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栃木県今市市
栃木小1女児殺害事件

2005年12月3日

茨城県常陸大宮市三美の山林で12月2日午後2時頃、狩猟の下見に来た男性らが、小学校低学年くらいの女児の遺体を発見し、同県警大宮署に届けた。

遺体には胸部に複数の刺し傷があり、同県警は殺人、死体遺棄事件とみて捜査を開始。栃木県今市市で同市立大沢小1年の吉田有希ちゃん(7つ)=同市木和田島=が12月1日午後から行方がわからなくなっており、遺体と特徴が似ていることから栃木県警と連絡を取って調べた結果、有希ちゃんと確認。両県警は今市署に合同捜査本部を設置した。

茨城県警によると、遺体が発見されたのは、常陸大宮市にある葬祭施設「おおみや広域聖苑」の南東約450mのヒノキやスギが生い茂る雑木林内で、林道から約10m下の斜面に倒れていた。口から血を流しており、衣類はなく、周囲に遺留品もなかった。同県警で司法解剖し詳しい死因を調べる。

現場は今市市から直線で約60キロ離れている。

栃木県警の調べでは、女児は1日午後2時50分頃、歩いて下校中、学校と自宅とのほぼ中間の同市土沢の市道三差路で同級生の女児3人と別れ、その後の足取りが分かっていない。

パート従業員の母親洋子さん(38)が女児が帰っていないのを知り、同5時50分頃「娘が家に戻っていない」と近くの駐在所に届け出た。

大沢小によると、先月30日に三差路付近で、不審な男に女児が声を掛けられているのを近所の人が目撃していた。男は髪の毛がぼさぼさで眼鏡をかけていたという。目撃された子どもがこの女児だったかどうかは分かっていないという。

今市署や消防、PTAなどは1日夜から2日夕まで延べ450人で女児を捜したが、自宅周辺では女児の持ち物などは見つかっていない。

女児は母親、姉、妹、祖母の5人暮らし。会社員の父親(41)は長期出張中だった。女児が最後に目撃された三差路は、JR日光線今市駅の南東約8キロの住宅と田畑が混在する地域で、昼間も人通りは少ないという。

店長コメント

押さない児童が被害に遭うという、大変痛ましい、許しがたい事件です。一刻も早い犯人の逮捕を望みます。

社会的弱者である子どもの防犯はとても難しく、大人の犯人との体力差も歴然で抵抗も困難です。その分、周囲の大人がより高い意識で子ども達の安全を守っていく責任があります。

私たちはもう一度、子どもたちの安全を再確認する必要があるのではないでしょうか。

> 子供の防犯を再確認(コラム)