東京都墨田区
末期ガン患者が病院内で２人刺殺
2004年12月20日
２０日午前９時半頃、東京都墨田区東向島４丁目の「白鬚（しらひげ）橋病院」で、入院患者の男が同室の男性患者２人と看護助手の女性の計３人を包丁で刺した。刺された３人のうち患者２人が死亡し、看護助手も重体。警視庁は墨田区東向島２丁目、無職浅見満容疑者（５９）を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。
浅見容疑者は肝臓ガンなどで１０月１４日に入院、内科治療を受けていた。包丁は以前から病室に持ち込んでいて、調べに対し「助からない病気なのでやけになっていた。普段からベッドを覗かれていた」などと供述している。現場は東病棟の３階の８人部屋。通報で駆けつけた同署員が浅見容疑者を取り押さえた。
白鬚橋病院は一般病床１９９床で、約２０の診療科目があり、都の地域災害拠点病院に指定されている。
