東京都足立区
都職員がホームレスの男に刺され重傷
2005年8月10日
8月8日午前11時40分頃、ホームレスが寝泊まりするテントを撤去しようとした東京都職員に逆上し、首を刃物で切りつけて重傷を負わせた。警視庁西新井署は9日までに、住所不定、自称建設作業員、中野弘容疑者(58)を殺人未遂の現行犯で逮捕した。
調べによると、中野容疑者は東京都足立区小台1の隅田川河川敷で、寝泊まりに使っていたテントを撤去しようとした都職員の男性(59)の首を刃物で切りつけ、重傷を負わせた疑い。
東京都によると、同容疑者は今年春ごろから、現場の河川敷で寝泊まりしており、都が再三にわたり立ち退くよう警告。従わないため撤去に踏み切り、職員や業者9人が作業していた。同容疑者は調べに対し、「「4回も警告しているのに」と言われ、かっとなってやった」と供述している。