特殊警棒の使い方を知って危険から自分を守りましょう!
護身用グッズといっても様々なものがありますが、今回ご紹介したいのは特殊警棒という護身用品です。特殊警棒は警察官が持っている警棒とほとんど同じで、通常の警棒を短くし携帯性を向上させたものです。
日本国内でも護身用や防犯用として一般向けに市販されており、購入や所持も合法です。しかし、今まで手にしたことがあるという方は少ないと思いますので特殊警棒の使い方について説明します。
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特殊警棒の概要
特殊警棒はアルミ製、鉄製、スチール製のものに分かれています。アルミ製は軽さ重視の警棒で、取り扱いがしやすく比較的長い警棒でも軽く、力のない方や女性でも取り扱いがしやすいのが特徴です。
しかし他の材質のものより強度が劣ります。鉄、スチール製は硬いものを叩くと曲がる可能性はありますが、対人間を想定した場合曲がることはまずなく、強度が高いです。
握り方、伸ばし方
特殊警棒を相手に奪われるのを防ぐために、まず吊り紐に腕を通します。それから本体をしっかりと握り、吊り紐に余裕がある場合は吊り紐の上から持ちましょう。
メカニカルロックの場合
特殊警棒を握った手とは反対の手で警棒の先端をつまみ、そのまま延びきるまで引き伸ばします。メカニカルロックではこの操作だけで確実にロックがかかります。
当店が最も推奨する特殊警棒はメカニカルロックのH-202Bです。
(写真はメカニカルロック特殊警棒のH-201B)
振出式の場合
特殊警棒をしっかりと握り、重力を利用して地面に向かって鋭く振り下ろします。そうすることで特殊警棒は延び、それぞれの1〜3段目のシャフトがそれぞれ摩擦力で固定されます。
注意点としては振りが弱いと見た目が伸びていても、十分に伸びていないことがあるという点です。簡単に縮んでしまっては危険なので、確実にしっかりと伸ばしましょう。
当店が推奨する振出式特殊警棒はH-802Bです。
(写真は振出式の4135カーボンスチール特殊警棒H-802B)
使用法
威嚇
以外と知られていませんが、特殊警棒には大きな威嚇効果があります。特殊警棒を使用する際には、まずは威嚇効果を利用することが大切です。
伸ばした特殊警棒は、それを相手に誇示するだけでほとんどの場合相手は恐怖で近づけなくなります。護身は威嚇で済むことが理想です。まずはこの特殊警棒ならではの威嚇効果をしっかりと利用しましょう。
打撃
警棒を使うときに重要なのは構え方です。構え方には「下段の構え」と「中段構え」と「両手の構え」があります。
「下段の構え」
向かってくる攻撃者の武器を打ち落とすことを想定とした構えです。
- 警棒を向かってくる相手の右手に打ち込むため、左に大きく振りかぶる
- 右足を踏み込み、踏み込む際に振るための勢いをつける
- 警棒を相手の右手、右肘に打ち込む
- 相手の足(太もも)を狙い、3に続いて振り下ろします。
「中段構え」
危険性が極めて高いときに使用する構えです。
- 半身になり相手に警棒を向け威嚇する
- 相手が向かってくると右足を踏み込み、その勢いで思い切り振り下ろし相手の左肩に打ち込みます。
- 続けざまに踏み込み、相手の右肩に打ち込みます。
- さらに後退しながら相手の左腕と右腕に打ち込みます。
「両手の構え」
狭い場所などで、振りかぶる間合いが取れないとき使用します。
- 両手で警棒の先端が残るように持つ。
- 相手が左から来た場合は左足から踏み込み、打撃します。右から来た場合は、右足から踏み込みます。正面から来た場合は、右手で相手のみぞうちを突き上げるイメージで下から上に打ちます。上から下に叩きつける方法もあります。
戻し方
メカニカルロックの場合
各シャフトの継ぎ目にあるボタンを押しながら縮めると簡単に縮めることができます。
振出式の場合
振出式警棒は一度振り出すと簡単には戻りません。一般的に伸ばした警棒はコンクリート面など固い場所に垂直に打ち付けて戻します。その際、先端に傷が入ってしまうため、一日分の新聞を折り畳んで下に敷いて下さい。
初めはなかなか戻らないため不良品ではないかと心配される方もいますが、警棒が戻らないというのは品質が良い証です。簡単に戻ってしまう警棒では扱いづらく、危険なときに役に立ちません。
最後に
特殊警棒を実践で使うには訓練が必要です。
特殊警棒は当店でももちろん扱っておりますので、お求めの方は是非ご利用ください。
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