護身・防犯コラム

東京の三鷹でストーカーによる凄惨な事件がありました。

高3女子刺殺 「クローゼット潜伏」容疑者、署の安否確認後襲う

 東京都三鷹市で高校3年の鈴木沙彩(さあや)さん(18)が刃物で切られて殺害された事件で、京都市右京区、無職、池永チャールストーマス容疑者(21)=殺人未遂容疑で逮捕=が「鈴木さん宅に侵入し、クローゼットの中で隠れて待ち伏せしていた」と供述していることが10日、捜査関係者への取材で分かった。

 鈴木さんからストーカー被害の相談を受けた警視庁三鷹署員が8日午後4時半前後に鈴木さんに安否確認の電話をしていたことも判明。池永容疑者は「鈴木さんが電話で話すのが聞こえた」と供述しており、捜査1課は電話の直後に鈴木さんを襲ったとみている。

 池永容疑者は8日午後、鈴木さん宅2階の無施錠の窓から侵入し、1階の鈴木さんの部屋にあるクローゼットに潜伏。「何度も遊びに来ていた」と話しているといい、事前に部屋の構造を知っていたとみられる。

 三鷹署員が同4時半前後に鈴木さんに電話をかけたところ、鈴木さんは「大丈夫です。家にいます」と返答。鈴木さんは9日にも三鷹署を訪れることになっており、その打ち合わせなどもしたという。

 鈴木さんは同4時55分ごろ、自宅前の路上で血まみれで倒れているのを発見。室内に血痕はなく、鈴木さんの肩から背中にかけて切られていることから、池永容疑者が自宅の外に逃げた鈴木さんを追いかけ、後ろから切りつけたとみられる。馬乗りになって、腹部を刺した疑いもある。

 池永容疑者は9月27日に京都市から夜行バスで上京。翌28日に鈴木さん宅に近い東京都武蔵野市の吉祥寺駅前の量販店で、凶器のナイフを購入したという。捜査1課は10日、容疑を殺人などに切り替えて送検。京都市内の自宅や大阪市内の親族宅を捜索し、パソコンなどを押収した。

ストーカーの犯人が勝手に家に侵入し、潜んで待ち伏せしていたとは驚きで背筋が凍ります。

皆さんは自宅内での防犯をどう考えていますか?

本当にあった背筋が凍るストーカー相談

実は当店でもストーカーの相談が多く、その大半は恋愛や結婚の破局が引き金になっています。

相手が男性であれ、女性であれ、ストーカー化する人は基本的に異常者に近い心理状態にあるようです。

当店の相談者の中には別れた後に復縁を迫られ、一人暮らしの自宅の周辺で毎日待ち伏せされ、付きまとわれ、インターネットでは誹謗中傷され、それでも頑なに拒んでいると玄関先に切り取られた猫の生首が置いてあった(20代女性)という衝撃的なものもあります。あまりのショックに泣きながらの相談で、話を聞き取るのも大変な状態でした。

この相談者の方も警察に相談したけど相手にされなかったそうです。「じゃあパトロールを多めにします」という当たり障りのない対応だったそうです。

人間関係のこじれには大小様々な程度がありますので、警察も全てに対応できないというのが現実でしょう。でも一人一人のストーカーがそれぞれ異常者だと考えると、今の程度が軽いからといって油断していいものでしょうか。突然の衝動的な行動で、最悪の事件を起こす可能性が高いのが異常者です。警察の対応には強く疑問を感じます。

それはさておき、今回の事件は警察も真摯に対応していたように見受けられます。相談を受け、相談者の帰宅に合わせて安否確認も行っています。警察対応の中ではレベルが高いほうではないでしょうか。帰宅して被害者も安心したことでしょうし、警察も自宅に戻ったのであれば安心と考えてしまいがちでしょう。そこに問題があります。

自宅は安全なのか・空き巣被害者の生の声

自宅に戻ったから安全。ほとんどの方がそう思うのではないでしょうか?

当店での相談でよくあるのが「空き巣被害をうけた」というものです。

空き巣って護身用品と関係あるの?

だって家にいない時に被害にあうんでしょ?

空き巣被害の後だったらカギ屋さんとか防犯ガラスでしょ?

こういった声が聞こえてきそうですね。

実は空き巣被害にあった方がまず感じるのは帰宅した瞬間のショック。それは当然です。家中土足で足跡だらけ、家財道具はめちゃくちゃです。何を盗られているかもわかりません。

でも次に感じるのは恐怖です。

驚きましたけど、すぐに「犯人がどこかに潜んでいたらどうしよう」と思うと怖くて動けなくなりました。

不在だったから良かったけど、もし在宅していてそれに気づかず犯人が侵入し、ハチ合わせしてたらどうなっていたかと考えるとゾッとしました。

空き巣の犯行中に帰宅していなくて良かったです。変な話ですが犯行後に帰宅できてほっとしました。

これが空き巣被害者の生の声です。

意外ですよね。お金やモノを盗まれた怒りや悲しさより先に、犯人を遭ってしまう恐怖を感じるのです。人間は財産よりも何よりも自分の命が大事という本能を、この経験者の感想は如実に物語っています。

自宅内でも最低限の護身対策は必須

自宅で待ち伏せして犯行に及んだ今回のストーカー殺人事件、後手に回った警察の対応、自宅は安全という根拠のない安心感、そして空き巣被害者が感じる自宅内での恐怖感。

皆さんはこれらのことからどのような教訓が得られますか?

まず「自宅は安全」という根拠のない常識を捨てなければなりません。

ストーカー被害で考えると、犯人に自宅を知られている以上は「自宅は最も襲われやすい場所の一つ」として認識すべきです。

自宅、通勤通学ルート、学校や職場は最重要警戒箇所です。警察に相談し、ストーカー問題を解決している最中なら、せめてその期間だけでも、それが面倒であっても自宅意外の場所にいる事を考えるべきです。友人宅でもビジネスホテルでもネットカフェでも構いません。犯人が知らない場所というだけで、自宅にいるより遙かに安全です。

通勤や通学のルートもおのずと変わりますから待ち伏せリスクも減ります。あとは尾行だけ気をつけ、居場所を知っている家族や友人がいればきつく口止めしておくこと(メールやSNSも含め)。これで完璧です。警察もこういったアドバイスをするべきです。

ストーカーではなくても自宅内には空き巣犯とのハチ合わせ、強盗被害、家庭内暴力、アルコールなど依存症家族の危険など様々な相談が多数寄せられています。

これでも自宅は安全と言えますか?

どのような事件や相談を見ても、催涙スプレーを玄関に置いてたり、スタンガンを寝室に置いてたら防げたのにというケースがほとんどです。

普段からそういった対策を行わず(事件の多くにはトラブルなどの予兆があるにも関わらず!)、最終的には殺人事件などが起こってしまっています。

いつもこういった事件や相談を悔しい思いで聞いています。護身用品があれば防げたのに!と思うと悔しくてなりません。

自宅は安全という思い込みは危険です。万が一の時に自分の安全を守れるのは備えがある人だけです。そしてほとんどの場合、周囲は助けてくれず、犯行は一瞬で終わり、被害をうけるのはあなたです。

自宅では最低でも玄関と寝室に護身用品が必要です。 特に危険を感じている方には、その場でその瞬間に自力で命を守るものが絶対必要であり、自分を確実に守ることができるのは護身用品だけなのです。

全国で注目される凄惨な事件はすでに起きたものであり、私達に被害者を救うことはできません。

でもそれを教訓にすることはできます。

第二、第三の将来起こるであろう事件と被害を未然に防ぐことを、今こそ真剣に考えましょう。

特殊警棒

3段特殊警棒

特殊警棒は収縮式の警棒で、通常は直径の異なる3本の管(パイプ)を組み合わせて構成されています。

3段式の場合、手で持つグリップ部分が一番太いパーツで、手元から先端に向かって2段目、3段目(先端)と細くなっていきます。

こういった構造ですから、特殊警棒は伸ばしたり縮めたりすると必ずシャフト同士が擦れます。その結果、こまかなキズが付いていったり、塗装が少しずつ削り取られていったりします。

この擦れによる現象は、伸び縮みする金属シャフトが触れあっているわけですからやむを得ません。特殊警棒は使い込むと擦りキズや塗装が薄くなっていくように色が薄くなっていきますが、それは伸縮式警棒として当然の事と理解して下さい。なお、性能面では全く問題ありませんので安心して下さい。

特殊警棒にも伸縮やロックの構造によって「振出式」と「ストップピン式」がありますが、特に振出式はロック自体が摩擦力に依存していますのでシャフト同士の接触が大きく、キズが付きやすい構造となっています。逆にストップピン式はロック構造が機械式のメカニズムとなっていますのでシャフト同士の摩擦に頼っておらずキズが入りにくい構造です。キズを嫌う場合はより摩擦面が少ないストップピン式を選んだ方が無難です。ただしストップピン式とはいえキズはゼロではありませんのでご理解下さい。

・ストップピン式特殊警棒(アルミ合金)※推奨品
 H-201B H-202B
 H-501B H-501S

・振出式特殊警棒(アルミ合金)
 H-301 H-302

・振出式特殊警棒(4135カーボンスチール)
 H-801B H-801N
 H-802B H-802N
 H-803B H-803N

なお、素材的には上記全てが基本的に「錆びない」金属ですので、錆びる心配はありません。キズや擦れで部分的に塗装の薄くなった特殊警棒は、それはそれで使い込んだ感があり気に入っているという方も多くおられます。新品状態から使い込んでゆくと味が出る、それが特殊警棒です。

まれにキズ防止やさび止めのため、特殊警棒にグリースやオイルなどの潤滑剤を使用する方がいますが、特殊警棒のロック性能に大きく影響しますので絶対にやめて下さい。また、安価で流通している特殊警棒は単なる「鉄製」なので塗装が剥げると必ず錆びて使えなくなりますが、当店の特殊警棒は4235カーボンスチールもアルミ合金も錆びない素材なので塗装が剥げても心配はいりません。

新品の特殊警棒の状態については、製造工場の点検時や出荷時に数回の伸縮テストを行っていますので、その時点でも若干のキズが入ります。新品でも鏡のようにキズ一つ無い特殊警棒はあり得ません(逆にキズ一つない新品の警棒は、だれもテストをしてないとも言えます)のでご了承下さい。

使い手を選ぶ特殊警棒ですが、それを使いこなせると強力な防御力を発揮します。
伸ばして手に持つだけでその威嚇力は計り知れず、攻撃から防御、拘束までをこなす奥の深い護身用品です。

納得の一本を手にしたら、その特徴を十分に理解して末永くご愛用ください。

KSP

毎日毎日、福島第一原発が気になって仕方ありません。

福島県の方々、隣県の方々、命がけで事故対応をされている方々、、、

放射能事故は目に見えない部分が多く、インターネットが普及した現在において
情報入手方法はテレビやラジオだけではありません。
いろいろな情報が飛び交っていますし慣れない放射能事故です。
現場が離れているとはいえせいぜい千数百キロですから放射能事故としては近い距離です。
いずれにしても用心に越した事はありません。

当店は防災には全く関係ないのですが震災以降注文が殺到しています。
総じて在庫は少なくはないのですが、それでも欠品に次ぐ欠品でご迷惑をおかけしています。
東北地方においても宅配便など物流が徐々に機能し始め、被災地からの注文も増えてきています。
恐れていた事ですが、大災害の後の治安悪化が認められるようになっています。
こんな大変な時に、、、と悲しい限りですが悪事を働く人間はどんな時でも人の弱みに付け込むようです。
大災害に人的被害、もうへとへとな被災地の方々にとってはたまらない現実です。

被災地の一日も早い復興と、原発事故が出来るだけ早く収束するようお祈り申し上げます。

護身用品専門店KSP 白石

護身・防犯コラム

twitterのフォロワーさんからの情報で知ったのですが、岩手県盛岡市でとんでもない事件が起こりました。

【地震】停電の隙に住宅に侵入し女子学生に暴行

盛岡市で、7日の余震による停電の隙を狙って10代の女子学生の部屋に侵入し、乱暴をしたとして29歳の男が強姦などの容疑で逮捕されました。
住居侵入と強姦の容疑で逮捕されたのは、盛岡市盛岡駅西通の会社員・松永享容疑者です。松永容疑者は8日午前1時前、盛岡市に住む10代後半の女子学生の部屋に侵入し、乱暴した疑いが持たれています。警察によると、2人は面識がなく、松永容疑者は住居侵入の容疑は認めているものの、強姦の容疑については否認しています。犯行当時、盛岡市内は全域で停電していました。

当店では一人暮らしの方の暴行被害などの多さを懸念し、以前から注意喚起をしていました。

一人暮らしで危険から身を守る究極の方法

今回の事件では一人暮らしの危険性を認識し用心していたかどうかは大きなポイントになります。
もちろん犯罪において被害者に非があるなどは有り得ず、全ては加害者が悪いのですが、
それでも犯罪が発生する限りそれを防ぐ努力をするかしないかは大きな差となります。

上記の「一人暮らしで危険から身を守る究極の方法」でも説明していますが、一番大事なのは施錠です。
ドア、窓など人が侵入できる大きさのものは(例えトイレの窓であっても)施錠しておく必要があります。
これだけで侵入されるリスクは大幅に軽減されます。

窓や玄関を施錠していても侵入を許してしまうケースもあります。

例えばこのような事例です。

注意!卑劣な引っ越し挨拶強盗

自らが出入りする以外に玄関を開けるタイミング、それは訪問者です。
訪問者についての警戒は常識として浸透している傾向があり、訪問者はのぞき窓で確認したり相手がはっきりするまでドアチェーンはかけたままにしておくなど実行されている方も多いでしょう。
しかし上記の事例のように初対面で当たり前といった状況も有り得ますし、そこを悪用する犯罪者もいるとう事もしっかり認識しておく必要があります。

今回の盛岡市の事件の場合、記事からは侵入方法は読み取れません。
現場は被災地であり停電中の出来事です。
もしかしたら被災者を装ったのかもしれませんし、停電で困っているとウソを付いたのかもしれません。
鍵をかけ忘れていた可能性も否定できませんし、昨今の高度に電気化された住宅では停電によってどのようにセキュリティ性がダウンするのか理解できていない方もいるでしょう。
例えばマンション共用ホールの入り口がオートロックになっている場合、普段はカギを持っている人しか出入りできません。それだけでも随分安心感がありますよね。でも停電中はどうでしょう。停電中だから出入り禁止などできるわけありませんし、停電中は当然ながら自動ドアは開けっ放し又は手動で開閉できる状態ではないでしょうか。いつも使っている来訪者確認のカメラも使えないでしょう。インターホンもダウンすればいつもは顔を見て見て会話をしてからあけていた玄関を、仕方なしに(不用意に)あけてしまうかもしれません。

日本が大災害に見舞われ、皆が協力し助け合って乗り越えようという気運のなか、それを悪用しようという者も決してゼロではありません。

なお今回情報を頂いたtwitterのフォロワーさんは停電でもある事からフラッシュライトが必須なのではないかと意見されていました。
全くの同意見です。

護身用にも使用できるフラッシュライトは停電時の一人暮らしにはまさにうってつけです。
家の中で懐中電灯としても普通に使用できるばかりでなく、非常時には暴漢の顔面を照らして強力な光線で相手の視界を奪えます。そしてそのまま相手の胸や腹を突けば相手はうずくまり、その間に逃げる事ができます。少なくとも相手のされるままに被害にあってしまう前に抵抗できるのです。今回の事件が起きたのは停電中の午前1時です。当然真っ暗ですから訪問者があったとしてもフラッシュライトを持って対応したはずです。その他の侵入口から侵入されたとしても停電中ですからフラッシュライトは身近に備えていたはずで、やはり十分に抵抗が可能だったと思われいます。

一人暮らしの方はもう一度、生活の中の防犯を考え直すようにして下さい。

犯罪被害に遭ってから後悔しても手遅れです。

催涙スプレー

成分が薄く、国内で効果が疑問視されていた催涙スプレーのカールホーネック(ドイツ)とFOX(アメリカ)ですが、どうやら日本市場から撤退したようです。

こちらが得た情報によると撤退理由は以下のようです。

カールホーネック

 国内での護身用品悪用が絶えないので販売中止

FOX(フォックス)

 噴射剤のフロンガスが環境に悪いため

どちらも苦しい言い訳ではありますね。

悪用が絶えないと言っても、日本護身用品協会の販売規則を遵守している当店では大量に販売しているにも関わらず悪用はほぼゼロです。悪用する人が日本護身用品協会加盟店では購入できず、加盟していないオモチャ的な護身用品に流れている可能性は否定できませんが・・・

噴射剤では日本護身用品協会認定の催涙スプレーは、いち早くN2窒素化されており人体にも環境にも無害です。環境に悪影響を与えるガスを使用していたこと自体が時代遅れ的なものを強く感じます。

いずれにしても根本の撤退原因が「成分の弱さ」にあるのはほぼ確実でしょう。

催涙スプレーの成分強度比較

このように、AOAIC分析法による正確な測定の結果、カールホーネックとFOXは異常と言えるほど成分が弱く、護身用品として役に立たないことが業界で問題となっていました。

いろいろな理由を挙げているようですが、この2社の撤退は日本社会の護身用品にとっては大きなプラスとなるのは間違いありません。こういったオモチャ催涙スプレーは日本社会には必要なく、性能や品質重視の日本人には受け入れられないということですね。

ちなみにMACE(メース)もかなりの弱さなので護身用品として問題があります。所有されている方は性能を過信せず、十分に気をつけてください。

護身用品専門店KSP 店長 白石

スタンガン

スタンガンを空中で放電させるとバチバチバチと火花が発生します。

このスパークスピードにはそれぞれ若干の個体差がありますが異常ではありません。

当店では販売するスタンガンについて全数点検を行い、スパークスピードについても正常範囲内のものだけを「合格品」として責任を持って出荷しております。

スタンガンのスパークのスピードについては、同じ品番の物であっても若干の誤差があります。

個々の製品によってやや早めのスパークの物や、そうでないスパークのものもあります。

TMMスタンガンは特に限界まで性能を追求した回路になっていますので、限界性能付近では使用する電子部品の僅かな製造誤差(電子部品として公に認められている誤差)がスパークのスピードの差として現れます。これは現在の電子部品製造技術においては避けられないものです。

スタンガンは本来、人体を感電させるためのものです。スタンガンにとっての空中放電は、空気中を通電させている過酷で特別な状況だといえます。この状況下における若干のスパーク間隔の個体差は、電子部品それぞれに誤差がある以上は避けようのないものです。

スタンガンのスパークスピードは体に当てた時はとても高速になります。空中放電とは違い、1秒間に数十回もの電気ショックを発生します。スパークのスピードに個体差はありますが、相手に当てて電気ショックを与える時の性能にはほとんど差はありません。護身用品としての使用上全く問題ありませんのでご安心ください。

スタンガンのスパークスピードには必ず個体差が存在します。特に高性能スタンガンであればなおさら顕著に表れます。この点について十分ご理解頂くとともに、当店では絶対に不良品を販売しないよう入念な動作テストを行っておりますのでご安心ください。

スタンガン

ロングバトンスタンガンS-168

全国のパチンコ店でロングバトンスタンガンS-168の導入が進んでいます。

(更新:現在は新型スタンガンのS-170が主力です)

ひと昔前までは、パチンコ業界でもオモチャスタンガンが横行していました。
これは本当に、大問題でした。

オモチャ同然の護身用品を使用して、実際に逆襲をうけて怪我をしたという話もありました。

相談レベルでも沢山の話がありますので、これはきっと氷山の一角です。

非力な他社スタンガンが起こしたパチンコ店での悲劇(実話)

当店のパチンコ店向けのガイドは、アクセスが増加しており、切実に本物の護身用品を導入したいというパチンコ店様の多さを感じます。

パチンコ店向け警備用品の解説(ゴト師・強盗対策)

業務用での使用は、護身用品の真価が問われます。

業務用の護身用品では、お客様、従業員様、店舗、現金、商品など、守らなければならいものがとても多く、それだけに本当に効果のある護身用品が必須です。

このようなシーンで、安いだけのオモチャ護身用品を導入するなど絶対にあってはなりませんし、あり得ません。

業務用などで調達をお考えの方は、この点を十分に考慮し、将来の危険を確実に防ぐためにはどのような選択が正しいのかをよく考えることをお勧めします。

スタンガン

スタンガンは、密着戦に強いことが大きな特徴です。

暴漢や犯人に襲われる時には様々な状況が想定されます。場合によっては相手から掴まれたり、抱きつかれるといった状況も起こりえます。相手が密着している場合、その場から安全に逃れるためには相手を振りほどき、行動不能にする必要があります。

護身用品で最も人気があるのは催涙スプレーです。催涙スプレーは殺虫剤のように相手に噴射するだけで、簡単かつ確実に、しかも長時間行動不能にできるという優れた特徴を有していますが、同時に「密着戦に弱い」という欠点があります。相手が身体が密着するほど近い距離だと、近すぎて催涙スプレーを噴射できませんし、相手が背後から抱きついてきた場合には、相手の顔が背後なので催涙スプレーで狙いようがありません。

相手が密着または超至近距離の場合、その相手を瞬時に行動不能にできる唯一の護身用品がスタンガンです。相手が正面の場合は相手の下腹部や太ももに、相手が背後の場合は相手の脇腹や腕に、スタンガンを強く押しつけて電撃を与えます。相手は電撃を受けた瞬間から全く動けなくなりますので、そのまま地面に倒れ込んでしまうまで電撃を与え続けます。相手が完全に地面に崩れ落ち、反撃の意志を失うまで電撃を続け、さらに危険を感じる場合には催涙スプレーを噴射して完璧に動きを封じれば、安全にその場から逃れる事ができます。

スタンガン使用時のポイントは2つあります。

ポイント1

1つめのポイントはスタンガンの構え方です。スタンガンを使用するときは、スタンガンを持った手を相手に向けて差しのばして接触させるというイメージが一般的で、当店のお客様でもそのように想像している方が非常に多いのですが、実際にはスタンガンを持つ腕の脇をしっかりと締め、スタンガンを身体に固定するようなイメージで持ちます。ちょうどおへその辺りでスタンガンを固定する感じで、できればスタンガンを持ってない手は、スタンガンを持っている手の支えながらスタンガンを両手で固定します。もし片手だけでスタンガンを持ち、腕を真っ直ぐ相手に伸ばした状態で接触しようとしても、そのような状態では相手から腕を握られ、最悪の場合はスタンガンを奪われる可能性もあります。テレビや映画などでは、女性がスタンガンを持った手を真っ直ぐに伸ばし、相手に接触させるシーンが多いようですが、あれは現実的ではなく演出上の話であると理解してください。スタンガンは脇をしめ、両手でしっかりとお腹のあたりに固定する。これがスタンガンの構え方です。

ポイント2

2つめの大事なポイントはスタンガンの接触のさせかたです。前述の構え方で相手に接触させますが、接触させるときは体重をかけ、しっかりとスタンガンを接触させると効果が大きくなり、相手もスタンガンから逃れられなくなります。相手が正面の場合には、スタンガンを構えて、身体ごと突き入れるイメージで接触させてから、強く押し当て続けながら電撃を与えます。相手が背後の場合には体重をかけてというわけにはいきませんが、それでも相手に接触できる部位であればどこでも構いませんので、出来るだけ強く押し当て続けながら電撃を連続して与えます。

スタンガンの電撃は最低でも5秒以上、継続して電撃を与え続ける事も重要です。相手は感電のショックと激痛で全く動けないまま地面に崩れ落ち、確実に戦意を喪失します。

現在主流となっている護身用品はスタンガン催涙スプレーですが、それぞれに他方にはないメリットと、デメリットが存在します。催涙スプレーは相手から十分な距離を保ち、確実に行動不能にできますが、超至近距離や背後、さらに暗闇では狙えず当たらないという欠点があります。スタンガンは威嚇効果に優れ、相手を感電ショックによって瞬時に行動不能にできますが、相手に直接接触させなければなりません。スタンガンと催涙スプレー、それぞれの長所と欠点を理解することによって、それぞれの欠点を互いに補い合えることが理解できます。

当店で強くお勧めしているのはスタンガンと催涙スプレーの併用です。この両方があれは、どのような状況下においても確実に安全を確保できますし、万が一のときにどのような状況下におかれるのかは誰にも予測できないからです。

密着した相手を振りほどくにはスタンガンしかありません。
スタンガンの特徴と使い方を十分に理解して日頃の安全にお役立てください。

催涙スプレーとスタンガンの比較については以下のページをご覧ください。

どっちがいい?スタンガンと催涙スプレー徹底比較

スタンガン

スタンガン用アルカリ電池 BATT-2

当店が販売しているTMM社のスタンガンは、使用できる電池に指定があります。

スタンガンが高性能なため、本来の性能を発揮するために電池も性能の良いものを使用する必要があるためです。

当店のスタンガンは本来、アメリカのデュラセル社の電池使用を前提に設計されています。デュラセルの電池は高容量であり、スタンガンの性能を100%発揮できます。スタンガンの性能設計においてもデュラセル電池を前提に構築されています。

日本のメーカーではパナソニックの電池が、唯一デュラセルとほぼ同等の性能を有しています。デュラセル乾電池は、現在国内では入手が困難なので、比較的容易に入手できるパナソニック電池を使用されても問題ありません。

パナソニックの電池は、デュラセルと比べると全体長が数ミリ程度長くなります。スタンガンに挿入した場合、デュラセルの時より窮屈になりますが装着に問題はありません。

国内で入手できる電池では、この他にマクセルや富士通、さらにGPなど沢山のメーカーがありますが、どれもデュラセルやパナソニックに比べると性能が劣ります。これらの電池をTMMスタンガンに使用すると本来の性能が発揮できないばかりでなく、スタンガンの故障の原因にもなりますので使用しないようにしてください。

デュラセル乾電池は当店でも販売していますが、電池だけのために送料を支払って購入されるのはもったいないかと思います。パナソニックであれば日本全国の電気店で、比較的容易に入手できますので、送料を節約したい場合にはパナソニック電池をご利用ください。

スタンガンの電池については

  • デュラセル社の電池が最適(当店販売時には一式をサービス付属しています)
  • パナソニックの電池でも問題なく使用できる
  • 上記2社以外の電池は使用不可

以上の3点を守るようお願いします。
なお、電池は「アルカリ乾電池」が必須です。マンガン乾電池は使用できませんのであわせてご注意ください。

追記

新型スタンガンに充電式電池が使用できるようになりました。詳しくは充電式電池と対応スタンガンをご覧ください。

KSP

日本護身用品協会加盟店番号を、当店のホームページに表示しました。

日本護身用品協会加盟番号

日本護身用品協会加盟
第 40-1204-0002 号

日本護身用品協会は、護身用品の悪用撲滅、性能認定、悪質販売店の排除を通し、皆様の真の安全確立を目指す団体です。

日本初「日本護身用品協会」発足|正しい護身用品の未来へ

現在、護身用品を選ぶとき一番大切なことは以下の2つです。

  • 護身用品が日本護身用品協会認定品なのか
  • 販売店が日本護身用品協会加盟店なのか

護身用品が日本護身用品協会認定品なのかどうかは、商品の説明を見るか販売店に確認しましょう。

販売店が日本護身用品協会に加盟しているのかどうかは、販売店に確認するか、日本護身用品協会の加盟店ページで確認できます。

護身用品を選ぶときは、必ず上記2点をチェックするようにしましょう。