場所で、「この人は狙いにくいな」と思われるような行動を日々行うことが重要になります。

そして、万が一に備えて、防犯対策グッズを携帯するようにしましょう。女性の方はぜひ参考にしてみてください。