催涙スプレー - B-603の補足説明書に基づく改造
2012/7/27 本体構造の改善にて解決済みのため本項の自主改造は終了しました
当店のB-603は全て改造済みです
キーリング付き催涙スプレーB-603は国内で安全に使用するために改造が必要です。KSPが販売するB-603は全て自主改造済みで安心です。
品質改善改造の目的と必要性
B-603はハードケースの中に小型催涙スプレーが入った構造になっています。
噴射の際はハードケースを持った状態で内部催涙スプレー本体の噴射ボタンを押しますが、ごく稀にボタンを押すと内部の催涙スプレー本体がずれてしまう事象が起きる事がわかりました。
これは周囲の気温の寒暖によって催涙スプレー本体(金属缶)とハードケース(プラスチック)が収縮し、ハードケース底部キャップによる催涙スプレー底部のホールドにゆるみが生じる事に起因する現象でした。この現象に対処するには催涙スプレー本体とケースキャップ内の接着固定作業が必要とわかりました。
この催涙スプレーはアメリカで生産され、北はアラスカから南はメキシコまで広い温度範囲で使用されるため、工場の見解としては手の打ちようがないとの結論で、本国アメリカでは購入したユーザーが各々自己の地域環境に見合った改善策を施すのが常識との回答でした。
しかし、日本国内向けに販売している以上、国内品質に高める必要があります。
そこでTMM社は万が一の噴射不良事故を回避するため2008年から国内向け製品に「補足改造説明書」の添付を開始しました。この図解入り説明書をもってしてユーザーへ注意喚起と改造を求めていますので本来の目的は達しており、TMMらしい責任感のある対処と言えます。またKSP以外のTMM製品を扱うTMM一般代理店のほとんどはそれで良しとしており、その判断に問題はないと言えるでしょう。
護身用品専門店としてのKSPの姿勢
補足説明をもとにユーザーに改造を促してはいますが、それでもユーザー様に手間をかけてしまう事は事実です。
KSPでは極力ユーザー様に手間を取らせず安心して使用して頂くため販売店自主責任としてB-603全品を改造の上出荷する事としました。
KSPが販売するB-603は全品「補足説明に基く改造済み」です
KSPが出荷するB-603は全品KSPによる自主改造済みなので安心してご利用ください。
改造済みのB-603のパッケージ裏面には、改造済みの証である「補足説明に基く改造済み」ラベルが貼付けられています。