鹿児島県鹿児島市
飲食店内外で男女死傷
2005年5月26日
鹿児島市吉野町の飲食店前路上で5月25日午後4時半頃、男性が倒れていると110番通報があった。路上には鹿児島市本名町の職業不詳佐藤正義さん(76)が、店内では経営者の下泉サヱ子さん(55)がそれぞれ血を流して倒れていた。下泉さんは間もなく死亡。佐藤さんも意識不明の重体で、鹿児島中央署は殺人事件として捜査を開始した。
調べでは、現場は下泉さんの店舗兼自宅で、佐藤さんは店の常連客。店内を荒らされたり物を盗まれたりした形跡がないことなどから、同署は2人の間に何らかのトラブルがあったとみている。
下泉さんには首の左側や右胸などに刃物で切られたあとがあり、佐藤さんにも腹部に刺し傷があった。店内には血の付いた長さ約20センチの刃物が落ちていた。