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千葉県我孫子市
遺体はベトナム国籍の9歳女児 殺人と死体遺棄容疑で捜査

2017年3月26日

26日朝早く、千葉県我孫子市の排水路の脇で、女の子が衣服を身につけていない状態で死亡しているのが見つかり、警察が調べたところ、24日から行方がわからなくなっていた松戸市の小学3年生で9歳のベトナム国籍の女の子と確認されました。女の子の首には絞められたような痕があり、警察は殺人と死体遺棄の疑いで捜査しています。

26日午前6時45分ごろ、千葉県我孫子市北新田の水田や畑の中にある排水路脇の草むらで、女の子が倒れているのを近くで釣りをしていた男性が見つけ、警察に通報しました。

女の子はすでに死亡していて、警察が調べたところ、千葉県松戸市六実の小学3年生で、ベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん(9)とわかりました。

警察のこれまでの調べで、遺体には首に絞められたような痕があり、衣服や靴は身につけておらず、所持品も見つかっていないということです。

警察によりますと、リンさんの自宅と遺体が見つかった現場とはおよそ10キロ離れていて、リンさんは24日の朝、自宅を出たあと学校に登校しておらず、行方がわからなくなっていたということです。

リンさんは、ピンク色のズボンをはき、赤いランドセルを背負っていて、黄色の学童帽子をかぶっていたということです。

警察は遺体や現場の状況などから殺人と死体遺棄の疑いで、捜査員100人態勢で捜査本部を設置して捜査を進めるとともに、死因などを詳しく調べています。

自宅や学校から10キロ離れた場所で発見

遺体が見つかった我孫子市北新田の現場は、松戸市にあるリンさんの自宅や通っていた小学校から、北の方角に10キロ余り離れています。

リンさんは24日の午前8時ごろ自宅を出て、600メートルほど離れた学校に向かったと見られますが、登校しておらず、行方がわからなくなっていました。

自宅や学校と現場との間にはJR常磐線や国道が通っていて、高校や大学などが点在しているほか、住宅地も広がっています。

リンさんの同級生「悲しいし怖い」

リンさんと同級生の小学3年生の9歳の女の子は「リンちゃんは転校してきたけど一緒によく遊んでいました。明るくて元気な子でした。事件に巻き込まれたと聞いて悲しいし、怖いです」と話していました。

また、この女の子の母親は「リンちゃんと娘が同級生だったので学校で何度も見かけました。娘からはまじめな子だと聞いていました。4月から4年生になるはずだったのに、行方不明になってみんなで探していました。こんな最悪の結果になってショックです」と話していました。

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