護身用品 特集・レビュー,スタンガン,催涙スプレー

スタンガンvs催涙スプレー徹底比較

日頃お客様から多くいただく質問に「 スタンガンと催涙スプレーはどちらがいいですか?」 というものがあります。

結論から言うと、スタンガンと催涙スプレーは両方とも携帯するのが理想的です。

その理由は、スタンガンと催涙スプレーにはそれぞれに利点と欠点があり、両方の使用によって互いの欠点をカバーできるからです。

今回はスタンガンと催涙スプレーについて、それぞれの長所や短所を徹底比較し、さらに同時に使用したときの相乗効果などを併せ、護身用品専門家として詳しく解説します。

スタンガンと催涙スプレーのメリットとデメリット

それでは早速スタンガンと催涙スプレーの長所と短所を見てみましょう。

まずは細かい分析は抜きにして概要から。

スタンガン

ハンディタイプスタンガンの正しい持ち方

長所

  • 相手を威嚇スパークで撃退できる可能性がある。
  • 密着した相手は例え背後であっても電撃で振りほどくことができる。
  • 相手に強烈な感電ショックと恐怖感を与え放心状態にできる。

短所

  • 使用時は相手に直接押し当てなければならない。
  • 最低5秒前後の連続電撃が必要。

要約

  • 威嚇で撃退できる可能性が高いが、電撃を与えるときは相手に押しつけないとならない。

感電による反応は個人差が大きく千差万別。感電後は気絶した例も数例あるが、10秒ほどで動ける人も。

催涙スプレー

催涙スプレーF-605

長所

  • 使い方が簡単。
  • 相手から数m離れて使用できる。
  • 1秒ほどの噴射で十分に効果がある。
  • 命中した相手は1時間以上完全に動けなくなる。

短所

  • 顔面に命中しなければ効果がない。
  • 暗闇・至近距離・背後の相手は狙いにくい。
  • 威嚇効果がないので必ず噴射する必要がある。

要約

  • 相手から離れていても使えるし効果は絶大だが威嚇効果がない。

電車やバスなど周囲に人がいる場合には、大きな影響を与え兼ねないので注意が必要。

このように、スタンガンと催涙スプレーはそれぞれまったく特性の異なる護身用品です。

それぞれの特徴を一言でまとめると

あえて両者の最も優れた点を挙げるとすれば次のようになります。

スタンガンは最も威嚇効果の優れた護身用品であり、相手に痛みを与えず撃退できる可能性が高い。

さらに密着した相手にも効果大。密着していても自分が感電することはない。

催涙スプレーは顔に命中すれば、他のどんな護身用品より効果は絶大。

さらに使い方がシンプルで簡単。単純なスプレーのため本能的に使用できる。

どちらが適していてどちらを選ぶのかという問題は、それぞれのおかれた環境や危険性によって異なるし、どちらのほうが使いやすいかとなると個人的なイメージや好き嫌いにも関係します。

何度か危険な目に遭った方なら、その危険な状況を思い出しながら、あの状況であればスタンガンが適しているとか、催涙スプレーがいいとか、そういったイメージもできるでしょう。そういったイメージにおいても、今回のスタンガンと催涙スプレーの利点や欠点をよく理解しておくと、さらに自分に適した護身用品を選べるようになります。

スタンガンと催涙スプレーの概要と優れた点はわかりましたね。

それでは、なぜそのような結論になったのか、その理由を細かく分析します。

スタンガンと催涙スプレーの細かな分析

護身用スタンガンの分析

【利点】

  • 相手を瞬時に完全に動けなくさせる。
  • 当てた相手にだけ効果がある。
  • 密着されたり、背後から抱きつかれた場合でも対処できる。
  • 電車など大人数がいる狭い密室でも使用できる。
  • 相手から離れていても効果的に威嚇(スパーク)できる。
  • 周囲が暗い場合の威嚇効果は絶大。
  • 致命的なダメージを与えない。

【欠点】

  • 感電させる場合、相手に接触しなければならない。
  • 防水ではない。
  • 接触部位に赤みがかった腫れが出来る(2〜3日で完治)。

護身用催涙スプレーの分析

【利点】

  • 相手から数m離れて使用できる。
  • 一滴でも目に入ると1時間以上は目があけられない。
  • 確実に逃げる事ができる(相手が長時間全く動けない)。

【欠点】

  • 相手に対しての威嚇効果は期待できない。
  • 大気中に霧状に飛散した催涙液によって、周囲にも影響を与える可能性がある。
  • 電車内など大人数がいる狭い密室では使用できない。
  • 密着された場合(抱きつかれた場合など)は相手に当てにくい。
  • 夜間など暗い状況では命中させにくい。

細かな項目に分けて分析しましたが、こういった詳細を知り、理解することが護身用品選びには大切です。自分の身をまもるためのことなので、しっかりと理解するよう心がけてください。

わかりやすいように表で比較してみましょう

これらの利点と欠点を、その効果や使用方法、自然環境、使用シーンに対して比較したのが下の表です。

表で比較すると、スタンガンと催涙スプレーそれぞれの得意・不得意が明確になるため、自分に適した護身用品がどちらなのかわかりやすくなりますね。(表の赤文字は利点青文字は欠点です)

[スタンガン/催涙スプレー 比較表]

スタンガン催涙スプレー
威嚇○ 威嚇スパーク× 威嚇効果はない
適用部位○ 体のどこでも良い× 顔面に命中が必要
効果○ 感電中は全身が硬直○ 目と顔面の激痛で立ち上がれない
効果の持続時間× 1分以内○ 1時間以上
症状・痕跡接触跡は数日で回復痛みは数時間で回復
使用距離× 相手との接触が必要○ 数m離れて使用
複数の相手× 同時に接触できない○ 2〜3人同時撃退可能
密着した相手○ ふりほどき可能× 近すぎて狙えない
背後から抱きつく相手○ ふりほどき可能× 背後の顔を狙えない
暗闇× 顔を狙えない
強風× 狙いを外す恐れあり
雨天× 防水性能はない
メンテナンス× 電池交換必要○ メンテナンス不要
使用者の安全性× 拡散した催涙液の影響を受ける可能性あり。
 (間接的なので痛みは僅か)
周囲の安全性× 周囲の第三者へ影響の可能性あり。
 (電車やバスなど大人数の場所)

いかがでしょうか?

この表では、スタンガンや催涙スプレーそれぞれの利点(赤文字)と欠点(青文字)が明確です。青文字の欠点が気にならないほど赤文字の利点に必要性や魅力を感じれば、今のあなたには、そちらの護身用品が必要だと考えて間違いありません。

このように、スタンガンと催涙スプレーはそれぞれに長所と欠点があります。そしてよく見ると、お互いの欠点を互いがカバーしあっていることがわかりますね。

スタンガンと催涙スプレーは互いの長所を活かすと相乗効果が最大

スタンガンと催涙スプレーのそれぞれの長所を理解すれば、どのような条件下でも身を守る事ができます。

例1

夜道で相手が背後から抱きついてきた場合、催涙スプレーでは背後の相手の顔に命中させるのは困難なので、まずはスタンガンを相手の腕や脇腹に当て、相手を崩れ落ちさせます。そして、相手の顔に催涙スプレーを噴射すれば、相手はその瞬間から激痛で目が開けられず、1時間は動けなくなりますので、その間に逃げる事が出来ます。

例2

相手が離れた距離から「怪我をしたくなかったら付いて来い」と脅してきたとします。 その場合は相手の目の前でスタンガンのスパークを見せ、強力な護身用品を携帯し、使用する準備があるとアピールして威嚇します。(この時点でほとんどの場合、相手は犯行意欲を失います) それでも相手が迫ってきたら催涙スプレーを噴射、それでも抱きついてきたらスタンガンを当てて動けなくさせる。

どうですか? 護身用品使用のイメージは想像できましたか? 護身にとって、より具体的なイメージを持つことはとても大切です。

もちんろんあなたが日頃から危険を感じ、備えたいという使用条件が明確であれば、スタンガンか催涙スプレーのどちらか片方でも構いません。

しかし、起こり得るあらゆる状況下で確実に身を守り備えたいという場合は、やはりスタンガンと催涙スプレーの2段構えが最も理想的であることも事実です。

最後に

本ページでは、これが女性向けだとか高齢者向けだという説明をしていません。それは、護身用品の基本設計が「誰でも練習なしに、しかも確実に使用できる」というように作られているためです。

スタンガンも催涙スプレーも、使用方法そのものは単純明快で使用者を選びません。どなたでも簡単確実に使用できますのでどうぞご安心ください。

護身用品の購入を検討する参考として、代表的な護身用品であるスタンガンと催涙スプレーについて、長所と欠点、そして理想的な備えについて解説しました。本ページの内容は、当店の商品に限った説明なのでその点だけご注意ください。(おもちゃ的な護身用品にはくれぐれもご注意を。)

護身用品をどれにするか迷った時、本内容をお役立てください。

本格護身用品専門の、当店のスタンガンと催涙スプレーはこちらです。

護身用スタンガン

当店の催涙スプレーはこちら

スタンガン

護身用スタンガンの用途は幅広く、あらゆるシーンで活躍します。でもそれは、本物の護身用スタンガンであってこその話です。

例えば、

  • 護身・防犯用
  • 身を守るため
  • 痴漢対策
  • ストーカー対策
  • 家庭内暴力対策
  • 強盗対策
  • 店舗防衛
  • 保安パトロール
  • セキュリティ業務

などなど・・・・

護身用品といえば、まずはスタンガンを思いつく方も多いのではないでしょうか。当店をご利用のお客様の使用目的も、ほとんどの方が上記のいずれかに該当します。

しかし、世の中のスタンガンであれば、どのスタンガンでもこういった本格的な用途に対応できるわけではありません。

今まで一度も護身用品を持ったことがない人や、本物の護身用スタンガンを知らない人にとって、スタンガンの見極めは非常に困難です。

今回は本物の護身用スタンガンついて、護身用品専門家として詳しく解説します。

スタンガンは相手を気絶させるという間違った先入観

まず真っ先に説明したいのが、スタンガンの間違った先入観についてです。

スタンガンを使うと「相手が気絶したり死んだりする」と思い込んでいる方がとても多いのには驚きますが、これは間違いです。

このようは先入観は、テレビドラマなどで、ありもしないイメージを植えつけた番組制作者に原因があるのでしょう。スタンガンをバリバリと相手に当て、相手がガクっと気絶するシーンを私は何度もテレビドラマで目にしました。あれでは視聴者が誤解してしまっても仕方ないと思います。

スタンガンによって気絶したり死亡したりすることはありません。(気絶事例は当店ユーザーの実例として数例ありますが、ごく希です)

確実な気絶を保証するようなスタンガンであれば、それは人体にとっては強力過ぎて、死亡の一歩手前と言っても過言ではありません。危なすぎる。

もちろん作り方によってはこのような危険なスタンガンも製作可能でしょう。しかしスタンガンの改造は倫理的に許されません。

護身用として綿密に設計されている護身用スタンガンは、人体に安全な範囲内で極限まで威力を高めたスタンガンなので、気絶などの事故は起きず撃退効果は理論上最大となっています。

スタンガンとは

ハンディタイプスタンガンの正しい持ち方

スタンガンは電気の感電を利用した護身用品です。

動力源は乾電池なので持ち歩きは自由で、小型で軽量かつ強力な護身用品です。

スタンガン自体はドラマやテレビでもたまに登場するので、なんとなく知っている方は多いかもしれません。スタンガンは片手で簡単に使え、電池と電気回路が入っていて、スイッチを押すとバチバチと電気スパークが出る護身用品です。

スタンガンの目的は、相手を感電させて動けなくし、その間に逃げて安全を確保することです。

スタンガンの代表的な効果とその根拠

スタンガンについて、おおよそのイメージはわかりましたでしょうか?

では具体的にスタンガンの効果について説明します。

スタンガンには2つの効果があります。

威嚇効果

スタンガンは何にも当てていない空中で、そのまま放電する事ができます。 これが威嚇スパークです。

(これは当店の護身用スタンガンの説明です。他店のスタンガンには該当しませんのでご注意下さい。)

空中で放電すると、先端の電極間でバチバチとカミナリのような激しい放電が起こります。まばゆい火花が発生し、大きな音がします。この様子を見た相手は、感電に対し本能的な恐怖を感じます。人間を始めとする動物は、感電に対して本能的に危険だとわかっています。従って激しい電気スパークを見ると怖気づき、近づく事が出来ません。これがスタンガンの威嚇効果です。

スタンガンは最も威嚇能力に優れた護身用品です。 護身の目的は身の安全を確保すること。そのために、安全にその場から逃げる事が最大目的です。 スタンガンの威嚇効果の活用は、相手との安全な距離を保ちながら、相手を痛めつけずに撃退できる最も理想的な護身方法です。

感電効果(電気ショック)

スタンガンは緊急時に相手を威嚇できない場合があり得ます。

後ろから突然抱きつかれたり、直接体の一部を掴まれた場合や、相手が半狂乱になって突進してきた場合などでは、相手との距離的な余裕がないためスタンガンの威嚇効果を十分に発揮できません。

こういった場合にはスタンガンを相手に接触させ、相手に電気ショックを与えます。

スタンガンの電気ショックは強力で、相手の皮膚の下にある神経に直接電気が流れます。神経に電気が流れると、神経網を伝って感電ショックは瞬時に全身に及びます。スタンガンで感電した人が硬直して動けないのは、感電で神経を支配され自由が効かなくなるからです。

神経に対する電気ショックは強烈です。例えば何かの角にヒジが当たった時に飛びあがる程痛く、腕全体が痺れてしまった経験は誰にでもあると思いますが、それとは比較にならないほど強烈な痛みとショックで瞬時に全身の自由を奪われます。そして崩れ落ちてしまいます。

感電した相手はその後放心状態が数十秒間続きますので、その間に逃げることができます。

スタンガンの安全性

スタンガンは、厳密に計算された電気回路と、精度の高い確かな部品、高い製造技術によって「安全性」と「威力」が両立されているため、人体に深刻なダメージを与えることがなく安全です。

感電作用を利用するスタンガンは、人体にとって安全な範囲内で、なおかつ最大限の効果を発揮する必要があります。パワーをコントロールしつつ確実に相手の自由を奪う必要があり、この両方をハイレベルで達成していなければ真の護身用品とは言えません。

電気には生命を絶つ力があります。感電事故や落雷などでは人体に深刻なダメージを与えるケースもあります。人体には体内に流れても安全な電流値の限界がありますが、護身用スタンガンはその電流値を厳密に計算し、人体に致命的な影響を与えないように開発されています。

それが護身用の究極のスタンガンであり、業務でのハードな使用においてでも全幅の信頼を得られるのです。

人体に安全で、かつ最大の効果を発揮する信頼できる製品かどうかは、公開された製品仕様でわかります。

高い性能を保証する本物の護身用スタンガンは詳細仕様が明確に公開されています。

  • 出力電圧
  • 出力電流
  • 出力周波数
  • 消費電力
  • 使用可能放電時間
  • 自然放電における電池の消耗レベル

これらの仕様が明確でなければ、製品そのものが良いのか悪いか、護身用として必要としている性能があるのかないのか、全く判断出来ません。

説明が少し専門的過ぎたかもしれませんね。簡単に言うと、

スタンガンを選ぶ時は、当店の「推奨スタンガン」を選べば問題ありません。

当店の推奨スタンガンは、護身用品専門店として、護身用品の専門家として、安全性と威力の両面から責任を持って推奨している護身用スタンガンです。

本物のスタンガンでないとどうなるのか

私は今まで仕事柄、様々なスタンガンを自分で体験してきました。(感電が好きなわけではありませんのであしからず)

本物でないスタンガンの、私が体験した例を2つ挙げます。

かわいいマスコット型スタンガン

とあるルートで小型スタンガンを入手しました。

実にかわいらしく小さくて、女性にも受け入れられるスタンガンだなというのが第一印象でした。パッケージの説明には大きく派手に「痴漢撃退!ストーカーにも!」といった文字が躍っています。そこで実際に自分に試してみました。

体験した結果は本当にひどいものでした。確かに感電しますが、まるで電気肩こり治療器のパッドのような感じで、逆に気持ちがいいくらいなのです。

このスタンガンのメーカーや商品については公開すると問題なので伏せます。

しかし、もしこのスタンガンを「本当に使用できる」と信じて買った女性が、本当に危険な状況に陥った時に使用して、はじめて効果ゼロだとわかるのです。護身は成功せず、最悪の結果が待っていることでしょう。考えただけでゾッとします。

おもちゃスタンガンを店長が体験

KSP店長がおもちゃスタンガンを体験

たまたま入手したスタンガンがオモチャっぽすぎたので体験してみました。

これがまた驚くほど威力が弱く、やっぱりおもちゃはおもちゃでした。。

おもちゃスタンガンを店長が体験(やっぱりおもちゃ)

スタンガンを護身用として準備するからには「確かな間違いのない威力」が最低限必要です。そして、そのためには購入するお客様にも確かな目的意識と正しい選択が必要です。

【注意】

現在の国内では、上記の例のような「おもちゃ用品」のカテゴリに分類されるスタンガンが数多く存在します。くれぐれもご注意ください。

本物のスタンガンについては、間違いだらけ!スタンガンの威力の正しい判断方法もご覧ください。

護身用スタンガンは、自分で自分の身を守りたい全ての方にお勧めできる本物のスタンガンです。

スタンガンは男性的だとか、女性や高齢者では使えないだろうといった意見をよく耳にします。

派手な電気スパークとブラック基調の外見はいかにも男性的で、女性は抵抗感を覚えるかもしれません。

しかし、護身用スタンガンは誰でも特別な練習なしですぐに使用できる優れた護身用品です。電池を入れておき、使う時はスイッチを入れるだけで簡単に使用でき、誰が使用しても100%同じ効果を発揮します。逆に言うと、意図的に誰でも確実に扱えるように設計されていると言えます。

まさに護身用品の神髄ですね。

当店に報告された女性ユーザーの体験談

スタンガン所有者の女性が米軍基地の付近で米兵(外国人の大男)に襲われ、暴行を受けそうになりました。相手は酔っていて見境がなく、100kg近い巨体が自身の上に乗り、もうダメだと思ったそうです。その時に、ハンドバッグからいつも持ち歩いているスタンガンが見えたので、とっさにスタンガンを持ち、相手の背中に当ててスイッチを入れたそうです。すると相手は飛び上がって転げ落ち、そのまま逃げていったそうです。スタンガンを役立てた女性の一例です。(この時使用されたスタンガン:S-308

「女性でも使えますか?」という多くの質問に、私はいつもこう答えます。 「女性にこそ最適です」 と。

命を守る大切な製品だからこそ慎重に選ぶべき

何か身を守る必要性を感じ、護身用品を検討し、スタンガンに興味を持った場合、その選び方には特別に慎重になる必要があります。なぜなら、世の中には使い物にならない低レベルのスタンガンが溢れているからです。

適当に値段や宣伝文句だけを見て変なスタンガンを買ってしまう前に、この記事を読んだあなたはラッキーです。もうおもちゃのようなスタンガンに騙されることもありませんし、安心して購入できるスタンガンがどれなのかはっきりわかったからです。

スタンガンはピンキリです。そしてスタンガンの選択のミスは、命を危険に晒す可能性を秘めた重大な問題です。

スタンガンを選ぶ時は信頼できる専門店で、根拠のあるものを選ぶこと(例えば当店のような)。そして、わからないことは納得できるまでページを読み、問い合わせること。これこそが確実な護身用品を入手する最短で確実な方法です。

最後に

護身用品スタンガンの効果やその理由についておわかりいただけたでしょうか?

不明点や質問などありましたら遠慮なくご相談ください。

スタンガン

スタンガンの電気貫通考察

他店のスタンガン検証動画で、ブタ皮を比較材料に使用してTMMスタンガンが非力であるという結論を主張しているようですが、これは誤りです。

詳しくは当店が公開している次の記事に説明しています。

スタンガン豚皮貫通テストのトリックにご用心

某動画は、見せかけのテクニックでユーザーを騙す行為です。

電気をしっかりと理解している方にとっては笑ってしまう茶番なのですが、そうでない方の中には思わず信じて騙されてしまう方もいるのではないかと心配です。

電気や詳しい理屈がわからないという方は、単純に「TMMスタンガンは間違いなく強力なスタンガンである」という点だけ覚えておいてください。

さらに、人命を守る使命を持った護身用品なのに、それを気軽にユーザーを騙して売ろうとする業者がいることも、忘れないようにして気をつけてください。

もしこういった業者に騙されて、オモチャのようなスタンガンを使用してしまうと、万が一の時に危険な目に遭うのは使用するユーザーです。

本物を見分ける正しい感覚を持ち、護身用品は慎重に選びましょう。

日本護身用品協会(JSDPA)認定の本物の護身用スタンガンはこちらです。

スタンガン

TMM正規品証明ラベル

TMM社護身用品の正規品には、それを証明する正規品ラベルが貼り付けられています。

このラベルはTMM正規品の証明の意味がありますので重要です。

スタンガンは箱と本体、催涙スプレーはパッケージ又は本体、特殊警棒は箱又は本体に貼られています。

このラベルはTMM製品の正規品の証であり、並行輸入のニセ物ではない証拠でもあります。

ラベル自体は複雑なホログラム処理されており、剥がすと破れるようになっています。

メーカーしか貼り付けできず、貼り替えも不可能なのが正規品証明ラベルです。

TMMスタンガンの正規品ラベルの例

正規スタンガンラベル

TMスタンガンでは、参考写真のようにスタンガン本体に貼ってある金色円形のラベルが正規品ラベルです。

現在、日本国内では圧倒的な人気とシェアを誇るTMMスタンガンなので購入をご検討の方も多いと思いますが、TMMスタンガンが欲しいのに外見だけがそっくりのニセ物を買ってしまっては意味がありません。

購入の際は、今回紹介した正規品証明ラベルの有無を必ずご確認ください。

ラベル内表示の番号はラベル番号です

正規品ラベルの中に小さく表示されている番号は、正規品ラベル独自の番号です。

TMMスタンガンには個別にシリアル番号(製造番号)がありますが、正規品ラベル番号と製造番号には相関関係はなく、それぞれ別の番号となっていますのでご了承ください。

スタンガンのシリアル番号は製品本体に表示されており、同じ番号が保証書にも記載されています。このシリアル番号によって製品と保証書が関連付けられます。

これに対し、正規品ラベルの番号はラベル番号として機能しており、シリアル番号とは別番号となっています。

こちらもお読みください

危険!並行輸入スタンガンに注意

https://www.ksp-web.com/jyouhoutisiki/tmm_heikouyunyuu.html

スタンガン

スタンガンに使用してはいけない電池

当店のスタンガンにはデュラセル又はパナソニックの電池しか使用できません。

(更新:一部の最新スタンガンに充電式電池が使用できるようになりました。詳しくは充電式電池と対応スタンガンをご覧ください)

それ以外の電池は性能不足でスタンガンが動かなかったり、故障の原因になりますので使用厳禁です。

その中でも、最近出回っているのかわかりませんが、東芝の電池(写真)のトラブルが多発しています。

この電池は特に性能が悪いため、当店のスタンガンには絶対に使用しない、買わないように注意してください!

東芝9Vアルカリ乾電池 IMPULSE(インパルス) ←ダメ!

当店のスタンガンを使用されているユーザーは注意してくださいね!

スタンガン

スタンガンを空中で放電させるとバチバチバチと火花が発生します。

このスパークスピードにはそれぞれ若干の個体差がありますが異常ではありません。

当店では販売するスタンガンについて全数点検を行い、スパークスピードについても正常範囲内のものだけを「合格品」として責任を持って出荷しております。

スタンガンのスパークのスピードについては、同じ品番の物であっても若干の誤差があります。

個々の製品によってやや早めのスパークの物や、そうでないスパークのものもあります。

TMMスタンガンは特に限界まで性能を追求した回路になっていますので、限界性能付近では使用する電子部品の僅かな製造誤差(電子部品として公に認められている誤差)がスパークのスピードの差として現れます。これは現在の電子部品製造技術においては避けられないものです。

スタンガンは本来、人体を感電させるためのものです。スタンガンにとっての空中放電は、空気中を通電させている過酷で特別な状況だといえます。この状況下における若干のスパーク間隔の個体差は、電子部品それぞれに誤差がある以上は避けようのないものです。

スタンガンのスパークスピードは体に当てた時はとても高速になります。空中放電とは違い、1秒間に数十回もの電気ショックを発生します。スパークのスピードに個体差はありますが、相手に当てて電気ショックを与える時の性能にはほとんど差はありません。護身用品としての使用上全く問題ありませんのでご安心ください。

スタンガンのスパークスピードには必ず個体差が存在します。特に高性能スタンガンであればなおさら顕著に表れます。この点について十分ご理解頂くとともに、当店では絶対に不良品を販売しないよう入念な動作テストを行っておりますのでご安心ください。

スタンガン

ロングバトンスタンガンS-168

全国のパチンコ店でロングバトンスタンガンS-168の導入が進んでいます。

(更新:現在は新型スタンガンのS-170が主力です)

ひと昔前までは、パチンコ業界でもオモチャスタンガンが横行していました。
これは本当に、大問題でした。

オモチャ同然の護身用品を使用して、実際に逆襲をうけて怪我をしたという話もありました。

相談レベルでも沢山の話がありますので、これはきっと氷山の一角です。

非力な他社スタンガンが起こしたパチンコ店での悲劇(実話)

当店のパチンコ店向けのガイドは、アクセスが増加しており、切実に本物の護身用品を導入したいというパチンコ店様の多さを感じます。

パチンコ店向け警備用品の解説(ゴト師・強盗対策)

業務用での使用は、護身用品の真価が問われます。

業務用の護身用品では、お客様、従業員様、店舗、現金、商品など、守らなければならいものがとても多く、それだけに本当に効果のある護身用品が必須です。

このようなシーンで、安いだけのオモチャ護身用品を導入するなど絶対にあってはなりませんし、あり得ません。

業務用などで調達をお考えの方は、この点を十分に考慮し、将来の危険を確実に防ぐためにはどのような選択が正しいのかをよく考えることをお勧めします。

スタンガン

スタンガンは、密着戦に強いことが大きな特徴です。

暴漢や犯人に襲われる時には様々な状況が想定されます。場合によっては相手から掴まれたり、抱きつかれるといった状況も起こりえます。相手が密着している場合、その場から安全に逃れるためには相手を振りほどき、行動不能にする必要があります。

護身用品で最も人気があるのは催涙スプレーです。催涙スプレーは殺虫剤のように相手に噴射するだけで、簡単かつ確実に、しかも長時間行動不能にできるという優れた特徴を有していますが、同時に「密着戦に弱い」という欠点があります。相手が身体が密着するほど近い距離だと、近すぎて催涙スプレーを噴射できませんし、相手が背後から抱きついてきた場合には、相手の顔が背後なので催涙スプレーで狙いようがありません。

相手が密着または超至近距離の場合、その相手を瞬時に行動不能にできる唯一の護身用品がスタンガンです。相手が正面の場合は相手の下腹部や太ももに、相手が背後の場合は相手の脇腹や腕に、スタンガンを強く押しつけて電撃を与えます。相手は電撃を受けた瞬間から全く動けなくなりますので、そのまま地面に倒れ込んでしまうまで電撃を与え続けます。相手が完全に地面に崩れ落ち、反撃の意志を失うまで電撃を続け、さらに危険を感じる場合には催涙スプレーを噴射して完璧に動きを封じれば、安全にその場から逃れる事ができます。

スタンガン使用時のポイントは2つあります。

ポイント1

1つめのポイントはスタンガンの構え方です。スタンガンを使用するときは、スタンガンを持った手を相手に向けて差しのばして接触させるというイメージが一般的で、当店のお客様でもそのように想像している方が非常に多いのですが、実際にはスタンガンを持つ腕の脇をしっかりと締め、スタンガンを身体に固定するようなイメージで持ちます。ちょうどおへその辺りでスタンガンを固定する感じで、できればスタンガンを持ってない手は、スタンガンを持っている手の支えながらスタンガンを両手で固定します。もし片手だけでスタンガンを持ち、腕を真っ直ぐ相手に伸ばした状態で接触しようとしても、そのような状態では相手から腕を握られ、最悪の場合はスタンガンを奪われる可能性もあります。テレビや映画などでは、女性がスタンガンを持った手を真っ直ぐに伸ばし、相手に接触させるシーンが多いようですが、あれは現実的ではなく演出上の話であると理解してください。スタンガンは脇をしめ、両手でしっかりとお腹のあたりに固定する。これがスタンガンの構え方です。

ポイント2

2つめの大事なポイントはスタンガンの接触のさせかたです。前述の構え方で相手に接触させますが、接触させるときは体重をかけ、しっかりとスタンガンを接触させると効果が大きくなり、相手もスタンガンから逃れられなくなります。相手が正面の場合には、スタンガンを構えて、身体ごと突き入れるイメージで接触させてから、強く押し当て続けながら電撃を与えます。相手が背後の場合には体重をかけてというわけにはいきませんが、それでも相手に接触できる部位であればどこでも構いませんので、出来るだけ強く押し当て続けながら電撃を連続して与えます。

スタンガンの電撃は最低でも5秒以上、継続して電撃を与え続ける事も重要です。相手は感電のショックと激痛で全く動けないまま地面に崩れ落ち、確実に戦意を喪失します。

現在主流となっている護身用品はスタンガン催涙スプレーですが、それぞれに他方にはないメリットと、デメリットが存在します。催涙スプレーは相手から十分な距離を保ち、確実に行動不能にできますが、超至近距離や背後、さらに暗闇では狙えず当たらないという欠点があります。スタンガンは威嚇効果に優れ、相手を感電ショックによって瞬時に行動不能にできますが、相手に直接接触させなければなりません。スタンガンと催涙スプレー、それぞれの長所と欠点を理解することによって、それぞれの欠点を互いに補い合えることが理解できます。

当店で強くお勧めしているのはスタンガンと催涙スプレーの併用です。この両方があれは、どのような状況下においても確実に安全を確保できますし、万が一のときにどのような状況下におかれるのかは誰にも予測できないからです。

密着した相手を振りほどくにはスタンガンしかありません。
スタンガンの特徴と使い方を十分に理解して日頃の安全にお役立てください。

催涙スプレーとスタンガンの比較については以下のページをご覧ください。

どっちがいい?スタンガンと催涙スプレー徹底比較

スタンガン

スタンガン用アルカリ電池 BATT-2

当店が販売しているTMM社のスタンガンは、使用できる電池に指定があります。

スタンガンが高性能なため、本来の性能を発揮するために電池も性能の良いものを使用する必要があるためです。

当店のスタンガンは本来、アメリカのデュラセル社の電池使用を前提に設計されています。デュラセルの電池は高容量であり、スタンガンの性能を100%発揮できます。スタンガンの性能設計においてもデュラセル電池を前提に構築されています。

日本のメーカーではパナソニックの電池が、唯一デュラセルとほぼ同等の性能を有しています。デュラセル乾電池は、現在国内では入手が困難なので、比較的容易に入手できるパナソニック電池を使用されても問題ありません。

パナソニックの電池は、デュラセルと比べると全体長が数ミリ程度長くなります。スタンガンに挿入した場合、デュラセルの時より窮屈になりますが装着に問題はありません。

国内で入手できる電池では、この他にマクセルや富士通、さらにGPなど沢山のメーカーがありますが、どれもデュラセルやパナソニックに比べると性能が劣ります。これらの電池をTMMスタンガンに使用すると本来の性能が発揮できないばかりでなく、スタンガンの故障の原因にもなりますので使用しないようにしてください。

デュラセル乾電池は当店でも販売していますが、電池だけのために送料を支払って購入されるのはもったいないかと思います。パナソニックであれば日本全国の電気店で、比較的容易に入手できますので、送料を節約したい場合にはパナソニック電池をご利用ください。

スタンガンの電池については

  • デュラセル社の電池が最適(当店販売時には一式をサービス付属しています)
  • パナソニックの電池でも問題なく使用できる
  • 上記2社以外の電池は使用不可

以上の3点を守るようお願いします。
なお、電池は「アルカリ乾電池」が必須です。マンガン乾電池は使用できませんのであわせてご注意ください。

追記

新型スタンガンに充電式電池が使用できるようになりました。詳しくは充電式電池と対応スタンガンをご覧ください。

スタンガン

スタンガンの廃棄方法

スタンガンは、捨てた後に誰かに拾われて悪用される恐れがあります。

このような事故を防ぐため、スタンガンは捨て方にも注意を払う必要があります。

当店では、お問い合せの多いスタンガンの廃棄方法についてスタンガン情報にコラムを追加しました。

スタンガンの廃棄方法(捨て方)とKSP無料廃棄代行サービス

不要となったスタンガンであっても、誰かに拾われて悪用されないようにしっかりと処理してから捨てるように徹底して下さい。

もし捨て方に不安がある場合には当店の無料廃棄代行サービスをご利用下さい。当店では社会貢献の一環として、他店で購入されたスタンガンであっても責任を持って処分しますのでご安心下さい。

詳しいスタンガンの廃棄依頼方法などは上記のコラムをご覧ください。