電撃と人体(なぜスタンガンは効果的なのか)
スタンガンの電撃は人体にどのように作用し、なぜ効果的に相手を撃退できるのかを詳しく解説。
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スタンガン
スタンガンはアメリカやヨーロッパを始め、全世界で身を守るツールとして広く認知され、世界中に認められている護身用品です。スタンガンは世界中の警察を始めとする様々な機関で、銃に代る安全な対抗手段として広く運用されています。
暴漢に襲われそうになっている女性がスタンガンで危機を脱する。暴れる囚人や凶悪犯をスタンガンで制圧する。スタンガンにはそういったイメージがあります。国内においても護身用品といえばスタンガンを想像する方が大勢います。テレビや映画にもよく登場するスタンガンは、実際にもそのような用途に使用されています。(相手が気絶するな過剰な表現も見かけますが、スタンガンで気絶することは非常に希です。)
スタンガンという護身用品の特徴は、なんと言っても相手を動けなくさせるその能力です。
では、なぜスタンガンは攻撃者を動けなくするために効果的なのでしょうか。
相手に痛い思いをさせるため?
痛い思いをさせるだけであれば、わざわざスタンガンでなくても済みます。例えば針で刺してもいいでしょう。
しかし、相手は痛ければ逃げたり従ったりする単純な動物(例えば犬や象のような)ではなく人間です。人間は目的達成のためには痛みを我慢したり、リスクとメリットの計算をします。しかも、相手は攻撃してくる時点で常軌を逸している異常者です。果たして痛みを与えるだけで相手は退散してくれるでしょうか。考えればわかることです。人間を撃退するためには単純な痛みだけでは通用しません。
このページでは、スタンガンがなぜ暴漢や異常者の撃退に効果的なのかを解説します。
電流と人体の関係
スタンガンはその特徴的な高電圧と人体の安全性を考慮した微弱な電流で、相手に効果的かつ安全に攻撃を加える事ができます。
電気(特に電流)は、一般的に人体には有害と考えられています。事実、落雷を受けたり電線に触って感電してしまった場合、電流は人体に対して大きなダメージをもたらします。そのダメージは、まれに人体に対して後遺症を残し、時によっては致命傷となります。
しかし、実は微弱な電気は人体にとってなくてはならない必須元素でもあります。
人間の体は脳によってコントロールされています。例えばあなたが何かの動作を行う時、その動作を行うために筋肉を動かします。このメカニズムを具体的に説明すると、脳で何か動作をすると決定し、神経を通して動かすべき筋肉に指令を送ります。筋肉はその指令に従って収縮運動を行い目的の動作(例えば歩くなど)を達成します。この一連のメカニズムによって人は歩く、走る、持つなどの動作を行います。その脳と筋肉の間の伝達信号が「電気信号」なのです。
スタンガンの基本的な役割は、この電気信号による体内伝達を妨害することです。
- 電気には人体に害のない安全な限度がある。
- 人間の脳は微弱な電気信号を使用して体を動かしている。
- スタンガンは体内の電気信号を混乱させ一時的に動けなくさせる。
人体がスタンガンから受ける影響
スタンガンは相手の体内に微弱な電流を流し、相手に激しい痛みを与えるとともに体中の筋肉をこわばらせ、動けなくします。
あなたがスタンガンを相手に押し当ててトリガーを押している間、スタンガンは高電圧だが非常に微弱な電流(一般的に3〜4mA程度)のパルス波を相手の体内に通電します。このパルス波は非常に電圧が高いため、相手の衣類や皮膚を貫通し、体内にある神経や筋肉に達します。スタンガンの電気パルスは相手の神経に入り込み、本来脳から伝わってくる指令に混同するため、相手の筋肉は本来の指令がわからなくなり、動けなかったり勝手に動いてしまう、こわばってつっぱってしまう、といった体内運動能力の混乱を招くわけです。
人体には至る所に神経や筋肉があるため、あなたが攻撃者の体のどの部位に攻撃を加えるかは大きな問題ではありません。
スタンガンの与える電流は微弱なため、長期間にわたって通電しない限り相手に後遺症や肉体的ダメージを与えることはありません。しかし、あなたが相手から逃げ、とるべき対処を行う時間は十分に得ることができます。
- スタンガンが有効である理由。それは相手の神経コントロールを狂わせて、瞬時に動作不能にさせる点です。
- 瞬時に動けなくさせるこの効果こそが、他の護身用品と決定的に違う点です。
スタンガンのもう一つの大きな特徴
スタンガンの忘れることのできないもう一つの大きな特徴は凄まじい威嚇効果です。
スタンガンの空中放電(スパーク)の火花の大きさはすさまじく、スパークの光と音は遠くからでもはっきりと認識できます。その光と音には、人は本能的に恐怖を覚えます。なぜなら私たち人間は、生存本能として火花や感電に恐怖を感じるからです。
催涙スプレーや特殊警棒では暗い夜道では相手に見えません。相手に噴射する、相手を叩くといった行動を起こさない限り、相手が怖気づく可能性は低いと考えるべきです。
これに対し、スタンガンは相手との距離を保ちつつ「私は身を守る護身用品を持っている」という意思を明確に表示できます。事実、アメリカなどではスタンガンの恐ろしさが浸透しているせいもあり、スタンガンを持っていただけでレイプ事件が未遂に終る(相手が逃げる)といったことが日常的に起きています。
スタンガンを護身の為に役立たせるには、この威嚇効果についても十分に理解しておくことが大切です。
スタンガンを相手に見せスパークをすると、相手に対し絶大な威嚇効果を発揮します。この威嚇効果は他の防犯グッズにはない大きな特徴です。
スタンガンは効果的な護身用品
スタンガンを最大限効果的に使用して身を守るためには、スパークによる威嚇と相手への電撃を最大限に活用します。
威嚇だけで相手が退散しても良いし、威嚇だけで済まなければ相手に電撃を与え、相手が動けない隙に逃げることができます。
このような高い次元の威嚇と効果によって自分の身を確実に守ることができます。
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