東京都品川区
社長が刺され重傷、工場事務所内に物色痕
2013年6月10日
東京・品川区にある工場の事務所で10日、50歳の男性経営者が、腹を刺された状態で見つかった。男性は重傷で、「若い男にやられた」と話している。犯人とみられる男は、現在も逃走している。
10日午前7時半ごろ、東京・品川区のメッキ加工業の工場事務所で、この工場の社長で50歳の男性が、腹を刺され、血を流して倒れているのを従業員が見つけた。
発見された時、男性は、従業員に対して、「知らない男に刺された」、「若い男にやられた」と話したという。
男性は、命に別条はないが、重傷を負っている。
被害者の男性を知る人は「(人から恨まれたりは?)そんなことは、ないと思いますよ。(従業員が話すには)倒れていたのは私服なので、(社長は)たまたま、ここらへんで飲んで、泊まったのかどうか、よくわからないんですけど」と話した。
被害者の男性を知る人は「結構、硬派というか、柔道選手という感じ。(体格も)がっちりとした」と話した。
男性は、柔道5段で、柔道教室の代表も務めていた。
周囲では、目立ったトラブルなどもなかったという。
近所の人の話によると、10日朝方、現場周辺で、人が走り去るような音を聞いたという。
不審な足音を聞いた人は「『タタタタ』っていう、すごい駆け足で、向こうに行ったような。今まで聞いたことがないような足音だった」と話した。
周辺住民が聞いたという、何者かが走り去る不審な足音。事件後、第1発見者の従業員から話を聞いたという人は「『机の引き出しとかが、全部物色されていた』とは言ってましたけど」と話した。
犯人は、現在も逃走中で、警視庁は、強盗殺人未遂事件として捜査を進めている。