広島県呉市
警察OBパトロール隊が巡回
2005年01月06日
12月25日、広島県呉市の広署管内に住む警察官OBで組織する警友会広支部の有志が防犯パトロール隊を結成し、歳末商戦でにぎわう地域の大型スーパーなどをパトロールした。
「安全・安心サポートクラブ警友」。この日は10人が、そろいの野球帽と「地域安全」の腕章などを着けて2〜4人1組でスーパーやホームセンターを見回った。店員に最近の状況を聞いたり、若者に声を掛けたりした。
隊員の山田公三さん(70)は「安全なまちづくりのために、経験を生かしたい」と話していた。今後は万引の多い休日の午後を中心に巡回するという。
広署管内では10月末以降、自治会やPTAなどが防犯パトロール隊を相次いで結成し、「警友」は43団体目。広署は2002年に1771件あった犯罪件数を来年は三割減らす取り組みをしており、平石広司署長は「OBの協力は心強い」と期待している。