東京都渋谷区
竹下通りで車暴走、8人負傷=21歳男を逮捕、1人意識不明-「死刑制度への報復」
竹下通りで車暴走、8人負傷=21歳男を逮捕、1人意識不明-「死刑制度への報復」
2019年1月1日
1日午前0時10分ごろ、東京都渋谷区神宮前の竹下通りで「車が人をひいた」と119番があった。警視庁原宿署によると、軽自動車が歩行者を次々にはね、19〜51歳の男性8人がけがをした。このうち4人が重傷で、練馬区の男子大学生(19)が意識不明という。
同署は、この大学生をはねたとして、車を運転していた住所職業不詳の日下部和博容疑者(21)を殺人未遂容疑で逮捕。「殺そうと思ってはねた。死刑制度に対する報復でやったのであり、弁解することはない」と供述しているという。
捜査関係者によると、同容疑者は当初、「テロを起こした」という趣旨の話もしていたとみられる。同庁は2日午前、同容疑者を送検。さらに詳しい動機を調べる。
捜査1課や原宿署によると、車は大阪ナンバーのレンタカーで、竹下通りの明治通り側入り口から約140メートル走り、ビルに激突して止まった。日下部容疑者は車を乗り捨て逃走。その際、近くにいた別の男性(19)の顔を殴りけがをさせた。
1日午前0時35分ごろ、渋谷区代々木神園町の代々木公園内で警察官が職務質問し、犯行を認めたため身柄を確保した。「アクセルを踏み続けた」と説明しているという。
車内からは灯油が入ったポリタンクと高圧洗浄機が見つかった。同容疑者は「灯油で車ごと燃やし、それができなければ人をひこうと思った」とも話しており、同課は灯油などを積んでいた目的を調べる。
現場はJR原宿駅前の道路で、服飾店や飲食店が立ち並ぶ繁華街。普段は一方通行だが、人混みが予想されることから、12月31日〜1月1日は車両進入禁止となっていた。
出典:jiji.com
店長コメント
2008年の秋葉原通り魔事件(秋葉原無差別殺傷事件)を彷彿とさせる事件です。まずは死者が出なくて不幸中の幸いなのかもしれませんが、怪我をされた被害者の方々にはお見舞い申し上げます。
このように、無差別に殺人をするような異常な人が、日本にはいったい何人いるのだろうと考えるとぞっとします。
歩行者を無差別に轢くだけでも許せませんが、車内には高圧洗浄機と灯油の入ったポリタンク。容疑者の言う通り車を燃やすだけでなく、この灯油がもし周囲の人に噴霧され火を付けられたらと考えると、本当に恐怖です。
異常な人が自暴自棄に犯行をしようとすると、実際のところ事件を未然に防ぐのはかなり困難です。しかし、居合わせた人達が護身用品を持っていれば話は別です。事件を未然に防ぐことはできなくても、被害を最小限に抑えることが出来る可能性があります。全くの無抵抗で被害に遭うよりは格段に被害が少なく済むでしょう。
秋葉原通り魔事件もしかり、新幹線殺傷事件もしかり、異常者による犯行はいつどこで発生するかわかりません。
万一に備え、護身について日頃からよく考えましょう。