護身用品の専門店が催涙スプレーの使い方をご説明します!
催涙スプレー自体はアクション映画やドラマで出てきて知っている方も多く、「護身用に催涙スプレーを購入しよう」とお考えの方もいるでしょう。
しかし、強力ですが実際に使用方法までは知らない方が多いです。
今回は催涙スプレーの使い方を護身用品店が紹介します。
□安全装置解除の方法と片手操作が大事な理由
皆さんは催涙スプレーには安全装置があることを知っていますか。
恐らくほとんどの方が知らないでしょう。
催涙スプレーは強力なので、誤噴射を避ける必要があります。
基本的には安全装置を解除した後は通常のスプレーと大差ありませんが、解除する方法は商品によって変わります。
そのため、スプレーを選ぶ際には解除方法を重視しましょう。
解除方法のタイプは大きく分けて、解除に両手を使うものと片手で解除できるものに分けられます。
では、どちらを選べば良いのでしょうか。
おすすめは、片手で解除できるタイプです。
理由は両手を使用するタイプはスプレーを取り出した手の反対側の手も使う必要があります。
皆さんは些細な違いだと思うかもしれませんが、催涙スプレーを使用する状況になった場合に落ち着いてロックを解除できる自身はありますか。
恐らく、ほとんどの方はパニックになっているでしょう。
そのような場合に解除方法が両手を使うタイプだと、片手だけで解除できるタイプよりもさらに時間がかかります。
以上のことから催涙スプレーは片手でロックを解除できるものを選んだ方が良いです。
ただ、片手で解除できるタイプでも何種類かありますが、特におすすめなのがフリップトップ方式です。
これは、スプレーを握って親指でボタンを押しますが、ボタンが勝手に押されないように、ボタンの部分に蓋が付いています。
そして、使用する際にその蓋を親指で跳ね上げて、ボタンが押せるようになるものです。
これなら、スプレーがある場所に手を突っ込んで、取り出し、スプレーを握ってボタンをカバーしている蓋を跳ね上げて、狙って噴射するという一連の動作を片手で素早く行うことが可能です。
また、実際に一度試しておくと、非常時に戸惑い無く使用できる可能性が高まるでしょう。
□催涙スプレーの効果的な使用方法と注意点を解説します!
催涙スプレーを効果的に使うためには正しい噴射方法を知っておく必要があります。
基本的には害虫用のスプレーと変わりませんが、相手に向かってスプレーをするのは難しいです。
この時に大切なことは、至近距離で使用しないことでしょう。
至近距離では腕をつかまれる恐れがあります。
そのため、スプレーの射程距離ぐらいの間を保つようにしましょう。
また、相手に的確に噴射するにはスプレーの持つ方法も大切です。
噴射ボタンは人差し指ではなく、親指で押します。
こうすると、噴射口が相手の方へ向きやすくなります。
そして、噴射すると想像より上へ飛ぶ商品が多いので、相手の首ら辺をめがけて噴射すると丁度良い位置に飛びます。
次に注意点を紹介します。
注意点は自分にも液体がかかる危険性があることです。
室内で使用する場合は、部屋の中に催涙剤が充満すると、自分にも効果が及ぶ可能性もあるので、十分に注意をしましょう。
また、催涙剤の効果は一時的なので相手が動けない間に、すぐに逃げましょう。
□催涙剤が目に入ったときの対応方法
では、万が一催涙剤が目に入った時の対処法を紹介します。
症状は目だけでなく、鼻やのどなどの繋がっている部分に痛みが発生します。
目が開かない状況で、鼻水が大量に出てきますが、ティッシュで拭くのはやめておきましょう。
痛みが広がり逆効果になります。
もし、催涙スプレーが目に入ると、聞くだけで苦しそうな症状が現れますが、基本的な対処法は痛みが和らぐまで大量の水で洗い流しながら冷やすしかありません。
これに加えて、目を洗う際に避けたほうが良い行動があります。
1つ目は石鹸を使用することです。
説明しなくても想像できますが、目に石鹸を使用すると悪化する可能性がありあます。
2つ目は痛い場所を擦ることです。
これも経験から分かっている方も多いですが、痛い場所を擦ると催涙剤が広がって痛みがさらに大きるなる可能性があります。
3つ目は唾を飲み込んだり、水を飲んだりすることです。
これも、口に入っている催涙剤が体内へ入ることを防ぐためです。
4つ目はお湯ではなく冷水を使用しましょう。
理由は毛穴がひろがって、皮膚についている催涙成分がさらに毛穴の奥に入り込むからです。
この4つの注意点をまとめると、のどや鼻の粘膜に付着している催涙剤を洗い流すために、普通のうがいや鼻うがいして、皮膚や目は痛みが和らぐまで冷水で流しながら冷やすのが良いです。
このように催涙剤がかかると、痛みや苦しみが伴うので、扱う際は噴射口や噴射ボタンに気を付けましょう。
□まとめ
今回は安全装置の解除方法と使い方、そして万が一催涙スプレーを受けたときの対処方法を紹介しました。
護身用具として非常に強力ですが、使用する際には安全装置を解除する必要があることを知ってもらったでしょう。
非常時にすぐに使えて、確実に当てられるように、定期的に練習をしておくと良いです。
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