千葉県柏市
“連続通り魔事件”として捜査 柏男性刺殺
2014年3月3日
3日夜、千葉県柏市で、男性が男に刃物で刺され死亡した。現場はJR柏駅から1キロほど離れた場所で、合わせて4件、男性が刃物で襲われるなど、同じ道路上で直線距離にして100メートルほどの範囲でわずか10分間に相次いで通り魔事件が起きている。事件後、犯人は現場から1.8キロほどのところで車を乗り捨て、現在も逃走中。警察は、連続通り魔事件とみて捜査している。
警察によると、3日午後11時半頃、柏市あけぼのの住宅街の路上で20代から30代くらいの男性が背中など数か所を刃物で刺され、約1時間後に死亡した。刺した男はそのまま逃走している。男は年齢が20歳から40歳くらい、身長170センチから175センチくらい黒のジャンパーを着ていたという。
さらに現場付近では、直前に別の男性が男に刃物で襲われ指にケガをした他、男性が「金を出せ。俺は1人を殺した」などと刃物を持った男に脅され、3500円ほどの現金が入った財布を奪われた。男はさらに通りがかった乗用車を刃物で脅して奪い、逃走した。車は、柏市内のコンビニエンスストアの駐車場で乗り捨てられているのが見つかっている。警察は、連続通り魔事件とみて捜査本部を設置、男の行方を追っている。
犯人の男が依然として逃走しているため、現場付近の小学校は集団登校するなどして対応している。