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京都府京都市山科区
「餃子の王将」社長、本社前で撃たれ死亡 出勤直後に銃撃か

2013年12月19日

 19日午前7時ごろ、京都市山科区西野山の王将フードサービスの本社前で「社長が倒れており、意識と呼吸がない」と同社の男性従業員から119番があった。京都市消防局によると70代の男性が倒れており、死亡が確認された。死亡したのは同社社長の大東隆行さん(72)で、京都府警では何者かに銃撃されたとみて殺人事件として捜査している。

 京都市消防局によると、男性は右胸に1カ所、左脇腹に2カ所の幅約1センチのけがをしており、あおむけに倒れ、救急隊が到着した時点で、心肺停止の状態だったという。

 王将フードサービスによると、大東さんは毎朝午前7時ごろに同区内の自宅から自家用車で出勤。この日も本社に大東さんの自家用車があったことから出勤直後に被害にあったとみられている。同社の担当者は「これまでに本社に脅迫のようなものはない。銃撃されるような心当たりはなく驚いている」としている。

 現場は京都府警山科署の約2キロ南で、工場などが並ぶ一帯だが、付近には保育園や小学校などもある。

 中華料理店「餃子の王将」は大東隆行社長の義兄で王将フードサービス(京都市)創業者の故・加藤朝雄氏が、昭和42年にオープン。東証1部上場。平成25年9月中間連結決算の売上高は374億円。全国に約500超の店舗を構える業界トップ中華レストランチェーン。