愛知県名古屋市中川区
名古屋の病院で医師刺し逃走 68歳男を殺人未遂容疑で逮捕
2018年1月25日
25日午後2時5分ごろ、名古屋市中川区尾頭橋3の藤田保健衛生大坂文種報徳会病院の外科診療室に男が突然侵入し、男性医師(42)の首を刃物で刺して逃走した。医師は命に別条はないが重傷。愛知県警中川署は約1時間半後、同市熱田区内で男を発見して身柄を確保し、殺人未遂容疑で逮捕した。
同署によると、男は同市瑞穂区田光町3、無職、岡村日出義容疑者(68)。逮捕容疑は25日午後2時5分ごろ、E棟1階の外科診療室で医師の首を刃物で刺し殺害しようとした疑い。病院に通院しており、「間違いない」と容疑を認めている。
同署によると、当時診療室には外科医と女性看護師がおり、サングラスをした岡村容疑者が医師の背後から無言で刺した。看護師にけがはなかった。医師は出血したが、会話はできるという。現場にはナイフのようなものが残されおり、県警は凶器とみている。
岡村容疑者は自ら携帯電話で110番して居場所を伝え、現場から南に約1キロの熱田区青池町の路上で発見された。県警は当時、ヘリコプターなどで捜索中で、「ヘリが飛んでいるのを見て逃げられないと思った」と供述しているという。
同病院はJR東海道本線の尾頭橋駅から南に約200メートルの住宅街の一角。