大分県日田市
日田郵便局と高速料金所で強盗対策訓練
2004年12月8日
日田市の金融機関と高速道路料金所で八日と九日に、年末年始に向けた強盗対策訓練があった。
八日は日田郵便局（中元芳行局長）で。午後四時すぎ、二人組の強盗が押し入り、金を奪って逃げるとの想定。
強盗に扮（ふん）した日田署員が、拳銃や火炎瓶を持ち、窓口に現れた。一人が窓口の女性職員を拳銃で威嚇し、バッグに現金を詰め込むように強要。一人が窓口の客に火炎瓶を突き付け、現金を詰め込んだバッグを持ち、車で逃走した。
職員は事前の役割分担通り、犯人の特徴を覚えたり、車を追いかけてカラーボールを投げつけたりし、駆け付けた署員に事情を説明した。
訓練後、同署の堀健次生活安全課長が「冷静に対応できた。平素から防犯態勢の確立に努めてほしい」と講評した。
九日は同市の大分自動車道日田料金所で。二人組の強盗が料金所ブースから事務所に戻る途中の職員を脅し、現金の入ったバッグを奪って逃走するという想定。訓練に参加した職員の表情は真剣そのものだった。
