催涙スプレーの効果とメカニズム
催涙スプレーの効果やメカニズムを始め、催涙液の種類や浴びた際の手当方法など、催涙スプレーの様々な疑問を全般的に解説。
こちらのページもいかがですか?
簡単操作で絶大な効果
催涙スプレーは、相手の顔に吹き付けるとあまりの激痛で目が開かず、さらに顔面全体の激痛で完全に行動不能に陥るといった効果を発揮する護身用品です。絶大な効果が最低でも1時間に渡り持続し、なおかつ後遺症などの心配が一切ないため、最も確実で使用しやすい護身用品です。
当店では店長やスタッフが実験台となり、世界で最も強力な催涙スプレーであるポリスマグナムの人体実験を行い、効果と安全性を実証しました。
ここではそれらの経験を踏まえ、催涙成分の種類と効果について具体的に解説します。
KSP店長の体験
前進しながら催涙スプレーF-605の噴射を浴び、「その後も相手を追いかける事ができるのか?」「使用した人は逃げる時間が得られるのか?」「手当せずに放置するとどれくらいの時間動けないのか?」を実際にテストしました。
あまりの激痛によって全く動けない状態になりましたが、半日後には完全に回復し体への害は全くありませんでした。
KSPスタッフの体験
顔面に催涙スプレーF-605を全量噴射されたスタッフは、完全に視界を奪われ全く動くことができませんでした。
3mの距離から横風の中、女性の操作でも簡単に命中できました。
催涙ガスの種類
催涙スプレーの主な催涙成分は、以下の4タイプに大別されます。
- OCガス(最も強力で確実かつ安全な催涙成分)
- CNガス
- CSガス
- CRガス
OCガス以外は禁止薬剤又は効果や安全性に疑問がありますのでご注意ください。
最も安全かつ強力でどのようなシーンでも安定して効果があるのはOCガスだけです。
OCガス(最も強力で確実かつ安全な催涙成分)
OCガスは「トウガラシスプレー」や「ペッパースプレー」と呼ばれている催涙ガスです。チリペッパーから抽出されたバルサム唐辛子と化学薬品の液体を混合したものです。OC自体は赤みがかったオレンジと油の液体で構成され、水による溶解はありません。圧縮エアースプレーによって噴射散布します。
海外の警察などでは、OCガスは暴徒・バリケード・凶暴犯に対して致命的な影響を与えること無く効果的に対処できる標準の方法です。
CNガス
CNガスは化学合成された催涙ガスですが効果が限定的で一般的ではありません。流通量もごくわずかです。標準的な大気圧において、標準的な温度の元では白い結晶の状態です。水に溶けにくい特性を持っています。これらを散布するためにはなんらかの液体と混合し、圧縮エアースプレーを利用する必要があります。 CNガス
CSガス
CSガスは催涙ガスの一種です。CSガスの成分の中にはシアン化合物(青酸カリ)が含まれており毒劇物に分類されるため危険で、民間市場では一切流通していません。 CSガス
CRガス
民間では使用されていない特殊なガス CRガス
OCガスは最も効果が大きく、最も無害で安全な催涙ガスです。
- 目に入ると激痛で目を開けることができません。
- 顔面に浴びた際(目に入らなくても)の苦痛は激しく、激痛のあまり立ち上がることすら出来ません。
- 呼吸器への直接吸引においても絶大な効果を発揮します。
- 時間の経過とともに症状が緩和し、後遺症の心配がありません。通常1〜2時間で動ける程度まで回復します。
当店の催涙スプレーは全てOCガスが主成分です。
催涙液の大気中の特性
OCガス
OCガスは全く気化しない(蒸発しない)にも関わらず、エアースプレーで散布されたOCは霧状の細かい粒子状となって、大気中にある程度滞留する事が可能なため、風などの大気の動きに乗って広範囲に適用される事もあります。
また、泡状のOCを噴出する催涙スプレーも存在します。これはOCの厚い泡で顔面を覆いつくし簡単には除去できない物もあります。
OCガスは熊に対しても有効ですが、他の催涙ガスは一般的に有効ではないと言われています。
OCガスを受けた者は皮膚の末梢神経の激しい痛みや燃えるような感覚、目が開けられない程の激しい痛み、激しい咳、粘膜の燃えるような感覚、大量の粘液分泌(涙や唾液)、頭痛、目まい、胸の狭束感が生じます。また、これらの症状の度合いは個人差があります。特にOCガスは痛みや苦痛を感じにくい麻薬中毒者や泥酔者でさえも激しく反応させます。
OCガスは120分程強い効果が持続し、以降数時間は完全に正常には戻りません。
CNガス/CSガス
催涙ガスに関して、CSガスとCNガスは標準的な低い大気圧においても部分的に蒸発気化するため、直接スプレーした対象はもちろんの事、その周囲にも大気中に長時間滞留するので広範囲に適用が可能です。
CN、CSガスの効果は15〜30分程持続します。ちなみにCS、CNガスのPH9の水中での半減期は1分です。
催涙スプレーを浴びたら
催涙スプレーを浴びた場合は以降の内容を参考に、落ち着いて冷静に対処しましょう。
浴びると目が開かない
何かの間違いで催涙スプレーを自分自身に噴射してしまう可能性があります。もしこういった事故が起こった場合、あなたはその催涙効果によって説明書やマニュアルを読めないことを十分に理解しておいてください。
催涙ガスの運用に関しては、必ず説明書や非常の対処法を事前に学習し、記憶しておく必要があります。
初期対応
催涙液が付いている手は、体のどこの部分も触らないようにしてください。催涙液が付着し、症状が他の部位に広がる恐れがあります。
催涙液が付着した衣服はすぐに脱いでください。特に濡れた衣服は早急に脱いでください。濡れた衣服からは体温によって水分が蒸発しますが、CSガスやSNガスはその水分蒸発によって大気中に拡散してしまう可能性があります。
環境面では催涙成分の滞留による2次被害を緩和するため、新鮮な空気の場所に移動するか、その場を換気してください。
目の処置
催涙スプレーが目に入ったら、まず冷水でよくすすいでください。この時、温水は催涙効果を高めることにつながる恐れがあるため、必ず冷水を使用してください。
目に入った場合はコンタクトレンズを着用している場合、すぐに外してください。この時、手にも催涙液が付いているのであれば、催涙液が付いている手で目をさわらないように注意してください。
その他の部位の処置
目を除く部位に催涙スプレーに当った場合、その部位を石鹸で2回以上洗ってください。その際に使う石鹸は油が付いてない事を確認してください。
食器用の洗剤は、催涙成分をあなたの皮膚の深部への浸透を促進してしまう可能性がありますので使用しないでください。
患部は擦りすぎないよう注意してください。
痛みの緩和
催涙スプレーによる苦痛はイブプロフェンのような市販の抗炎症剤で緩和できる可能性があります。また、OCガスは抗ヒスタミン剤でもいくつかの症状を緩和できます。
当店の催涙スプレーは浸透力が早いため、これらの薬剤の効果は限定的です。経験上、冷水や氷で幹部を冷やし続けることが最も効果的です。
飲み薬は効果なし
飲み薬は服用から作用までに時間がかかるためあまり意味がありません。服用した飲み薬が効きだす頃には催涙スプレーの効果は弱いものになっているでしょう。
化学戦を戦う兵士などが催涙ガスによる攻撃を事前に予測し、これらの薬を服用できれば非常に効果的です。
子どもや幼児
子どもや幼児にとって、催涙スプレーの効果は抵抗力の許容範囲を超えます。もし浴びてしまった場合はすぐに医師の診察をうけてください。
最後に
催涙スプレーは自衛手段として、あなたに逃げるための十分な時間を与えてれる優れた護身用品です。
催涙スプレーは万が一の危険からあなたの命を守ってくれる最強の味方です。威力が強すぎることから不安を感じ、敬遠する方もおられますが、強い護身用品ほど安心できるものはありません。
今回の内容をよく理解していれば、催涙スプレーは怖いものではなく、心強いものです。
万が一自分が浴びた場合でも、上記内容を踏まえて対処すれば心配はいりません。
不幸にして犯罪の被害に遭う前に、しっかりとした護身用品で身の安全を守りましょう。
催涙スプレーに関するコンテンツ
催涙スプレーに関する当店の人気コンテンツです。是非あわせてお読みください。