テーザー銃の語源と歴史
テーザー銃は金属製カートリッジを発射するため、所持や所有は銃刀法違反となります。テーザー銃は現在国内では販売されていません。
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テーザー銃
テーザー銃はワイヤーを伴った電極を発射し、電極が相手の体に吸着した後にワイヤーを通して電撃を加える電極発射型のスタンガンです。
テーザー銃の詳細については以下のページもあわせてお読みください。
テーザー銃の名前の由来
テーザー銃は英語で表現すると"Taser Gun"となります。
Taserとは、それぞれ次の言葉の頭文字をとったものです。
TAS = Thomas A Swift = アイデアのきっかけとなった空想小説"トム・スイフトの宇宙冒険"の作者の名前
E = Electrical = 電気の
R = Rifle = ライフル
直訳するとトーマス・A・スイフトの電気ライフル銃といったところでしょうか。
テーザー銃の歴史
テーザー銃は1960年代に米国のジャック・カバーによって開発されました。
彼は、警察が凶暴な相手へ対処する致命的でない方法を調査していました。そして、カバーが幼年期に読んだ事のある小説「トム・スイフトの宇宙冒険」に出てくる一種のスタンガンからからヒントを得て開発され、実用化されたのがテーザー銃です。
実際には、1976年に米国のロサンジェルス警察によって初めて使用されています。
テーザー銃の現在
現在、テーザー銃は米国の数百の警察、及びカナダBC州のほぼ全ての警察によって使用されています。
警察で運用されている中のM26モデルテーザー銃は、2本の針が約6.3m先まで到達します。到達した電極の針は、約5cmまでの衣服を突き抜けて体内に電流を流す事ができます。このモデルのテーザー銃は5万Vの電圧を使用し、26wの出力を持っています。攻撃の効果は瞬時に表れ、攻撃を受けた人は倒れてしましますが、数分で完全に回復します。
テーザー銃にはレーザーポインタ(赤色レーザーを使用した照準装置)が搭載されています。このレーザーポインタは照準目的もさることながら、相手に対して絶大の威嚇効果を発揮します。レーザー照準のビームを当てられた人は、自身がテーザー銃によって補足されている事を知ります。また、人はテーザー銃やスタンガンのような電撃攻撃を本能的に恐れます。そのため、テーザー銃を使用しなくとも目的を達するケースが数多く存在します。
テーザー銃やスタンガンによって攻撃を受けた人が、心臓発作や悪質な痙攣発作を起こすといった噂がありますが、それは事実ではありません。確かに5万Vという電圧を聞くと良い印象は持ちません。しかし人体に致命的なダメージを与えるのは電圧だけではなく電流値も関係します。このM26モデルのテーザー銃が、26Wという最大の能力で人体に適用されたとしても、電流は0.52mAしか流れません。このような微弱な電流では人体に致命的な影響を与える事はできません。テーザー銃によって人が感電死しない事はオタワ心臓研究所及び米国の無数の研究結果によって十分に確認されています。
テーザー銃で攻撃を受けた人体は、テーザー銃の電極針が当った部分に赤い火傷が残りますが、その跡は数日で回復します。なお、攻撃を受けた結果の転倒等による負傷は別の可能性として否定はできません。
テーザー銃には発射データの記録ユニットが搭載されています。従って、警官が使用した場合、使用した時刻などが記録され、その正当性の評価が必要なときに利用されます。
テーザー銃は犯罪者に対して使用される他、悪意のない精神錯乱者も負傷させる事無く安全に対処できる効果的な手段として広く使用されています。
後記 2008年5月21日
このページの内容は2004年7月9日に作成公開しました。文章及び内容はすべてKSPが制作したもので完全オリジナルです。テーザー銃に関する情報が少ないせいか、本ページは公開以来沢山のアクセスとリンクをいただいています。
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