子供の誘拐防止、防犯意識の向上
社会的弱者の子供たち
少年少女などが通学時や休日の外出中に連れ去られたり、なんらかの事件の被害者になる事件が後を絶ちません。
一昔前まで「平和大国」と自負していた日本ですが、今や私たちの身の回りには常に犯罪の芽が潜んでいると考えた方が正しいようです。
このコラムを読んでいる方はほとんどの方々が子供に対して「保護者」という立場にあると思います。
はたして私たちは、子供たちに対して正しい自衛意識の教育と自衛手段を与える事ができているのでしょうか。
例えば通学中に、変質者に無理やり車に押し込まれる少女がいたとします。とっさになにかの叫び声をあげ、偶然付近に人がいてその声を聞けば事件が発覚しますが、ほとんどの場合その程度の声では付近の人や民家の住人は気が付きません。こんな時、防犯ブザーがあったらさらに効率よく周囲に助けを求められるのですが。また、自動車に押し込まれてあちこち連れまわされたとします。もちろん信号で止まったりといった事も起こりうるのですが、なにも持っていない少女が変質者に抵抗できるはずもありません。こんな時に催涙スプレーを浴びせれば、自動車から逃げ出す事も可能なのです。
私たちは、子供の自衛に対して責任があります。
ただ単に「知らない人と話してはダメ」や「知らない人について行くな」といったありきたりの教育で自衛できる程、日本は平和ではなくなっているのです。
もしかしたら、本当に平和ボケしてしまっているのは、私たち「大人」なのかもしれません。
また、子供たちにとっても緊迫した現代社会の治安状態を知り、護身手段のための器具(例えば防犯ブザーや催涙スプレー)を与えてもらえるとい事は、それなりの責任感とともに非常に確かな自衛意識が身につきます。
そしてそういった護身用品と共に常に自衛を意識した生活は、子供たち本人一人一人の責任ある行動を生み、それが社会全体の安全につながっていくのです。