千葉県習志野市
「誰だ」教室で怒り爆発、消しゴムぶつけた相手刺し逃走
2013年6月27日
「投げたのは誰だ」。同級生の男子生徒（１６）を刺したとして、殺人未遂容疑で逮捕された千葉県習志野市立習志野高校の男子生徒（１６）は、同級生のいたずらに怒りを爆発させ、そのまま刃物を手に取って凶行に及んだ疑いが持たれている。学校を自転車で去り、南東に約４・３キロ離れた千葉市花見川区畑町の路上で確保されるまで、白いＴシャツに紺色のズボン姿で約６時間にわたり逃走。逮捕後は「間違いない」と容疑を認めたという。
習志野市教委によると、逮捕された生徒は４時間目の数学の授業終了直後、授業中に２列後ろにいた同級生から消しゴムを投げられたことに腹を立て、振り返って「投げたのは誰だ」と怒声をあげたという。
同校などによると、逮捕された生徒は無口でおとなしい性格で、１年生のときは休みがちだったという。刺した相手とは１年生からの同級生で、これまでのトラブルなどは確認されていないという。同校は「よく話した上で、今後について検討したい」と話している。
県警は、生徒が逃走中、千葉市稲毛区長沼原町で男性運転手（６６）をナイフで脅し、タクシーを奪った強盗事件にも関わっているとみて、捜査を進めている。
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