静岡県磐田市
強盗、パチンコ店長狙い財布など奪う
強盗、パチンコ店長狙い財布など奪う
2004年12月27日
磐田市安久路のアパートで12月27日午前二時半頃、パチンコ店店長(30)が帰宅した際に、部屋の中にいた三人組の男に刃物で脅された上、手足を縛られ、パチンコ店の鍵や約四万五千円が入った財布、腕時計などを奪われた。店長は自分の乗用車のトランクに押し込まれ、同市上岡田の量販店駐車場まで連れて行かれ、車を放置されたが、店長にけがはなかった。
磐田署が強盗事件として捜査を始めた。また、同じ日の午前6時10分頃に量販店からすぐ近くにある店長が勤務する同市上岡田のパチンコ店に、2人組の男が侵入しようとした事案もあり、同署が関連性を調べている。
調べでは、3人組は日本語を話し、1人は40〜50歳で身長は175センチくらい。がっちり型で紺色のズボン、緑色っぽい作業服のようなジャンパーにニット帽をかぶっていたらしい。残りの2人はいずれも中年だったという。
パチンコ店に入ろうとした2人組は、店の西側にある従業員用の出入り口から侵入しようとしたらしい。
同日午前七時半ごろ、量販店の近くを通りかかった男性が、中から物音がする乗用車を見つけ、110番通報。警察官が駆け付け、トランクの中にいた店長を発見した。
店長コメント
パチンコ店の店長を襲撃し、パチンコ店の鍵を奪った上でパチンコ店に侵入を試みているといった状況から、犯人側は当然ながら被害者がパチンコ店の店長だと知った上での犯行なのではないかと思います。
店長が帰宅した時点で犯人グループは既に部屋の中にいたという事なので、空き巣のようにどこからか侵入して待ち伏せしたのでしょうか。
防犯面で考えると、一般的には外出時は危険があり、自宅では安全と思われがちですが、実際にはそうとは限りません。空き巣などは当然ながら自宅へ侵入しますし、帰宅のタイミングによっては住人が空き巣犯と鉢合わせになる事もあります。そういった実例も複数報告を受けています。さらに今回の事件のように、待ち伏せされる可能性もあります。
帰宅時に自宅に入る時には、そこで完全に安心せず、自宅内に侵入者がいる可能性も考慮しておきたいものです。そうすれば、今回の事件も玄関から中に入る前に逃げることが出来たかもしれません。
自宅の出入りは要注意。万一に備えて普段から警戒する習慣を身に付けておきましょう。