防犯・護身用語 - OCガス
用語
OCガス
解説
OCガスとは「トウガラシスプレー」や「胡椒スプレー」と呼ばれている催涙スプレーが噴射する催涙ガスです。
チリペッパーから抽出されたバルサム唐辛子と化学薬品の液体を混合したもので、OC自体は赤みがかったオレンジ色の油状の液体で構成され、水による溶解はありません。
これらの液体は、圧縮エアースプレーによって大気中に霧状に噴射します。
(写真はOCガスの代表的な小型催涙スプレー[B-101-BK])
海外の警察ではバリケードでの暴徒や凶暴な容疑者に対し、致死的な影響を与える事無く効果的に対処できる標準の方法として広く採用されています。
OCガスは最も苦痛効果の高い催涙ガスとして重宝されています。特に目への直接的な噴射もしくは呼吸器への直接吸引においては絶大な効果を発揮します。
(当店の催涙スプレーは全てOCガスが主成分です)
OCガスを受けた者は皮膚の末梢神経の激しい痛みや燃えるような感覚、目が開けられない程の激痛、激しい咳、粘膜の燃えるような感覚、大量の粘液分泌(涙や唾液)、頭痛、目まい、胸の狭束感が生じます。また、これらの症状の度合いは多少の個人差があります。
さらにOCガスは、痛みや苦痛を感じにくくその他の催涙ガスでは対処が困難な麻薬中毒者や泥酔者でさえも激しく効果を与えます。
(上写真は一般のユーザーに最も支持されているOCガス催涙スプレー[F-605])
また、OCガスの催涙スプレーは口紅程度の小型のものでも電車の車内で噴射すると簡単に充満し、乗客全員に大きな苦痛を与えてしまうほどその効果は強大で、武器の使用経験がない人や格闘技、護身術について経験がない人でも殺虫剤のように簡単に使えるため世界的に定番となっている護身用品です。相手の視界を完全に奪い、心中を苦痛で埋め、その効果が数十分に渡るため十分に安全を確保する時間を得る事ができ、100%確実に相手の行動の自由を奪える護身用品は催涙スプレーをおいて他にはありません。
OCガスは噴射を受けた後1〜2時間は強烈な効果が持続し、以降数時間は完全に正常には戻りませんが、後遺症といった心配はなく数時間で完全に回復します。