間違いだらけ!スタンガンの威力の正しい判断方法
思い込みやわからない事が多いスタンガン選び
スタンガンの威力については、護身用品の世界では都市伝説のような怪しい情報が溢れています。
実際に護身用としてスタンガンを検討するときは、いろいろな情報に惑わされ、誰でも混乱するものと思います。
一般的なスタンガンへの疑問
- スタンガンは電圧が高ければ威力が強いの?
- 威力の強いものを選ぶ時はどうしたらいいの?
- 威力が強いと危険なの?
今回は、誤解や思い込みの多いスタンガンの威力について、専門店として正確に説明します。
スタンガンのスパークと感電ショック
スタンガンの効果には、相手に見せて威嚇する「スパーク」と、相手に当てて電気ショックを与える「感電」があります。(感電についてはスタンガンの効果をご覧ください)
(動画はプロも使用する本物の護身用スタンガン130万Vを試す店長の白石)
護身とは失敗の許されない一度きりの反撃です。
万が一の時に自分の身を守るための反撃は、徹底的な威力を持って、確実に行うべきです。
スタンガンを含め、護身用品には「初心者用だから弱めのものを」という理屈はまったく通用しません。
初心者や弱い人ほど、反撃は一度で確実に成功させる必要があり、威力の高いものが必要です。
威力が強過ぎると使用者も危険なのでは?という質問が多く寄せられますが、それは間違いです。
護身用品は可能な限り威力の強いものが良いという事を理解して下さい。
ユーザーを振り回す無知な販売店の極端なPR姿勢
2004年のKSP運営開始当時、スタンガンの性能を表す数値は電圧だけでした。
スタンガンには電圧しか表示がなく、ユーザーは電圧の情報しか得られませんでした。(現在でもこのようなスタンガンは市場にあふれていますが)
当時、スタンガンの威力の程度は電圧がすべてと思われていました。
人体にとって肝心な電流値が無視されていたのは大問題です。
KSPはスタンガンの電圧至上主義に危機感を感じ、電流値の重要性を訴えた最初の販売店です。
今でこそ「スタンガンは電圧が全てではない」という考え方が主流になっています。
私は電気関係の専門職で様々な電気回路の設計をしていましたので、電圧と電流の密接な関係を知っていましたが、従来の販売店ではそこまで理解できてなかったのは仕方ないと思います。
現在では様々な販売店が「スタンガンは電流値も重要」と説明しています。
電流値の重要性を訴えてきて、それが業界での常識となり、私としても嬉しく思います。(一部の販売店では「電流が全て」のような極端な説明も見受けられます。電気の基礎を理解していないのでしょう。過去の電圧至上主義といい、現在の電流至上主義といい、全く困ったものです。)
スタンガンの威力の目安は?
スタンガンにはその威力と性能を判断するための様々な仕様データがあります。
- 出力電圧
- 出力電流
- 出力周波数
- 消費電力
- 使用時の電池消耗のレベル(電池寿命)
- 待機時の電池消耗のレベル(自然放電での消耗)
スタンガンは電気回路の塊です。
上記以外にも沢山の電気的データは存在しますが、ユーザーとしてスタンガンの威力を判断し、性能を理解するためには、最低でもこれだけのデータが公開されていなければなりません。
業務用やプロも使うようなハイレベルなスタンガンであればなおさらです。
業務用の場合、逆に上記のような仕様がなければ採用の検討対象にならないばかりでなく、全く論外の(意味のわからない)スタンガンと判断されます。まあ当然ですよね。
この中で、スタンガンの威力を判断するために特に重要なのが電流と電圧です。
スタンガンの威力を判断できるのは、電圧だけでも電流だけでもありません。
スタンガンの威力=電圧(V)×電流(mA)
単純に考えるとこのようになりますので覚えておいて下さい。
スタンガンを選ぶ時は電圧だけでもなく、電流だけでもなく、トータルで見て下さい。
昔は「電圧が高ければ強力なんでしょ?」といった問合せが多かったのですが、最近では逆に「電流さえ多ければ強いんでしょ?」となっています。
スタンガンの威力は電圧と電流どちらも大事なのです。
- 同じ電流値であれば電圧の高いほうが威力が強いと判断してください。
- 電流値の仕様表記は本物のスタンガンとして最低限必須です。
電流値が高いと危険
電流値ははたしてどれくらいが安全なのでしょうか。
綿密に設計されたスタンガンは電流値も緻密にコントロールされています。
それは電流値こそが人体に致命的なダメージを与える可能性を持っているからです。
一般的に人体生命を守るための電流値限界は5mAです。
そのため当店のスタンガンは全て5mA以下に抑えてあります。
もし5mA超えると、万が一の時に最悪の結果を招く恐れがあります。
スタンガンを購入する時は電流値の確認は当然ですが、異常に高い数値でないかも確認が必要です。いくら正当防衛とはいえ、相手に後遺症を与えたり死亡させるわけにはいきません。
性能を異常に高くPRしているスタンガンを見かけたら、それは相手を殺しかねないとんでもないスタンガンか、誇大表示かのどちらかです。
最近の「電流至上主義」に十分にご注意下さい。
実際に店長が感電した動画
これは私が業務用スタンガン90万Vを脇腹に当てた時の動画です。(フジテレビで全国放送され、ダウンタウンからいじられて笑われていましたが、真剣な実験でした。)
この時はスタンガンを自分で持っていたので、電気ショックの直後にスタンガンをはなしてしまいました。
接触時間は0.5秒か、それ以下でしょう。それでもこれほどの威力を発揮するのが本物の護身用スタンガンなのです。
スタンガンの威力の判断は、身を守るために最も大切な要素です。
護身用品の業界は、なぜかすぐに偏った見方が主流になり、間違ったPRが溢れてしまいます。
本当に身を守りたい方は、冷静に判断し間違いのない本物の護身用スタンガンを選んで下さい。
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