スタンガンの内部残留電圧
スタンガンを空中でスパークさせた後は、内部回路に残留電圧が残るためアース操作が必要です。
スタンガンの放電(スパーク)
スタンガンのスパークは「パチン」というスパークの連続で実現されています。スタンガンのトリガボタンを押し続けると「パチパチパチパチ・・・」とスパークが連続して起こります。
このスパークはスタンガンの内部回路に電圧をチャージし満タンになったら放電(スパーク)という動作を高速で繰り返しているとイメージして下さい。
この動作はトリガボタンを押している間は連続して起こります。
スパークをやめた時、内部に残留電圧が残ります
スタンガンのスパークは先に述べた通り
内部回路へのチャージ → 放電(スパーク)
を高速で繰り返しています。
そしてボタンを離すと放電をやめるのですが、そのボタンを離した瞬間にどれだけ内部へのチャージが進んでいるのかはボタンを離すタイミング次第ということになります。
チャージを開始した直後にボタンを離すとチャージ量はごくわずかの状態でしが、チャージがほぼ完了に近い放電直前のタイミングでボタンを離すと内部回路には大きなチャージ量が残ります。
実際にチャージから放電までは0.1以下のわずかな時間ですから、ボタンを離してどれくらいチャージが残るかはその時次第ととらえて下さい。
内部にチャージされたまま残った残留電圧
ボタンを離すタイミングによって内部に残るチャージ電圧量は様々ですが、この残留電圧を逃がしてあげないと内部に残ったままになります。
内部にチャージされたままだと先端の電極に何かが触れると放電してしまう可能性があります。
万が一放電したとしても、この放電はチャージされた電圧分だけなのでほんの一瞬の事で威力もさほどありません。感覚的には静電気でパチッとくる感電の強い感じです。
残留電圧を逃がす
スパーク後、スタンガン内部に残った電圧は先端電極を空き缶などの金属に接触させて放電させて下さい。
一度放電させるとチャージ量は空になり、触れても安全です。
特に空中スパーク後はチャージ電圧が残りますので必ず放電させるように徹底して下さい。
残留電圧を逃がさないと
スパーク後、スタンガン内部に電圧が残ったままの状態では触れると一瞬ですが感電してしまう可能性があります。倒れてしまうほど強力な感電ではありませんが決して心地良いものではありません。
また、チャージ電圧の量によっては放置していても何かのきっかけで1回だけ「パチン」とスパークする現象も起きます。
お客様からのお問合せでよく頂く
・触ってないのにスパークが出たけど故障ですか?
・なにげなく電極に触ったら感電した。故障ですか?
といった質問の多くはスタンガンの内部に残留したチャージ電圧が原因によるもので、残留電圧を放電させる習慣を身に付ける事で解決しています。
チャージ電圧が大きいという価値
スタンガンのチャージ電圧は構造上必要な電圧であり、その結果としてタイミングや使い方によっては誤感電や誤放電が起こるという説明をしましたが、このチャージ量を製品性能の価値として見る事もできます。
スタンガンの性能は電圧と電流によって決まりますが、その電流を決定するのがチャージできる容量です。
TMM社のスタンガンはおしなべてチャージ量が多く、スパーク後はかならずチャージを逃がしてあげないと感電しますが、他社のスタンガンは実はそうでもありません。他社のスタンガンは放電後にチャージを逃がすために金属に触れさせても目に見えて火花が起こることはほとんどありません。逆にTMMスタンガンはほぼ必ず「バチン」と大きなスパークをともなって放電します。
この差からみてもあきらかな通りTMMスタンガンは
チャージ量が大きい=強力である
という価値を実証しているのです。
TMMスタンガンは特に、スパーク後は必ず残留電圧を逃がして下さい。そうしないと感電や誤放電の原因になります。しかしこの事を「危険だ」とか「面倒だ」とは思わないで下さい。これこそが一級のスタンガンである証なのです。
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