大阪府大阪市北区
雑居ビルに男性変死体 顔などにあざ 大阪府警が殺人容疑で捜査
2013年7月3日
3日午後1時55分ごろ、大阪市北区堂山町の雑居ビル「叶第2レジャービル」で、ビルメンテナンス業者の男性作業員から「男の人が倒れており、息をしていない」と110番があった。駆けつけた大阪府警曽根崎署員がビル5階の通路で倒れている男性を発見、その場で死亡を確認した。男性の顔や手足に殴られたような傷があり、府警は男性が殺害された可能性があるとみて、殺人容疑を視野に捜査を始めた。
府警によると、死亡したのは、所持品などから大阪市内の男性(51)とみられる。スーツ姿で、顔などに比較的新しい複数のあざがあったが、出血はほとんどないという。府警は4日にも司法解剖し、死因や死亡時期を調べる。
ビルには、スナックやガールズバーなどの飲食店が入居。一日中ビル内に立ち入ることはできるが、昼間はほとんど人の出入りはないという。
近くの飲食店の女性従業員(58)は「普段からけんかが多い地域だが、まさかビルの中で人が死んでいるとは。怖いので早く解決してほしい」とおびえた様子だった。
現場は阪急梅田駅から南東約550メートルの飲食店やホテル、カラオケ店などが密集する繁華街の一角。