神奈川県川崎市多摩区
児童など16人けが 2人心肺停止 確保の男も首刺し重体 川崎
「血だらけ」会社社長刺され重傷 現場からナイフ...男が逃走中
2013年8月12日
28日朝、川崎市の路上で小学生や大人が次々と刃物で刺されて、警察によりますと、これまでに合わせて16人がけがをし、このうち大人1人と小学生1人が心肺停止の状態になっているほか、3人が大けがをしているということです。消防によりますと、19人がけがをしているという情報もあるということです。刃物で刺したとみられる男は警察に身柄を確保されましたが、みずから首を刺して意識不明の重体になっていて、警察が詳しい状況を調べています。
警察によりますと、これまでに6歳から7歳の小学生の女の子13人と、大人の男女3人の合わせて16人がけがをして手当てを受けていて、このうち大人1人と小学生1人が心肺停止の状態になっているほか、3人が大けがをしているということです。
一方、消防によりますと、19人がけがをしているという情報もあるということです。
警察は刃物で刺したと見られる40代から50代くらいの男の身柄を確保しましたが、男も自分の首を刺して意識不明の重体になっています。
警察によりますと目撃したバスの運転手は「男は両手に包丁を持ちバスの方向に歩いてきて小学生を次々に刺した」と話しているということです。
また、現場で男が倒れていた脇に凶器とみられる刃渡りが長い包丁が2本残されていたということです。現場では男の身元を確認できるものは今のところ見つかっていないということです。
警察は殺人未遂の疑いで調べるとともに、詳しい状況の確認を進めています。
現場は川崎市多摩区登戸新町の住宅街の一角で、JRや小田急線が乗り入れている登戸駅から北西におよそ250メートル離れた場所です。
出典:NHK NEWS WEB
店長コメント
川崎市で凄惨な通り魔事件が発生しました。
容疑者は中年の男性で、被害者は確認できているだけで16人、そのうち13人が小学生というとても痛ましい事件です。
このニュースの続報では、現段階で小学生1人が死亡、そして容疑者の男性も死亡が確認されたようです。その他にも心肺停止状態の被害者もあり、死亡者が拡大する恐れもあります。また、容疑者が死亡したことで、動機の解明は難しいものになるのではと予想されます。
ニュースによると、容疑者の男性は両手に刃物を持ち、スクールバスを待っている小学生に次々と切りつけたようで、無差別かつ子どもを狙ったとても卑劣な犯行です。
事後に言っても始まらないことですが、もし事件の付近にいた人や被害者の大人数名が護身用品、特に催涙スプレーを持っていたなら、被害者の数は大幅に減っていたことが予想され、それを考えると残念でなりません。
犯行の時間がどれくらいなのかはわかりませんが、犯行範囲がそう広くないことから恐らく数分の間に行われたであろうことは想像できます。そして、確保したのは警察官なので、通報から確保まで恐らく10分以上はかかったと思われます。日本は全国隅々まで警察が駆け付けることが出来るため個人の防犯は必要ないという意見がありますが、このような突発的な事件では、その場にいる人達の初期対応が最も大切です。凶器を持った相手がこちらに向かってくる、しかし子どもを置いて逃げるわけでもないという切羽詰まった状況では、刃物を相手に素手で対処することは出来ません。こういった場合には離れても使用できる催涙スプレーしか対処方法はありません。
もしも現場に護身や防犯意識が高く、日頃から備えることが出来ている人がいたら、恐らく結果は違ったものになったはず。そう考えると、護身用品専門店として本当に悔しくてなりません。