長崎県佐世保市
イノシシかみ3人重軽傷、住宅地出没体当たり 佐世保
2017年10月1日
1日午前8時頃、長崎県佐世保市の住宅地に野生のイノシシが現れ、住民の手をかむなどして逃げ、2人が重傷を負った。県警佐世保署員らが行方を捜し、同日昼すぎ、住民にけがを負わせたとみられるイノシシを発見。捕獲した際に猟友会のメンバー1人も手をかまれ、軽傷を負った。イノシシは殺処分された。
同署などによると、イノシシは体長約1・2メートルの雌。同市神島町で車いすの男性(59)にぶつかった後、転倒した男性の頭と手にかみつき、さらに隣の御船町で歩いていた女性(89)に体当たりして、手をかんだ。2人は手の指の骨を折る大けが。この直前、イノシシは近くの金比良町で走行中の原付きバイクや軽乗用車にも相次いで衝突していた。
同日午後1時45分頃、神島町に隣接する小島町でイノシシが見つかり、同署員らが爆竹を使って、仕掛けたわなに約3時間かけて追い込んだ。その際、協力していた地元の猟友会の男性(78)が手をかまれた。
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