大阪府高槻市
手縛られた少女？遺体 顔にテープ、切り傷３０カ所 大阪
2015年8月15日
１３日午後１１時３５分ごろ、大阪府高槻市番田の物流会社駐車場で、同社の男性従業員から「人が死んでいる」と１１０番通報があった。大阪府警によると、若い女性が後ろ手に粘着テープで縛られ、顔にテープを巻かれた状態で倒れており、現場で死亡が確認された。府警は１４日、何者かに窒息死させられた殺人・死体遺棄事件として府警高槻署に捜査本部を設置。遺体は体形や発育状況などから８〜１５歳くらいの少女の可能性もあるという。
府警によると、司法解剖の結果、首に圧迫されたような痕があった。顔に巻かれたテープはあごから口や鼻をふさぐように巻かれていたことから、窒息死した可能性があるという。
遺体には、刃物によるものとみられる３０カ所程度の切り傷があり、左側の腕や胴体、足に集中。腕の傷は骨に達する深さだった。遺体発見から約４時間半前の１３日午後７時ごろに死亡したと推定されている。
女性は身長約１４５センチ。黒いタンクトップに白いシャツを羽織り、デニムの短パン姿。着衣に乱れはなかった。黒いハイソックスを履いていたが、靴は履いていなかったという。携帯電話や財布などの所持品は見つかっていない。
仕事を終えてトラックを駐車した物流会社の男性従業員が、トラックの後方で女性の遺体を発見。現場に争ったような形跡はなかったという。府警は別の場所で殺害された女性が駐車場に遺棄された可能性もあるとみて経緯を調べている。
駐車場は普段、物流会社のトラック運転手らが通勤用の車を止めるために使われている。遺体発見当時は約３０台が駐車されており、防犯カメラはなく、常駐の警備員はいない。そばには住宅街のほか中学校や高校もあり、近隣住民らは不安を募らせている。
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